比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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忘れられた農具・・・天秤ばかり・・・ヘビー級

2010-09-05 | 骨董・民具・ヴィンテージ
天秤(竿ばかり、棹ばかり、棒ばかり)・・・ヘビー級です。

たぶん農家で穀物なんかを量ったのでしょう。
こういう大型秤は支点になるところが紐になっていて棒を挿して両側から担いで量ります。米俵60kg・・・16貫目、繭フクロ、炭俵、穀物などの重量を量ったのでしょう。


鈎になったところに品物ををを吊り下げます。支点が二ヵ所(重量によって変える)。変えたとき鈎はクルッと位置が変わります。支点には紐がついていてこれに棒を差して両側から人が担ぎます。棒に重量目盛りが埋め込まれていて分銅の紐を差込み移動させて水平になったところで重量が決まります。
棒を担ぐ人2人、分銅を見る人1人、荷物の鈎のほうに1人、計4人の作業です。

古代ローマの時代からの度量衡器だそうです。日本には中国から室町時代に伝来。江戸時代にに盛んに用いられ、昭和20年代までは使われていたようです。 

フライ級の天秤ばかり→こちらクリック





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