比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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秩父鉄道・三峰口駅の風景①

2011-07-28 | 鉄道と駅 SLの風景
秩鉄SL・・・パレオエクスプレスを追いかけてとうとう終点の三峰口駅まで来ました。

木造・寄せ棟・瓦葺・一階の本屋。切妻屋根をつけた玄関。手発行の発券窓口、鋏を入れる改札口、木製ベンチの待合室。公衆電話、郵便ポスト。終着駅は始発駅。演歌の雰囲気がいっぱい。
どこかで故郷の香り」のする駅の風景です。

関東の駅百選認定駅・・・だそうです。認定の看板がイイですね。金ピカで御朱印まであります。
開業1930年。秩父鉄道秩父本線、羽生駅から三峰口駅まで全長71.7km、事実上のターミナルの熊谷から56.8km。
1日の乗客数263人(降客含まず、2009年調べ)

名前のとおり秩父三峯神社への玄関口。三峯神社へはこの駅からロープウエイ「大輪駅~三峯山頂駅」に連絡していました。1939年開業のロープウエイは残念ながら2007年老朽化のため廃止。1966年開通の三峯観光道路を路線バスが運行しています。
秩父三峯神社のほか秩父湖、中津川渓谷、両神山・・・など観光地への路線バスのターミナルです。

ホームは本屋側と島式で3線、ほかに操車用の留置線が何本もあります。1日の乗客が263人にしては大きな駅です。

もう構内にはエクスプレスが入っています。追っかけていきます。

蛇足》かつてこの駅の引込み線の奥に日本窒素鉱業(現ニッチツ)の貯鉱所・貨車積込み用のホッパーがありました。両神山の西、八丁峠の近く、中津川の支流の小倉沢に鉄、銅、珪砂、石灰岩などの採鉱をして八丁峠、坂本、小鹿野、両神山の東を抜けて三峰口までロープウエイで搬送していたそうです(1940~1975年)。現在は非鉄鉱石(珪砂、結晶石灰岩など)だけを採鉱しているようですが搬送方法がかわりロープウエイ、ホッパーの残像も見られませ。ちなみに小倉沢の採鉱所は最盛期3000人、小・中学校もありました(この話はクドクドと長くなるので省略)。


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