比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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上州嬬恋村・・・高原野菜のパッチワーク

2011-10-23 | 道をゆく 関東
9月19日、もう一ヶ月前の見聞録です。信州塩田平から長野・群馬境の地蔵峠を越えて上州嬬恋村(つまこいむら)に。鹿沢高原から県道94号線を下りていくと田代という集落で国道144号線(大笹街道)に。

高原野菜のパッチワークの村です。
田代の三叉路には高原野菜の発送基地があり大型トラックが全国に向けて発車していきます。

背景の山は菅平高原・・・四阿山(あずまやま2354m)です。

嬬恋村・・・いい名前です。大和王朝の英雄ヤマトタケルノミコトが東征を終わり鳥居峠(当時の碓日峠)を越えるとき、海の神の怒りを鎮めるため海に身を投じた愛妻オトタチバナヒメを恋しがりああわが妻よと嘆き悲しんだという伝説から明治の大合併のとき村名にしたといいます。もちろん作りばなしでしょうが・・・ロマンだなあ
《蛇足》大笹街道・・・この近くに大笹という関所がありました。それで信州のからは大笹街道、上州からは信州須坂の仁礼に至る道なので仁礼街道といったようです。北信濃から江戸に向かう道は北国街道から中山道への道です。大笹街道のような道は脇街道(バイパス)といいました。江戸時代、北信濃は菜種油(照明用)の大産地。この物流メイン道路としてたいへん賑わったといいます。当時の物流の輸送方法は馬か牛の背ですから馬方や牛方にとって煩わしい関所や宿問屋の少ない道のほうが効率的だったわけです。


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