山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」が映画化になったとのこと。私は若い頃何も知らずに労組の結成に参加しました。「小林多喜二知っているか!共産党だぞ」と会社の労務から脅され、というより、そのときはじめて小林多喜二という名前を知ったのですが、そんな、ノンポリでした。
日本航空と思われる、企業の想像を絶する労組委員長へのいやがらせ攻撃は、私の経験をも超えるすさまじさです。
恩地元のモデルとなった、小倉寛太郎氏は著書「自然に生きて」の中で、組合分裂攻撃や差別の中で、氏を支えてのは、組合員だったと述べています。「羽田や成田で嘆き悲しむ人たちは、私がも最も嘆き悲しませたくない人たちだ。「これはやっぱりやめられない」と考えたのです」と述べています。
私は、こうした組合の何人かを知っています。今も、こうした人たちの生き方を尊敬しています。
仲間を裏切らない。地位や立場、表面的なもので、人を判断しない、その人そのものの生き方から学ぶことを、最近、私が痛切に感じていることです。