JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

日本共産党のゆるがない立場の根本にあるもの「古典教室1」不破哲三氏

2013年09月16日 | Weblog


私の問題意識のひとつに、「全体的・発展的・変革の立場」で考えること、「日本の歴史的発展の具体的な流れと日本人の特質とはなにか」というものがあります。
 最初は、司馬遼太郎氏の日本人論を何冊か読みましたが、とても、耐えられるものではありませんでした。
 加藤周一氏の書籍に出会い、日本人論はじめ多くの大変視野が広がりました。
 不破哲三さんは、私の問題意識に真正面から応えてくれている方です。

第一に歴史のなかで読む
「古典を読む場合、マルクス、エンゲルスを歴史のなかで読む」という視点、マルクス・エンゲルス自身の理論的発展と共に、その社会の歴史的背景の中で読むということでしょうか。
第二に、日本社会の具体化として
日本社会の歴史的事実を取り上げて解明していることです。

 すでに、不破哲三さんは「エンゲルスの家族私有財産及び国家の起源」の解説本で、かなり全面的な日本歴史を取り上げておられました。
 今回の「古典教室」は、随所に日本の歴史と現実と未来の方向を取り上げて、生きた、変革の立場で身に迫る形で読むことができます。

ブラック企業の歴史的背景
 
「賃金、価格および利潤」(マルクス)は、当時の労働組合運動に対する、賃上げ闘争否定論への反論として、講演されたものですが、マルクスのすごいのは、単なる反論ではなく、そもそも利潤とはなにか、資本主義の仕組み、賃上げ闘争の歴史的役割まで簡潔に解明しているところがすごい。
 不破哲三さんは、されに、日本の労働条件がアメリカ占領化での「民主化」と労働運動弾圧の中で、勝ち取るのではなく、与えられたという歴史的条件の中で、世界的にも「ルールなき資本主義」になっていることなど、「ブラック企業」化の背景まで理解できます。
 日本共産党の政策が以下に深いところから打ち出されているかが、わかります。

史的唯物論の真価「経済学批判・助言」(マルクス)
 日本共産党の政策の根本にあるのは、①世界観(弁証法的唯物論・史的唯物論)②経済学③未来社会論④革命論がありますが、これは、世界観の家の史的唯物論の部分にあたります。
 基本は、①社会の土台は人間の経済生活にある(これは、唯物論の立場にたった歴史観)②経済関係の段階的な発展が歴史の時代を区分する。③社会を動かす主役は階級である。といことになります。
 そして、「人間の社会的存在がその意識を決定する」ということと、社会革命の時代には「社会革命の決着をつけるのは上部構造での闘争だ」とう、革命論の役割ということになります。
 この中で、日本の奴隷制は、ギリシャのようなものではなく「まるごと奴隷制」だったとのべ。また、ギリシャ・ローマ的な奴隷政の以前には「まるごと奴隷制」があり、日本は例外ではなかったこと、典型的な封建制度として、存在したなど、興味深い解明もあります。
 

藤原紀香さんが、「秘密保護法案」に「なんて恐ろしいことになる」と勇気ある発言

2013年09月16日 | Weblog
藤原紀香さんが、「秘密保護法」のパブリックコメント明日までについて「真実をネットなどに書いた人は罰せられっしまう・・・・なんておそろしいことになる可能性も考えられるというので、とても不安です」と公式ブログで、勇気ある発言をしています。

睦沢町で講演された、本島勲さん(岩盤地下水工学)電力中央研究所の元主任研究員

2013年09月16日 | Weblog
睦沢町でも、講演して頂いた。もと電力中央研究所主任研究員の本島勲さん(岩盤地下水工学)が、汚染水問題で、「汚染が外洋に直接放出されてしまうおそれがあります。海底で地下水の湧水を直接しらべる必要があると思う」と語っています。
 元島さんに以前伺ったとき、岩盤への貯蔵などの研究をされていたと聞きましたが、睦沢町での講演でも岩盤の状況と危険性について話されていました。