JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

町民の

2013年09月17日 | Weblog
睦沢町は、今年町制三十周年で、いろんな行事が予定されていますが、私は、一般質問の冒頭に、住民が合併を跳ね返して、迎えた三十周年とい意義づけを述べました。
「 この9月から12月にかけて、町制施行三十周年の記念行事が開催されます。これは、合併しないと財政破綻するという宣伝の中で、この町の自治と伝統・文化をまもり発展させようという住民の世論が生み出した、睦沢町の自立の三十周年で有り、住民と共に進めていく町政の大切さを表していると思います。
 わたしは、こうした町民の思いと力を信じて、安全・くらし・子育てを破壊しようとする政治から、住民とともに守る自治体の役割をはたすべきだとうい主旨で質問いたします。」
 2003年合併の動きが本格化する中で、日本共産党長生郡市議員団として、出したチラシです。推進派は「合併しないと小さな町は財政が破たんする」と脅かしたのですが、当時の推計だととっくに睦沢町は大赤字のはずですが、正常な財政状況です。


日本社会の着実な発展と中国社会の根本問題も知る

2013年09月17日 | Weblog



不破哲三さんんの、「古典教室1」の「経済批判・序言」の部分で、「世界では、その国が、典型的な原始共産主義社会、典型的な奴隷政社会、典型的な封建主義的社会、典型的な資本主義社会、これらをすべて全部経験してきたという国はあまりないのです。」と書いています。
 一つには、マルクスがアジア的と述べた生産様式、不破哲三さんは「まるごと奴隷制社会」と述べている段階が世界の多くに見られたこと。
 マルクスがヨーロッパの中世を見るようだと述べた江戸時代。
資本主義の利潤第一主義を極限にまで押し広げようとする、現代資本主義社会など、史的唯物論の見通しを忠実に証明しているのが日本社会なのかもしれません。そして、着実に新たな社会主義・共産主義へ国民自身が選択していくと思います。
 この面では、中国やベトナムは本格的な資本主義時代を経験しないで、「社会主義をめざす」道を選択したこと。物質的な基礎が途上国の段階にあることの複雑さが表面化していると言えます。
 以前読んだ「唯物論と弁証法」足立正恒著を読み返していたらマルクスの弁証法の根本的特徴について「現存するののの肯定的理解のうちに、同時にまた、その否定、その必然的没落の理解を含み、どの生成した形態おも運動の流れのなかで、したがって、またその経過的な側面からとらえ、なにもによっても威圧されることなく、その本質上批判的であり、革命的である。」(マルクス『資本論』あと書き)が紹介されていました。
 現存するものを日本資本主義社会ととらえれば、日本共産党が、将来の社会主義共産主義社会を資本主義社会の価値あるすべてのものを継承・発展させるという深い根本的姿勢としてよくわかりました。