Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

晴れたら外へ  久しぶりの車中泊

2023年07月18日 09時51分23秒 | 出歩記


久しぶりの車中泊。16、17両日佐世保市や西海市といった長崎県北部へ。
まずは佐世保市北部の吉井町にある五蔵池へ直行した。
福岡市からおよそ120㌔。
いつものように一般道を走って3時間強かかった。
池といっても普段はただの草っ原で、大雨が降った時だけしか姿を現さない
まさに幻の池なのだ。

先週はこの地方もよく降った。
姿を見せているに違いない。誘われるように車を走らせた。
確かに池になっていた。
う~ん、でも何か物足りない。もう少し水が溜まっていてほしかった。
次に期待しよう。


ここから向かうのは佐世保市を南下し西海橋から西海市大島町へ。
ここは大島造船所の巨大なクレーンが象徴する、まさに〝造船の町〟。


この島で一番高い百合岳公園展望台から遠く五島方面を眺める。
逆光のまぶしさに目がくらむ。
造船所を背に夕陽が沈んでいく。

岸壁の親子がシルエットになっている。

車中泊は「道の駅さいかい」で。
夏場の車中泊は共に後期高齢者の夫婦にはいささかきつい。
何せ暑い。そのため扇風機を用意していたのだが、
忘れてくるという大失態。エンジンをかけ冷房の風で、
あるいはドアを少しだけ開け、涼しい自然の風で何とかしのぎ切った。

近くの漁港も夜が明けていく。
そのまま西海橋へ。
昇っていく朝日に西海橋が照らされている。
大村湾と外海を結ぶ橋の下の伊ノ浦瀬戸は日本三大急潮のうず潮で有名だ。
桜の季節が見頃となる。はらはらと散った花びらが渦に巻かれる。
以前は向こう側の橋が一本だけだったが、現在は手前に新西海橋がある。

さて、最後は長崎市方面へさらに南下し、西海市西彼町にある長崎バイオパークだ。
ここはハウステンボスの創業者・神近義邦氏が最初に手掛けた事業で、
経営主体は変わっているものの今なお盛況を続けている。
もちろん、小さな子の手を引いた家族連れで賑わっている。
童心に帰って動物たちと触れ合ってみよう。
ママの背に乗っかって離れない。クロキツネザルの親子が愛らしい。
暑い日だった。カピバラも日陰で一休み。
キリン君も立ったまま目を閉じ、じっと動かない。
お昼寝中だろうか。
ママカンガルーのお腹の中から、ベビーが顔をのぞかせる。
上にオーム、下にコウモリが仲良く休憩中。

動物たちの可愛さ。それにも増して動物と触れ合う子供たちの無邪気さ。
そんな子供たちの姿にも癒されて、帰路についた。
2日間の走行距離は約350㌔。お疲れ様。



呑山観音寺を往く

2023年07月03日 06時00分00秒 | 出歩記


福岡県篠栗町の鉾立山麓に呑山観音寺がある。
高野山真言宗別格本山で篠栗88カ所霊場の第16番札所になっている。
同寺は、春は桜、シャクナゲ、コブシ、秋は紅葉、冬は雪景色、
そして初夏の今は、アジサイと深緑と
四季折々さまざまな景観が楽しめる所である。



梅雨の晴れ間となった2日、今が盛りとの情報に誘われアジサイを見に行った。
なるほど、境内のあちこちに色とりどりのアジサイが咲いている。



鐘楼堂へ向かう道沿い、あるいは鐘楼堂に上る石段沿いにアジサイが整列している



天王堂参道の緑がきれいだ。秋は紅葉に染まることだろう
        
           木も根元も苔むしている


             本堂の大飛殿

神社やお寺に参ると、やはり厳かな気持ちになる。
特に、何をお願いするでもないが神妙に手を合わせた。



菖蒲の初刈り神事

2023年06月01日 09時26分01秒 | 出歩記


神社から西向きの玄界灘に向かって一直線に伸びる夕陽が
参道を黄金色に輝かせる、あの〝光の道〟で有名な
福岡県福津市の宮地嶽神社は、江戸菖蒲の名所としても知られる。
1965年に東京・明治神宮から分けられた300株を育て、
今では約100種、10万株にまでなっているという。
その菖蒲が見頃となった5月31日、それを刈り取り
神前に供える初刈り神事が行われた。





菖蒲は神聖な花とされ、雨上がりの拝殿前に並べられた
ポットから神職が鎌で刈り取り、それを祭壇に供え、
また手にした巫女が舞を奉納するのだ。
同神社は11日まで「菖蒲まつり」を開いているが、
最盛期は4日頃になりそうだという。


          奥の院には菖蒲の花畑がきれいだ


           アジサイも美しさを競っている


          神社で飼われているフクロウ君が睨んでいる




晴れたら外へ

2023年05月15日 09時00分47秒 | 出歩記


久しぶりに糸島半島へ。
前日の雨はすっかり上がり、暑いくらいの青空に。
夫婦岩で名の知れた二見浦近く。
青い空高くへ舞い上がった少年が歓声を上げていた。


同じ糸島半島の志摩野北の海沿いには二階建てのロンドンバス。
廃車がカフェに変身し、若い人たち、家族連れの人気スポットに。



他に廃車となったスクールバスを利用した古着屋さんも。


さて、釣果はどうだろう? 近くの海岸で釣りを楽しむ人もいる。


所変わって日本経済大学のイングリッシュ・ガーデン。
白鳥のヒナは、孵化して1カ月ほどとなり、すっかり大きくなった。
母鳥のそばを離れ、自由に泳ぎ回っている。
巣に上がって温まると、亀さんがいた。
「良いお天気で」あいさつを交わし、しばしの休憩。




サヨナラ勝ち

2023年04月12日 09時45分57秒 | 出歩記


6階の病室から見下ろせば、妻と一緒に見舞いに来た孫娘が、
こちらを見上げ手を振りながら帰っていく。
すぐ側にあるPay Payドームには多くの人が集まっている。
ソフトバンクホークスのオープン戦らしい。
ドームに隣接して建つ高層ホテル越しに博多湾が見える。
青空が穏やかな海面に映えている。

今夜は逆にドームの方から病院を眺めている。
あそこには、これまで9度も入院した。
近いところでは3月11日から21日まで入っていた。
その病院をこうやって眺めるのは不思議な気がする。

                         

さて、今夜は日本ハム相手の試合を観戦だ。
久しぶりのドームである。
バックネット裏の、前から2列目の絶好の席である。
ここからだと選手の様子がよく見える。
ごひいきは柳田選手だが、まだ調子が上がっていない。
豪快な本塁打を期待したいところだ。

隣の若い女性は鳴り物を手ににぎやかだ。
ネット裏は、外野席の応援団のようにはけたたましくはないが、
この女性は外野席の応援団と調子を合わせ声援するから、
すごく賑やかだ。おかげで、こちらのテンションも上がる。
試合はホークスが常にリードする展開だったが、
日ハムもしぶとく食らいつき、ついに延長戦へ。
そして、10回無死満塁のチャンスをつかみ、
栗原の犠牲フライでサヨナラ勝ちした。

実はサヨナラ勝ちした時は、帰りのバスの中だった。
バスの時間が気になり、同点だった8回終了時にドームを出ていたのだ。
サヨナラ勝ちのシーンを見損なったのは残念だったが、
久しぶりの野球観戦に元気をもらい、
隣の病院がもう御用済みであればと願った。