久しぶりの車中泊。16、17両日佐世保市や西海市といった長崎県北部へ。
まずは佐世保市北部の吉井町にある五蔵池へ直行した。
福岡市からおよそ120㌔。
いつものように一般道を走って3時間強かかった。
池といっても普段はただの草っ原で、大雨が降った時だけしか姿を現さない
まさに幻の池なのだ。
先週はこの地方もよく降った。
姿を見せているに違いない。誘われるように車を走らせた。
確かに池になっていた。
う~ん、でも何か物足りない。もう少し水が溜まっていてほしかった。
次に期待しよう。
ここから向かうのは佐世保市を南下し西海橋から西海市大島町へ。
ここは大島造船所の巨大なクレーンが象徴する、まさに〝造船の町〟。
この島で一番高い百合岳公園展望台から遠く五島方面を眺める。
逆光のまぶしさに目がくらむ。
造船所を背に夕陽が沈んでいく。
岸壁の親子がシルエットになっている。
車中泊は「道の駅さいかい」で。
夏場の車中泊は共に後期高齢者の夫婦にはいささかきつい。
何せ暑い。そのため扇風機を用意していたのだが、
忘れてくるという大失態。エンジンをかけ冷房の風で、
あるいはドアを少しだけ開け、涼しい自然の風で何とかしのぎ切った。
近くの漁港も夜が明けていく。
そのまま西海橋へ。
昇っていく朝日に西海橋が照らされている。
大村湾と外海を結ぶ橋の下の伊ノ浦瀬戸は日本三大急潮のうず潮で有名だ。
桜の季節が見頃となる。はらはらと散った花びらが渦に巻かれる。
以前は向こう側の橋が一本だけだったが、現在は手前に新西海橋がある。
さて、最後は長崎市方面へさらに南下し、西海市西彼町にある長崎バイオパークだ。
ここはハウステンボスの創業者・神近義邦氏が最初に手掛けた事業で、
経営主体は変わっているものの今なお盛況を続けている。
もちろん、小さな子の手を引いた家族連れで賑わっている。
童心に帰って動物たちと触れ合ってみよう。
ママの背に乗っかって離れない。クロキツネザルの親子が愛らしい。
暑い日だった。カピバラも日陰で一休み。
キリン君も立ったまま目を閉じ、じっと動かない。
お昼寝中だろうか。
ママカンガルーのお腹の中から、ベビーが顔をのぞかせる。
上にオーム、下にコウモリが仲良く休憩中。
動物たちの可愛さ。それにも増して動物と触れ合う子供たちの無邪気さ。
そんな子供たちの姿にも癒されて、帰路についた。
2日間の走行距離は約350㌔。お疲れ様。