小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ヒヤリングから透けて見える地方都市の現実:

2014年08月05日 | 社会戯評
ヒヤリングから透けて見える地方都市の現実:
子育て・教育、健康・福祉の分科会での審議会ヒヤリングを通して、現状の様々な地方都市の現実が課題として、透けて見えてきた。共通して見えてくるものは、少子高齢化と弱者救済の視点で有り、それは、子育て、教育、生涯学習、人権意識、地域医療体制、健康・保険事業、高齢者福祉・自立支援活動、福祉環境整備の各分野で、それぞれの課題があぶり出せれてきて、浮き彫りになってくる。それにしても、限られた財政予算の中で、如何に知恵を絞り、如何に、ビッグ・データを解析し、これを具体的な政策に落として、行動を起こし、評価し、対応策を探り出すという循環でしかない。それにしても、深刻な学力低下とか、不登校児童数の増加やワーストの原因を究明することは、地方都市自体の将来をも左右しかねない事実である。そこからは、教員の質の問題や待遇改善、低所得層や片親家庭の貧困とも関連して、具体的な底上げをしないと、都市自体が、地盤沈下してゆきかねない。子育ても、少子化も、医師不足も、地域医療体制の構築も、介護支援体制、健康作りも、光栄福祉環境も、どこか、共通する地下水脈のようなものが、あぶり出されてくるし、それは、まさに、日本という国自体が有する問題と重なってくることは間違いないであろう。それにしても、最近、問題になっている各部署を跨がった連携、例えば、乳幼児検診の情報が、自動虐待や、教育委員会や児童相談所とも、密接に連携しなければならないし、ひいては、社会的な弱者への対策として、有機的な多機能な部署の対応が、今日、求められていることは、言を俟たないであろう。アンケートなども、最近では、その結果をHPに公開されていたり、ビッグ・データの情報公開や、更には進んで、付加価値をつけて販売する位があっても良いのかも知れない。それにしても、恐ろしいほど、現実の課題が、浮き彫りにされているのには、驚かざるを得ない。もはや、待ったなしである。