小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

デング熱やペット経由でのマダニ:

2014年08月29日 | 社会戯評
デング熱やペット経由でのマダニ:
西アフリカのエボラ出血熱などは、未だ、映画の「アウトブレイク」のような何とはなしに、朧気ながら、注意は必要であると思うものの、まだ、正直言って、身近な現実味がないところが実感であろう。しかしながら、国内での海外渡航経験の無い10代の若い女性が、デング熱ウィルスを有するヒトスジまだら蚊に刺された結果、デング熱に罹患したというニュースは、穏やかではない。(戦後間もない頃の反法からの復員兵を媒介にした観戦の脅威によるもの以来らしい)しかも、都心の代々木公園で刺されたということらしい。知り合いの取引先のまだ、若い人が、海外勤務先で、デング熱に罹り、今度、再び、蚊に刺されて再発でもしたら、命取りになるゾと、医者から念を押されていたことを想い起こす。うかうか、蚊に刺されるのも、これからは、考えものである。そんなことを思っていたら、今度は、例のマダニに噛まれる被害が、何と、人里に出没してくる猪などを媒介にして、人里やそこで飼われているペットの犬に、感染していたそうで、必ずしも、すべてのマダニが、ウィルス感染しているとは限らないものの、確かに、有効なワクチンのないウィルスに感染したマダニの汚染拡大も、今や、都市部にも蔓延しつつあるそうである。里山に出没するシカや狸や狐・兎なども、よくよく考えれば、既に、媒介しているのであろう。そう言えば、我が愛犬も、夏場の暑いときなどは、散歩などでもダニがくっついてきたことが良くあったが、今思えば、マダニだったのかも知れない。それにしても、エボラ出血熱ではないが、感染症に対するきちんとした正確な知識を持ち合わせていないと、有効なワクチンのないこうした感染症に対して、自分の身を守る術はない。いやはや、全く、ウカウカしていられない時代になったものである。用心に越したことはない。