This is the football !長野市で活動していた吉田サッカークラブです。

活動期間1997年4月~2021年3月です。活動時はチーム公式ブログ、休止後はサッカー関係の随想をつづっています。

この街のノイズに乾杯!

2011年07月28日 | サッカー
もう回想録になってしまいますが、リーグ戦最終節の1日を書いておかねば。


この日僕は所用で試合に参加できなかったのですが、朝、集合時間には備品を持って顔を出しました。

昨年の最終節では、降格が決定していたチームに勝てなかった。
今年も降格崖っぷちのチームが相手でしかも同じ北信のチーム。

ひとこと言うつもりでしたが、集合時間に集まったみんなの顔を見てやめました。

朝一の集合でしたが、全員楽しそうにわくわくして、それでいて気力のみなぎった引き締まった顔をしていたからです。
今日一日精一杯がんばろうという気が満ちていました。

出席者も大勢で19人。
試合出場を掛けて静かなライバル意識も感じられます。

これなら大丈夫。
きっと勝つ。
安心して新幹線に乗りました。


そして、自分の試験開始直前に監督からメールが。
吉田SC勝利のメールです。
よしっ!


今期最終成績は5勝1分3敗 得点23 失点14 第4位 となりました。
順位こそ昨季より一つ下がりましたが、勝ち星は一つ増えました。

それよりなにより今期はチームにとってより実りの多いシーズンだったと思います。
まだまだ未熟な部分はたくさんありますが、一つ階段を上がった気がします。

県リーグ1部を戦っている吉田SCをイメージできるようになったというか...。

まずは1部チームと対戦するカップ戦で腕試しです。


夜はリーグ戦の打ち上げです。
夏の定番ビアガーデン!


総監督からのお言葉
こうして、無名・有名校なんか関係なく、いろんな所でサッカーしてきたたくさんの若者が、同じチームで楽しくサッカーして酒を飲んでいるのを見ていると、これでいいじゃない!これがいいじゃない!って思うよね。

その他拾ったつぶやきから

負けたからって、最後に相手チームとも審判とも握手しないで帰っていくチームあるよね。
シャツを出してたり、ソックス下げてたり。
そういうのが自分のチームにいたらキャプテンとして怒れるか?チームメイトとしてお互いに注意できるか?
そういう事が大事。

泥臭く体力気力の限界までがんばるぐっちゃん。
本人曰く小学校以来の得点を決めた。
やっぱりサッカーの神様は見ている。


チームのためを考えて、行動できる人が増えないとチームは強くなりません。

吉田SCは試合の勝ち負けが目的ではなく、結果です。
それは北信3部リーグで戦っていたときから変わりませんし、今後もそうです。

”サッカーをプレーする喜びを全員で分かち合うこと”


何のために社会人チームでサッカーするのか?
自分はチームの中で何ができるのか?
何をやらなければならないのか?

こういう事を自分に問いかけながらこれからも楽しくサッカー続けたいです。

土用丑の日

2011年07月19日 | サッカー
なでしこジャパンが世界一になった日。

サッカー関係ブログなので踏み込んで書かなければいけないと思うのですが、正直テーマが大きすぎて、また、何を書いても陳腐な文章になると思うので多くは書きません。

・あまりにストーリーが出来すぎている。

・好きだからサッカーをするんだし、苦労を苦労と思わない。
・好きな事を自分が続けるために、たくさんの人達のサポートがあるんだ。
といった競技に対する愛情と、周りの人達に対して謙虚な気持ちを持ち続けている人は強いな。

というわけで、月祝に出掛ける予定でしたので、実はライブで見ていません。PKから見た非サッカー人です。


子供達二人とも部活が終わり、僕たち親も特に予定がなかったので久しぶりに家族で出掛ける事にしました。

目的はうなぎ、諏訪湖まで行きました。

鰻といえば、行列、待ちですね。
今日はそれが目的だから、みんなで待つんだぞと確認して出発です。

googleで場所は調べていきました(我が家の車にはナビがありませんので)が、店が住宅地の中にあるようで、目印になる建物、交差点がわかりませんでした。

そこは僕の驚異の方向感覚で接近し、後はみんなの鼻で見つけました。
風下に出て良かった。


店の外に12,3人、4グループ位の待ちでした。
これならそんなに待たないな。
幸い天気も曇り。
おしゃべりしながら待ちました。
待つ事40分で入店です。
偶然にも座敷の一番奥、こじんまりした庭を観賞できる席に座れました。

いやー、いいね。
落ち着くね。

外にいる間に注文していたのでそこからは10分。
待ちに待ったうな重がやってきました!

甘くてやわらかい蒲焼きとおいしいご飯に、遠くまで来た甲斐があったとみんなで大喜びです。


お腹がふくれた後は片倉館で温泉に入り、間欠泉などを見物して、おみやげに工場直売の味噌を買って帰路につきました。
本当は地酒も買いたかったんですが機を逸してしまい、帰ってから長野の酒屋で買いました。
やっぱ最後はそれで締めないと。


とても久々にのんびりとした休日でした。


子供達はもう次の競技が始まってます。
短いようで長い春までがんばって、望んだ未来をつかみ取って欲しいです。

”今の積み重ねが、未来につながる”~楢崎正剛~

見届けた!

2011年07月19日 | サッカー
娘たちのバスケットボール。
長野県ベスト8で終わりました。

最高気温34度を記録した土曜日。
体育館の中も酷暑でした。

1試合目のラウンド16。
2ピリオド終わって9点のリードでしたが、そこから相手の猛追で4ピリオド残り2分で逆に6点差を付けられました。
しかし相手もその代償は大きく、3人の退場者を出しました。
連携不足にも助けられ、辛くも終了間際に追いつき延長戦に突入。
延長戦でも、さらに1人退場者を出しながらも驚異の粘りの前に、残り1分を切って1点のビハインド。

もうだめか。

しかしそこで起死回生のドライブが決まり残り30秒で逆転。
再逆転を狙った相手のロングパスがラインを割って、かろうじて競り勝ちました。


2試合目は準々決勝。
勝てば魚津の寿司が近付きます(←北信越大会は富山県開催)。

2ピリオドまではなんとか付いていったんですが、徐々に地力の差が出始め差が開いていきます。

流れを変えようと選手交代です。
市中大会1回戦以来、娘の出場です。

さらにマークは厳しく
攻守の切替は素早く

6月以来試合に飢えていた思いをコートにぶつけます。
しかし、多少チームを落ち着かせる事は出来ましたが、流れを押しとどめるまでには至りません。

リードを許したままでゲームセット。

長野県ベスト8で彼女たちの挑戦は終わりました。

でもチームとして力の限りを出し尽くした、3年生引退にふさわしい良い試合でした。

コート脇で退場してくる彼女たちを待って3年生全員と握手しました。
お疲れさん!


バスケット初心者だった娘の2年3ヶ月の挑戦もとりあえず終了です。
シューズはどこで買うの?から始まって、県大会の最後の試合では時間こそ少ないですがコートに立つ事ができました。
大きな怪我も、深刻な故障もなくよくがんばったと思います。
本当にたくましくなりました。


感心したのは試合終了後です。

3年生から1年生まで泣きじゃくったり、放心状態の選手がほとんどの中で、一人黙々とチームの荷物を片付けていました。
試合片付けの終わった体育館から早く出るようにと、淡々とうながしていました。


試合でがんばる姿。
裏方で働く姿。

2つの成長した姿を見る事ができて、とても良い日でした。




*親もこれで、部活の仕事から解放されます。やれやれ。

少年の夏

2011年07月11日 | サッカー
男の子は痛くても”いたいっ!”なんて言わないんじゃ!!


昨日の試合、秘密兵器、GKで先発しました。
手首にはぎっちりテーピングを巻いて試合にのぞみました。


試合開始。とにかくプレイする態度に注意して臨みました。
堂々と自信たっぷりに。

前半は何本かシュートを打たれましたが、フィールド陣の守備のおかげでほとんどが枠の外。

1-0でリードしてハーフタイムです。


後半、相手チームも勝利への執念を出して猛攻を仕掛けてきます。

セットプレーからのヘディングシュート。

サイドからのクロスボール。

なんとかキャッチして難を逃れます。


ロングボールが抜けてきたのをキャッチしたところへ相手に押されたDFと僕が激突。
危ないでしょ!


スルーパスが来た!
間に合うか?!
飛び出して間一髪スライディングでクリア。相手ともつれますがノーファール。
DFとハイタッチ!

どんどんアドレナリンが高まりますが、そんなときこそ危ない。冷静に冷静に。


やばい!ゴール前で混戦。
ボールがこぼれている!
とびこんで抱えたところに顔面キック来ました!


コノヤロー!
男の子は痛くても”いたいっ!”なんて言わないんじゃ!!


治療後の再開ボールからつなぎ始める相手チーム。
そこまで心の余裕が無いのか?!

追いつめた僕たちの勝ちだ!


その直後、やってくれました。うちのFW陣。
相手守備を切り裂いてだめ押しのゴール!!
僕の闘魂が通じたか?!

ハーフウェーラインまで走っていってハイタッチです。


残り10分。
切り札”40代同志おやじ”投入です。

前線で魂のチェイス!
GO!おやじ!

そして試合終了の笛。
2-0で完封勝利です!!

やったぁ!


長い90分でした。
全員でやり切りました。
素晴らしい試合でした。
男の子に戻った気分の良い夏の一日でした。


(後日談)
帰ってからのビールが口の中の傷にしみてとても痛かったです。
夜中にも足が攣って飛び起き、打撲した部分が痛んで飛び起きと、ゆっくり眠れませんでした。

神は細部に宿る

2011年07月06日 | サッカー
U−17ワールドカップ

●日本 2−3 ○ブラジル

確かに得点差は善戦。
ボールポゼッションも互角。
試合の印象も押し気味。


それでも彼我の間に横たわる決定的な差を感じました。
一言で言えばボールへの執着心でしょうか。

この俺にパスされたボールは絶対に失わない!
シュートするまで絶対にドリブルを取られない!
このパスは絶対に通す!


対して日本は、
きちんとコントロール出来ていれば...。
正確にキックしていれば...。
というシーンが多かったように思います。


サッカーに対する執着心、掛ける思いの差が結果として”個の力”の差になり、1点差での敗退という結果につながったのではないでしょうか。


でも日本の17歳以下で一番うまい選手達です。
素直にここまで戦えた事を賞賛したいです。