ぴよこ日和

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きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

8月のクリスマス

2005年10月04日 | 観た
10月4日(火)

山崎まさよし主演の8月のクリスマスを観た。
本家はこちら

ほとんど本家をそのまんまリメイクしてあった。
カット割りまで同じじゃないかって思う位・・・。

ヒロインの職業が違っていたけど、大きな違いってそれ位か・・・。
本家は婦警さんなんだよね。

本家のヒロインを演じた심은하(シムウナ)は韓国を代表する女優だったけど、
今では女優を辞めて画家になっている変り種。
主人公は日本でもおなじみ한석규(ハンソッキュ)

本家の8月のクリスマスは、留学していた時に授業でも使った素材で、思い入れが深い。

自分の侵された病気を受け入れ、残された日々を静かに、大切に生きる主人公と
瑞々しい若さを持つヒロインが、お互いに惹かれあっていく。
ハンソッキュの国宝級の演技が光る、珠玉の作品なんだけど、
いやいやこのリメイク版も負けてなかった。

なんと言っても山崎まさよしの「常に泣いていそう」な顔がいい。
いや、これは褒めてるんですよ。
常に哀愁なの。

オープニングの病院のシーン。
診察室で(おそらくは)病気の宣告を受けた(であろう)時の顔のアップでもう泣けた。

それからは泣きっぱなし。

知人の葬式のシーン。

家族写真のシーン。

冗談交じりに友人に「死」を報告するシーン。

お婆ちゃんが綺麗な着物で再び写真館を訪れるシーン。

そして私の一番のツボ、
父親がDVDデッキの操作を覚えないシーン。

何度教えても操作を覚えない父親への苛立ちと
自分が死んだら、そんな簡単な事も手伝ってあげられないという哀しみで
つい、父親にあたる主人公。

---号泣です

その次の
そんな父親の為にDVDの操作の仕方を丁寧に紙に書いていくシーンは
本家でもいっちばん、いっちばん、感動した所。

最後に主人公は自分の遺影を自分で撮影して死んでいく。
写真館の店主だっただけに、戒名が「光影院」だったのは笑ったけど。

彼の死を知ったヒロインは、彼の写真館を訪れて
そこに自分の写真が飾られているのを見て微笑む。

彼女には明るい未来が待っていて、
彼との恋は、彼女にとって淡くて、でも大切な思い出になる筈。
彼の死を悲しみはしても、引きずらない潔さを持っている。
だからこの映画は哀しくても明るく終わるのだ。
あー、今日は目が溶ける位泣いたね。

追記
どう見てもおじさんに見えない山まさを「おじさん」呼ばわりする設定はどうかなー?
あれは韓国だから「아저씨(おじさん)」で成立するのであって、
日本の女の子が、山まさ見ておじさんって言うかなー?
ていうか、あまり親しくない男性の事、なんて呼ぶんだろうか?
おじさんかなぁ?
うーん、しっくり来なかった。
コメント (10)
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