11月10日からソウルへ行ってきました。
今回は今年4月に完全リタイアした夫の退職記念旅行を兼ねて、7月に知り合った料理教室の
先生、お弟子のマルダさんと旧交(?)を温め、丁度キムジャン(越冬キムチ漬け)の季節なので
良くお世話になる下宿のキムジャンと重なることを期待しての旅です。
そして、そんな旅に6年前の最初の留学で知り合って以来、時々一緒に旅行するようになった
友人に、良かったら一緒に遊びませんかと声を掛けたところ、「ちょうど子育て支援の生活が
マンネリ化してつまらなくなっていた」ところだと即答が返ってきて、ソウルの晩秋を一緒に
一週間、友人帰国後も私たちだけで更に2日を楽しむことにしました。
宿は、7月の滞在の時に通った料理教室の先生所有のワンルームに一緒、が良かったの
ですが、友人は私たちに遠慮し、運よく空き部屋が出た旧知の下宿を調達。
友人も私も携帯はスマホを持ちながら、便利に使いこなせないアナログ世代です。
別々の宿に泊まり連絡手段も不自由な中、どんな旅になるか一抹の不安は無きにしも・・・
のスタートでした^^;
11月10日、午前10時発のアシアナ1055に乗るため、余裕を持って6時出発。
今日の朝食は私がハングル検定の答え合わせに余念のなかった昨夜のうちに
夫が冷蔵庫にあり合わせのものでサンドウィッチを作っててくれました。
空港でコヒーだけテイクアウトで調達して、展望デッキでいただきま~す。
初海外旅行以来の搭乗機を激写して見ました^^
冷たい雨が降った昨日と打って変わり今日は快晴、出発日和です。友人が出発する関西も快晴と
明るいラインが届きました。快調なスタートです。
今回のフライトで残念なことがありました。長年アシアナ機を利用する、一番の理由にしてきた
機内食のキムチが、無くなったのでしょうか?今回はついてませんでしたTーT
定刻より少し早く到着したソウルも快晴^^ 3カ月ぶりの先生との再会が嬉しく足取りは軽い
のですが、大荷物なのでいつもの地下鉄9号線はあきらめタクシーで、まずは料理教室のある
マンナカフェへ向かいます。
マンナカフェは西大門区ヨニ洞にありますが、タクシー技士にわかりやすい(と思う)延世大学
裏門方面へ向かってもらい、目的地に近付いたら詳しく指示します。
カフェには遅くても2時までには着くと伝えてありましたが、鞄がスムーズに出てきたし、道路の
渋滞もなく一時少しすぎには到着、細い路地が入り組んでいるソウルのコルモク(路地)に
入ってもらうのは控え、大通りでタクシーを降りました。
ガラガラ鞄を引いて100m余り、カフェのドアを開けると、先生もお弟子のマルダさんも留守^^;
オットケ~(どうなってるの)
いつもいろんな人がやってくるマンナカフェ。今日は初顔のハルモニが一人椅子に腰かけて
いらっしゃいます。
お二人の所在を聞くも 「モルラ(知らない)」 とのこと。
一見少々頑固そうに見える(あるいは無口なだけかも)ハルモニに対し異邦人の私たち
気まずいとまではいかないけれど、敢えてそこで待ちたいと思える雰囲気でもなかったので
一旦出なおすことも考えないでは無かったのですが、到着の時間を知ってる先生が長い
留守をされるはずはないと思い直してそのまま待つことにしました。
程なく先生、マルダさんが戻り、ハルモニと先生が簡単に言葉を交わし、ハルモニが
お帰りになったあと、しばしのご対面行事(私の大好きなハグです^^)です。
この日の為に私が用意したお土産は、寒さ厳しい韓国の冬を前にして、今年自分用にも
1枚調達したスヌード(マフラーの両端を繋いだもの)です。
外に出る時首に2重に巻いてもいいし、肩がちょっと寒い時一重で肩掛けにしても
手で押さえていなくてもずり落ちず、結構便利で重宝するはずと、店員さんの
受け売りを説明すると、さっそく肩にかけ、とても喜んでくださいました。
そうこうするうち友人もインチョンに着いたと電話が入りました。下宿に落ち着いたら
又電話をしてもらうことにして、私たちも宿舎に案内していただきました。
先生がちょっと横になりたい時などの為の部屋だというそのお部屋、マンナカフェ
から徒歩2・3分、大通りへ出る途中のアパートの4階にありました。
アパート自体は5階建てで、残念ながらエレベーターはありません。
↑ の道路と反対側です。ワンルームと呼んではいますが、建築当初のワンルームの外に
増築したらしい、6畳程度の一部屋がついていましたから実際のところは1DKです。
使い慣れた持参したものがあるので石鹸以外は使わなかったのですが、ホテルなどで
アメニティと呼ぶ洗面用品等も、新しく用意してくださったり、冷蔵庫にはペットボトルの水や
果物を滞在中に食べて!と詰めておいてくださっていました(コマウォ ソンセンニム)。
荷物をほどき部屋にも一定馴れた後、再びマンナカフェで先生たちとおしゃべりしながら
友人の電話を待ちます。今夜の夕食は、先生のお勧めおいしいお店リストから料理で
大まかにチョイスをした後は先生に全てお任せです。韓定食(品数が数十種並ぶ
韓国伝統のお膳)というほどの高級料理ではないけれど、パンチャンの数では引けを
取らない、安くておいしいお店だそうです^^
友人から2度目の電話が入り、先生のマイカーで向かうのはマンナカフェから30分ほどの
ところだそうですが着いてみたら、ソウル市のベッドタウン的地域、高陽市にありました。
旅の最初の食事はチュクミと呼ばれる小ぶりの蛸の炒め物(チュクミ ポックン)と、豚肉の
炒め物(テジコギ ポックン)、それにどちらがメインなのか分からなくなりそうなほどの
たっぷりの葉っぱでした。
※蛸は韓国語では普通ナクチと言われます。別種の蛸なのか、ただ小さい蛸なのかは
聞きそびれましたが、小さいものはチュクミというのだそうです。
左の大量の葉っぱ類は
二人分で、見えないところにもう一皿別にあります!!!蛸も豚肉も強烈なほどの唐辛子
パウダーと共に炒められています。通常食事時にアルコールを必要としない、チングも私も
今日は何となく、ビールを注文。二人でたった瓶ビール1本ですがおいしく喉をうるおしてくれ
て、大いに食事が進みました。お弟子さんが出発間際の、ご友人からこれからカフェに来るという
連絡が入り、急遽運転担当になった先生、飲めない先生の前でご免なさい^^;
たくさんの葉は、こうして↓いただきます。2種類の葉と、その上にチュクミ、生ニンニク、青唐辛子を
乗っけて、一口大に折りたたみます。おりたたんだ物を、一緒に食べる相手の口へ入れ食べさせて
あげるなんて光景、ドラマでよく目にしますね^^
せっせと包んで食べて、それでも残ってしまった葉っぱの行方を気にしながら・・・ご馳走様の後は
セルフサービスのコーヒーをいただきます。このコーヒー、砂糖・ミルク入りインスタントコーヒーです。
日本では普段飲むことのないものですが、韓国の強烈な食事の後は、甘くまろやかなこのコーヒーが
本当に合う気がして自然韓国の人に右に倣えになります^^;