長井さんの殺害と
直接関係が無いように見えていますが
いろんな意味で関係があると思うので言及します。
みなさんも昨夜からのニュースでご存知のとおり、
長崎県の佐世保市のスポーツクラブで
銃による無差別の乱射事件が起きました。
二人の方が亡くなり、
子供を含む何人かが、けがをしています。
スポーツクラブに突然乱入してきた、
しかも迷彩服を着て、顔ほぼを隠した男が、
乱射したということです。
日本では原則、銃の所持が禁止されていて、
狩猟などの目的で、許可を与えられている人だけが
所持を許されています。
これまで、日本では暴力団同士の抗争事件などを除き、
銃の乱射事件は多くは無く、
ましてや一般人に対しての銃の無差別乱射事件は
ほとんど例がありません。
アメリカではよく聞く話ですが、
日本国内では今までほとんどおきたことがありません。
いったん犯人はここに立てこもったそうですが
そのまま逃走したということです。
警察がどのくらいのタイムラグで対応したのか
疑問が残ります。
こういう銃を用いて、
まったく無抵抗の人間に向けて
発砲をする奴を許してはいけないのは
言うまでもありません。
僕らは、長井さんの銃殺事件を契機として
このブログを通して
無抵抗の人間を銃殺するという行為を
絶対に許してはいけないということを
執拗に訴え続けました。
長井さんは、
紛争状況で日本と友好関係にある国の正規軍に
無抵抗で、外国人プレスと確認しうる状況で
銃殺されたました。
今回の佐世保の事件は
国内で、ふつうのスポーツクラブの中で
ふつうにスポーツをしていた客や従業員が
銃撃されたわけです。
暗澹たる思いです。
亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。
僕は、長井さんの銃殺事件に抗議することは
ミャンマーでおきたから
抗議しているわけではありません。
無抵抗の人間に
銃を向けることがまず許されないから抗議しています。
「死ぬ気でゆきます」と話をして取材していた長井さんは、
ある意味の覚悟がありました。
しかし、今回の乱射事件の犠牲者となった皆さん、
怪我をされた皆さんは、事態がおこるその直前まで
このような不条理がおきることは
もちろん予測できたはずもありません。
不条理は人の人生の中で時としておきるものですし
無くすことなど出来ないでしょうが
減らす方向に向かうのか
増やす方向に向かうのか
舵の切り方はあると考えています。
こういう銃による乱射事件を今後起こさないための
銃に対しての取り締まりや管理について
さらなる改善が求められることは
言うまでもないと思います。
銃を用いて無抵抗の人を殺すということが
当たり前のような風景とも
一見、見えるような状況が
日本国内でおきるのではないかという獏とした不安が
僕の頭の中にもたげています。
長井さんの銃殺という事態を
問題として署名活動などを続けている僕らには
今回の事件は、他人事であるはずがないです。
今現在の情報量でも、
犯人のある種の計画性、残忍性、異様さは
現在も浮かび上がっています。
今後の事態の推移も細かく見てゆきたいと思います。
ところで昨晩のニュースでは犯人が逃亡しているのに
NHKですら午後十時半にはニュースをいったんとめましたし、
民放はプライムタイムの編成を優先しています。
日本のテレビ報道のこのような状況も
僕にはとてもとても奇怪に思えます。
長井さんだったら
この佐世保の乱射事件を巡って
どう考え、取材したのかと思います。
署名フォーム(クリック→)
https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→)
http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
署名フォームはhttps使用のため、セキュリティアラームがでますが
安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
署名は未成年でも、小中学生でも、ぜひ署名してください。
もちろん日本国民のみならず、
他国の皆様の署名も歓迎しています。
数日、東京を不在にしたため
ブログ更新を他のメンバーにお願いしていました。
ありがとうございました。
なお署名の用紙のPDFファイルも設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306
FAX 03-5772-1127
抗議文を引用しておきます。
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ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿
抗議文
2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。
われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306
=====================================
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。
呼びかけ人(順不同)2007/12/07 2100現在
鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
二木啓孝(ジャーナリスト)
原寿雄(ジャーナリスト)
坂上遼(ノンフィクション作家)
名取美和(バーンロムサイ代表)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
嵯峨仁朗(MIC議長・新聞労連委員長)
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2007/11/27現在(ネット署名11/27も含む)、
署名総数は少なくとも25,362人になりました。
肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ)
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127