「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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3/13(火)バンダジェフスキー博士東京追加講演決定!夜の部開催。情報開示は今週25日(土)正午。

2012-02-23 22:12:38 | 福島第一原発と放射能

 【東京追加講演決定・世田谷区等々力・玉川区民会館 夜の部】

 3/13(火)  東京・世田谷区等々力、 玉川区民会館でのバンダジェフスキー博士の講演会昼の部は、450席完売いたしました。検討いたしていましたが、追加講演を決定しました。同じ場所で、同日夜に開催いたします。開催詳細と、この講演の申込アドレスを、今週末の2/25(土)正午に公表いたします。前回、e+で販売いたしましたが、33分で完売いたしました。今回はメール先着順に、同じ席数を受付をさせていただきます。メールの書き方などの要件を満たしていない場合、受付はされない場合がありますので、ご注意下さい。運営側から、返信後、週明けに、ご入金頂くことになると思います。入金によって、チケットが確定する段取りとなります。

 今回もe+での取り扱いを考えていましたが、平日十時受付スタートになることから、一般の勤務先のある方が申し込むのはきわめて難しいと判断しました。このため、僕らにとってはかなり大変な作業なのですが、直接メールに返信をして、申込に対応することとなりました。申込状況は、当日、極力、このブログやツイッターでオープンにしていきます。今回も申込が殺到することが、容易に想像されるため、対応をお願いしたいと思います。

 


週刊文春記事「福島からの札幌避難の子供に甲状腺に深刻所見」との記事について、僕が思うこと。

2012-02-23 02:53:31 | 福島第一原発と放射能

 【個別土壌調査・新潟・阿賀野市】

●土壌
自宅の庭 新潟県阿賀野市(五頭山のふもと)
セシウム134 :9.52Bq/kg
セシウム137 :9.25Bq/kg


菜園  新潟県阿賀野市(五頭山のふもと)
セシウム134 不検出
セシウム137 :16.20Bq/kg

 

下記のような記事を本日発売の週刊文春が書いています。四ページのメイン記事です。

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・福島から北海道に避難した子供120人を甲状腺検査したところ、11人に、「甲状腺がん」が疑われる深刻な所見がある。一人は「がん確定」で手術の予定。考えられているよりも早い進行。

・彼らは福島で「良性」と診断されたが、その診断では細胞診が行われていない。

福島の検診は3年ごとで、その間にセカンドオピニオンを取ると思っても「福島医大に行け」と言われてしまう状況。

・文春は山下教授を直撃。三年間でガンを発症しても自分は責任を問われない旨の返事。

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 記事のスタンスは、こちら側に立っていて、放射能による健康被害の顕在化を認める記事内容となっています。ただし、いくつかの点で、問題がおきています。この話については、いくつか微妙な問題があります。まず記事の内容に誤りが何点かあるようです。地元新聞などが、きょうから報じると思いますので、現在、確実に起きたことと、文春の記事の内容にずれがあるという、まず、その点を認識してください。本日以降の、情報の新聞などの流れ方を見て、情報がどのように正されていくのかを確認してください。

 ただし、新聞やテレビの記者で「記者」という肩書きがある人間なら、後追い確認も含めて、きちんと取材して報じるべき内容がここにはあります。どの新聞、どのテレビ局が対応し、どの会社ができていないのか、皆さん、確認してください。貴女は、取材しないのですか?

 なぜ、このようなことを書いているのかというと、この話に関しては、僕も含めて、何人かの人達は、程度の差はあれ、この情報を知っていて、ただし情報の公開について、当事者のいろんな思いもあることをかなり考慮して、 時期をまっていたりはしたのです。勿論、どこかで事実は公表すべきと考えていましたが、情報提供をする人達との合意がないと、特にこの類の個人情報に関する話は、なかなか難しいものがあります。そして、文春との間で、今回の掲載に関して、合意が十分には、なされていなかったようです。僕自身、前から、状況がわかっていた部分もあったので、本来であれば、早く、全体への記者会見などをおこなうように、具体的に提案したほうがよかったと反省しています(以前に、関係者との個人的な話では促しましたが、そこにとどまっていた状態です)。

 つまり、避難者の母親にとって、自分の子供に甲状腺に何らかの異常が起きていることは、大変につらいことで、それをどのような形で受容していくのかは、大変な作業でもあるからです。ちなみに、記事の内容と、僕の認識が異なるのは、現在の状態の判断で、悪性とみられる状態のお子さんは、まだ、いないはずです。いわゆる「良性」の範疇にはいるお子さん達で、あくまで現段階では、まだよかったと思います。

 他にも文春記事の間違いは今後、いろんな形で訂正が入っていくと思います。

 あるチェルノブイリに詳しい専門家は文春の記事内容の、雑誌側の所見に関する見立てはともかく、一定の事実の羅列が正しいと仮定した場合、このお子さん達の状況について次のように話しました。

「悪性のガンかどうかは、この段階では、わからないはずです。僕は記事はオーバーラインと思います。今のところは、なんだかわからない腫瘍ができているということ。進行は早いし、放射性物質による健康被害の可能性が強いのは間違いないと思います。良性であっても、放射能による健康被害の範疇に入るのでは、という認識です。3.11.前には、子供にはありえない事ですから」

甲状腺の良性の腫瘍である、嚢胞や腺腫甲状腺腫については、下記リンクの過去のブログ記事でも、首都圏の子供たちにおきている現実を僕は書いていますから、福島避難者のお子さんにおきていても、何の不思議もありません。というか、この類の話を取材しない記者は怠慢です。貴女はどうしますか?

 

都内で、新宿→世田谷在住、姉弟幼児二人とも甲状腺などに腫瘍がみつかる。

 

文京区母親橋本病中学生長女びまん性甲状腺腫小5次女リンパ腫れ視力低下小1三女甲状腺にのう胞

ただし、今回の週刊文春の記事は、福島のみならず、首都圏の子ども達にも、健康被害、甲状腺の異常を聞き続けている僕からすると、こうしたことが顕在化するきっかけのひとつではあると思います。福島問題でなく、東日本問題なのです。被害がおきないと言い張り、いろんなことを妨害した、推進側の専門家、医師などに対する怒りは、さらに倍増しています。

 

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《バンダジェフスキー博士講演会最新情報》

【京都講演】 昼の部は満席。夜の部は二百席が埋まりました。残席は百席となります。(定員300人)

【東京講演】 追加講演を検討しています。

【仙台講演】 開催確定発表後二十時間で二百席程度埋まりました。残りは二百席あまりです。

【札幌講演】  実は、満員です。ただし、もし、この後、百人くらい参加希望者がいるようでしたら、同じ時間帯で札幌市内で、会場変更することも検討しています。(総数が三百人超えるなら。急遽会場も当たっています。)参加希望の方は、とにかく急ぎ申込あてにメール下さい。人数が見込めないと会場変更は難しいです。赤字がでなければ、一人でも多くの人に聞いていただいたほうがよいので。

また、札幌市内の教育機関や公的機関の関係者で、大きな会場の貸し出しに協力できる方は、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(このメールは申込メールではありません)

【医師・専門家向けセミナー】申込は94席。残席が6席。ただし座席確定は支払いされた方からとなります。早急にお支払いをお願いいたします。

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沖縄・東京・京都・仙台・札幌開催のバンダジェフスキー博士講演会&専門家セミナーの詳細は下記のとおり。

 

3/11(日) 沖縄・那覇 那覇市民会館 午後二時半開演  下記リンクで販売中http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002072444P0050001P006001P0030001 

3/13(火)  東京・世田谷区等々力 玉川区民会館 完売。 

3/15(木)  京都 ひとまち交流館【昼の部 午後一時半開演】満員

                      【夜の部 午後六時半開演】 

3/16(金)  宮城・仙台 太白区文化センター楽楽楽ホール 午後一時開演 (定員420人) 

3/17 (土) 北海道・札幌  道民活動センター  午前十時開演

満員ですが、会場変更の可能性もあり受付中。

3/18 (日) 東京・恵比寿  日仏会館 専門家向けセミナー(終日)    申込予約は94人(定員100人)

  

 

 

 

申し込み方法などは、僕のブログリンクを参照して、注意事項を確認して行って下さい。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/69fb130ad04bc2e2d3c36fcbe4d90bf8

 

 

問い合わせ先 

■博士との取材・面会等のご相談は

放射能防御プロジェクト 木下まで、ご相談ください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

上記以外、本講演会についてのお問い合わせはすべてこちらまでお願いします。特に申込などについては。

株式会社緑のシーサー 

TEl:098-943-4258(10:00〜19:00)

mail:info@gsisa.jp