大きなニュースが二つ続いています。
まずは、韓国の文大統領は、日本の福島第一原発事故による状況を踏まえて、韓国の原発新規増設を白紙にして、脱原発を目指す考えを鮮明にしました。
日本よりは少ないとはいえ、24基も稼働しているのが、韓国原発の現実です。
果たして適正な舵を、こうした見解通りに切っていくことが出来るのかは注視した方が良いと思います。
しかし、台湾や韓国と、日本の隣国は放射能からの離脱を強く志向しているのに比較すると、日本は本当に低劣な国家になったという事を深く思うしかありません。
特に現在の安倍政権を一定数以上の人々が支持し続けていることで、本来は必要ない原発再稼働が相次いでいることは間違いありません。
日本国民が総体として劣化していると考えるほかありませんし、このまま進めば遠からず滅亡すると考えるのが、普通の結論と僕は思っています。
そうした日本で最近起きた放射能事故でまたずさんな対応が公になりました。
僕は大洗の放射性物質を吸入した事故で、鼻腔にわずかに付着していたことや、当初はプルトニウムが22000ベクレル肺から検出との情報から、作業員は一定量はα線核種を吸入したと考えるしかなく、こうして吸入した場合は厳しい健康状況が中期的にありうるレベルと考えていました。
放射能は吸い込むことは、基本的に排出がかなり出来ないですし、その人体へのマイナス影響は大きいですから。
それにも関わらず、放医研の検査で、体を洗ったらプルトニウムは検出されないと言い出したことは本当におかしかった話です。下記記事でも書いています。
メルマガではもっと明確に書いています。
肺モニターのプルトニウム検出下限値は5000ベクレル~1万ベクレル程度ということを確認せよ!
本当に作業員らの健康状態を心配するなら、引き続き様子を見るしかありませんし、しかもそんな高い下限値でほんとはきちんと計測できていないと考えるのがあたりまえのことなのに、そういう思考も働かせずに(少なくとも表面上は)、彼らを退院させていました。
退院させるとは正気なのかと、僕はのけぞっていました。
JCO事故の時、強い放射線で外形的な異変が出た時とは異なり、内部被曝的なことの健康影響を考えて対応する能力は放医研にはないという疑いを、僕は強くもつことになっていました。
まだ、本当の状況は判明していないと考えるしかないのに。
そして今度は尿を検査したら、プルトニウムが出たので、慌てて再入院させる話になったということです。
最早、喜劇の様相を呈しています。人の命をもて遊ぶ喜劇ですが。
尿検査確認を終わっていないのに、内部被曝は大したことがないと、まずは退院させていたのですから。話にならない。この人たちに、被曝医療対応できる医師力があるのかどうかから、かなり怪しいと考えるしかありません。
残念ながら、プルトニウムなどを一定量吸い込んだ作業員の方たちは、一定期間経過後に肺や気道の病態、もしくは血液疾患などがおこる可能性は高いと考えておくべきです。こうしたリスク可能性を極力矮小化しようとしているから、こんなおかしい対応になっていると考える方が極めて合理的です。
こうした対応しようとしている放医研という組織に僕は不信感しかありません。
勿論、吸入した場合、排出が難しいことは常識ですし、実際は彼らに打つ手がないのが実状かもしれませんが。それでも、嘘に近い話を言って、事をかなり矮小化させるという連中は、人として鬼畜以下であると僕は思います。
これで医者なのか。
日本では、こういう連中が被曝医療のエキスパートして跋扈しているという事です。
絶望しかありません。
===========================================
ブログで書けないことは全てメールマガジンで伝えます。
Facebookの妨害もあるため、僕の情報は極力メルマガを購読して下さい。
最新メルマガ167号
【 川崎市大師幼稚園の園児二人が相次いで死亡する特異事例で強いウイルスや菌が見つからない恐怖、近隣小学校でも死亡児童という嘘 】
☆================================☆
「木下黄太メールマガジン」原則月4回・金曜日配信
申込&問合せ⇒http://www.hoshanobogyo.com
☆================================☆
川崎市の話についても、メルマガでもう少し書いておきたいです。