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木下黄太メールマガジン
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きょうは、簡単に福島のコメを全量検査を中止しようとする動きについて簡単に書いておきます。
僕はそもそも放射能汚染地の産物は、一定以上のリスクは存在する可能性が否定できず、極力食べることを選択しない立場にいます。この立場から考えると、検査して検査して「安全」というお墨付きが出ている事が、本当に正しいのかどうかは、元々疑っています。
言うまでもありませんが、測定機械の下限値より低い数値が含有されている可能性、セシウム以外の核種が存在する可能性を完全に否定する根拠はないと僕は考えます。
そんなことはこのブログ読者には常識の話です。
ですから、福島に限らず、環境下で一定以上のセシウム汚染が存在するエリアの農作物を購入して食べる選択は、2011年以降、まったくしていません。こうした感覚からすれば、全量検査をしてほしいという感覚も逆に希薄です。
おそらく全量検査する意味合いは、福島第一原発のガレキ撤去による影響可能性が高い事案として、2013年秋に南相馬市で高濃度汚染のコメがみつかった事案によると思われます(原子力規制委員会はガレキ撤去原因を後に否定、しかし代わりの原因は不特定のまま)。
こうした不意打ちのような高濃度汚染は今後おきてもおかしくはありませんが、そうしたリスク感覚をきちんと有する人々は、汚染地のコメをわざわざ食べようとはしないと思います。
体制側は全量検査はほんとは最初からやりたくない話ですし、大まかな傾向は既に判明していますから、一定程度以上の汚染を確認する作業でしかない全量検査を、時間経過で中止することは致し方ないと僕も思います。
そもそも放射能リスクがある農作物は、関東や南東北一帯で存在しますから、福島のコメだけ別に全量検査するのも、実は変な話です。
その代わりに、はっきり言っておきます。
まず、絶対に産地表示の偽装をさせないことです。
これが厳密に守られているなら、全量検査よりも意味が大きいです。
少しでも放射能を摂取したくない消費者は選択ができますから。
そして、消費者選択の自由をきちんと守るスタンスに政府官公庁・自治体・マスコミが立つべきです。
「風評被害」などという単語で、消費者選択の自由を攻撃する異常な行為は許すべきではありません。
こんなことは当たり前の話です。
食べたい人は選択して食べることができる。
食べたくない人は選択しないで食べなくて済む。
これが自由な資本主義社会かつ民主主義社会では確実に担保されるべき話です。
それを「風評被害」と言う単語を使って排撃し、攻撃するのは異常な行為です。
断言しておきます。