「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝回避、放射能防御による「避難者」という存在が社会的意味を実質的に喪失しつつある現実。

2017-11-20 00:11:51 | 福島第一原発と放射能

 被曝回避や放射能による「避難者」という存在は、その社会的意味を実質的に喪失しつつある(既に喪失している)と僕は強く感じています。

これは、特徴的にあらわれている一部地域では顕著ですが、それのみならず、実は全国で同工異曲な状態だろうと感じています。

この話は、僕自身も運動的に行っていたことの実質が問われると強く感じています。その意味では、僕自身が問われるべき話であり、全体の実態が芳しくないことは僕にとっても決定的にまずいと反省しています。僕のことで言えば、話している内容と言うよりも、こちらの言葉による影響の与え方という話です。

根幹は、被曝回避ということ自体の是非という話でなく、被曝回避を行って避難移住した人々が、ほぼ社会的に意味のあることをつむげていない状態をどう考えるのかということです。

更にあまりにも社会的に酷いレベルの避難者がかなりの割合を占めている現実をどう考えるのかということです。

このことに関しては更に考えるつもりです。

どうして「放射脳」という差別的嫌がらせが、世間で通用してしまうのかということは、こちら側の一人一人が己の身を考え直さないとならないということです。

そういう感覚が、実は読者にも殆ど存在しないという現実を更に痛感させられています。

こんな話を書くことで、己の首を絞める話になる可能性もあると分かっていますが、その話は避けて通れないと更に強く感じることがありましたので、僕のメールマガジンで徹底して書くことに致します。

読者が半減しても致し方ないと覚悟しています。僕の中で突き詰めないと何もならないとここ数年ずっと感じていましたから。

それでも、遠慮をして誤魔化して書いていたことが、更によくない状態を招いていると、強く感じています。

そうしたことについて、次号のメールマガジンで書いておきます。

木下黄太メールマガジン ⇒http://www.hoshanobogyo.com/

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