趣味の電脳

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刑事コロンボ

2014-03-26 10:33:41 | 機器について

 毎週土曜日の3時半から放送が始まりますが、この番組はかなり昔の作品ですから、テレビや録画機、録音機器、電話などが大変古いです。オープンリールのビデオテープだなんて太古の録画媒体を使っていたり、黒いダイヤル式の据え置き電話を常に活用していたりで、30年ほど昔のアナログ時代ですから、こういう時代を知らない若い人は違和感を感じると思われます。そういえば、これは時代が古いことと無関係ですが、コロンボの自家用車や靴やレインコートがダサすぎますので、金田一のような雰囲気がありますが、これは舞台装置として仕組まれているのだと思います。

追伸・・・この間、かの有名なヒッチコックの映画「サイコ」に出演したジャネットリーが出演している番組がありました。夫殺しの場面で16ミリ映画フィルムが切れて修理している場面がありました。コロンボはこの修理の時間が15分もかかっているのはおかしい・・・ということで、おとり捜査をして、それにひっかかってあわや自白させられるというような場面がありました。ここで興味があったのは、おとり捜査ではなくて、映画フィルムのつぎはぎです。昔、私は映画じゃなくて録音テープのつぎはぎをしていたのを思い出します。オープンリールの時代ですが、2台のテープレコーダーをつないで電気的につぎはぎをしていると、どうしてもブチッという音が入ってしまいます。そこで、テープを斜めに切ってつぎはぎしましたとこころ、何の雑音も混入せずに編集ができました。

 また、映画の切れ端ですが、こどものころよく映画の切れはしを駄菓子屋で売っていました。なぜ売っていたかというと、映画館でよく映画が切れて上映が中断することが多かったのですが、破損箇所は当然捨てるわけです。で、それがもったいないので子供のおもちゃにでも・・・という発想で売っていたのではないかなと思います。この刑事コロンボの番組を見ていると、そういった過去の思い出がよみがえってきます。

 でも、最近の映画はデジタル化されていて、ノンフィルムです。経費節減で編集が簡単だし上映も楽であるというメリットがあるようです。山田洋二の「東京家族」が、小津安二郎の「東京物語」のリメーク版であることから、昔ながらのフィルム撮影を敢えて行ったことが、却って斬新に感じましたが、こういうフィルム撮影は現在では稀な存在になってしまったようです。そういう意味で、刑事コロンボは昔懐かしい感じのする映画ですが、古臭いというよりはなぜか斬新に感じます。

 話のついでに・・・3D映画が斬新な感じがしますが、実はあれも1950年代に流行した超古い枯れた技術なのですが、なぜか斬新に感じます。

コメント
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