自室でWindows10機種とXP機種を有線LANでつないでいて、XP側に共有フォルダAを作って、この中にwindows10機種で制作した動画作品(MP4)をmpeg2に変換したものをコピーして入れます。そして、XP側でこの動画作品を再生しています。なぜこんな面倒なことをしているのか?というと、10機種の一体型のディスプレーが故障して色バランスがかなり変になっていて映像作品が見るに堪えないので、ディスプレーが正常で綺麗に映るXP機種側で視聴したいからです。
無線LANでは動画がカクカクとコマ落ちする時がある
10機種もXP機種も無線Lanで同一ネットワークでつながっている状態で、オーサリングしてDVDビデオ形式にした動画を共有フォルダに入れます。これをWindows10側から読みに行くと、いつもではないですが、途中で動画がカクカクとぎこちない動きになって音が途切れて再生されることがあります。しかし、有線Lanで接続した場合は、常に正常に途切れなくスムーズに再生されました。明らかに有線Lanの方が転送速度が速いことが分かりました。
転送速度を計測すると
359MBのMpeg2動画をWindows10側からXPの共有フォルダに転送します。WIFI(2.4Ghz)の場合は24分かかりました。有線LANの場合は15分です。所要時間は、有線Lanの方が無線Lanの約60%で済みます。転送速度が1.8倍です。理由は明らかです。有線Lanが全二重通信で無線Lanが半二重通信だからです。つまり、鉄道で言えば有線Lanが複線で無線Lanが単線だということです。無線Lanは双方向通信になると複線になるが、往路は一旦停止して復路が通ることになりますから、当然遅延が起こるわけです。
無線Lanは利便性が抜群だが有線Lanは通信速度が優秀
自宅で、何人かの家族が同時にYutube視聴やWEB検索を複数の端末で行い、それぞれが自分からは殆ど発信しないのであるならば、ケーブル配線が不要なので無線Lanが非常に便利です。ところが、Zoomでテレビ会議の在宅勤務やオンライン授業を双方向通信で行う場合は、無線Lanは電波状況によっては遅延や最悪途切れることが無いとは限らないので、ルーターから直接PCに有線接続するのがベストでしょう。