名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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労働基準法の改正案は「ブラック法案」 弁護士が「解説マンガ」を新橋駅前で配布

2015-06-19 | 労働ニュース
ブラック企業被害対策弁護団と日本労働弁護団は6月18日の夕方、仕事帰りの人たちでごった返す東京・新橋駅前のSL広場で、「ブラック法案によろしく」と題したマンガ冊子を配布し、今国会に提出されている「労働基準法改正案」への警鐘を鳴らした。6人の弁護士たちが「こんにちは、残業代ゼロ法案の解説マンガです。お手にとってご覧ください」「ネットで話題の『ブラック法案によろしく』を配っております」と、行き交う人たちに冊子を手渡した。

今回の改正案には、専門業務に従事する一定年収以上の労働者について、労働時間や休日・深夜割増賃金などの労働基準法の制約をはずす「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれている。そのため、弁護団は法案を「残業代ゼロ法案」「定額¥働かせ放題法案」と呼んで批判している。

●「ブレーキをなくしたらどうなるのか」

厚労省の法律案要綱によると、高度プロフェッショナル制度の対象となるのは、年収が少なくとも1000万円以上の労働者などとされている。この点について冊子では、「絶対に後で広げられる」「小さく産んで、大きく育てる」ことは「国民の抵抗を受けやすい法律を作る際に使われる常套手段」だと指摘。「派遣法も徐々に対象を広げられた」「消費税も最初は3%だったのに、今や10%にされようとしている」と批判している。

この法案は「時間ではなく成果で評価される制度」と報じられることもあるが、そうした報道について、冊子では「そんな内容は法案にひと言も書かれていません」と反論。さらに「残業代は、長時間労働を抑制するほとんど唯一のブレーキ」として、「過労死や過労自殺が相次ぐ中、ブレーキをなくしたらどうなるのか」と訴えている。

ブラック企業被害対策弁護団の佐々木亮代表は「思ったよりも手に取ってもらえたが、法案の内容がまだまだ知られていないと実感した。ネットで情報を発信したり、街中で冊子を配布したり、今後もいろいろな

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現代人は仕事で、だいたい「無理」しすぎる

2015-06-19 | 労働ニュース
6月もそろそろ下旬に差し掛かってきました。上場企業の場合で約7割を占める3月期決算の会社にとっては、早くも第1四半期の終わりが近づいています。まだまだ歴史の浅いベンチャーはもちろん、売上高が1兆円を超えるような大手であっても、企業は常に成長を求めています。会社全体にしろ、部門ごとにしろ、前年度の実績を上回れるかどうかはひとつの目安となります。
そんな「右肩上がりを目指し続けること自体、生物学的にそもそも無理がある」と指摘する生物学者がいます。「科学界のインディ・ジョーンズ」という異名を持ち、今春からは日本テレビの情報番組『スッキリ!!』でコメンテーターを務める長沼毅氏です。長沼氏はなぜそのように考えるのでしょうか。その答えを示す独自のマネジメント論とは――。
■ 自分を追い込む生物は人間だけ

【詳細画像または表】

 理科の教科書で、こうした記述を目にしたことがあるかもしれません。

 「人類の祖先は直立二足歩行を行うことによって、他の四足歩行動物と比べ、大きな脳を発達させた。そして自由になった両手を使い、高度な文明を築くことができた」

 私たちは巨大な脳と器用な手を使い、文明を築き、自然をコントロールしてきました。そして、科学を生み出したのです。

 ただ、これは人間の知性のいい面ばかりを切り取った認識なのかもしれない、と私は思います。知性を進化させてきた5万年の歴史で、私たちの脳は、同時に致命的とも言える進化をしてしまいました。私たちの脳は、「楽をする」ことを忘れてしまったのです。

 あなたが一日の仕事を終えて、疲れた体で家に帰ってきた。そんなときでも、「なんとなく夜遅くまで起きている」ことがあるでしょう。何か見たいものがある訳でもないのにテレビをぼーっと見つめている、スマートフォンなどでネットサーフィンをしている、そうして夜遅くまで起きているのです。

 普通に寝て、普通に次の朝に起きれば、日中に眠くならず

現代人は仕事で、だいたい「無理」しすぎる
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遠のく正社員への道=派遣社員「ずっと使い捨てに」

2015-06-19 | 労働ニュース
「3年ごとに使い捨てられてしまう」。19日に衆院を通過する見通しとなった労働者派遣法改正案。同じ職場で働き続けられる期間が3年に制限されるため、これまで期間制限がなかった専門業務に就く派遣労働者を中心に不安が広がっている。
 埼玉県の40代女性は、契約の更新時期を迎えるたび不安に悩まされてきた。「更新で3カ月命がつながった」と思ったのもつかの間、何度も雇い止めに。過去5年間に派遣された先は6社に上る。
 専門業務の「財務処理」で派遣された職場では「正社員に登用される道もある」と聞き、希望を抱いたこともある。社員と一緒に残業し、新年会や歓送迎会にも参加した。「目の前にニンジンを下げられた馬のように頑張った」が、報われなかった。
 雇い止めを通告された後、引き継ぎマニュアルを作らされることも多く、「培ったノウハウだけ奪われ、使い捨てにされる」と実感する。派遣社員だけ連絡網から外され、「全従業員対象」のアンケート用紙も配られない

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「B型の人はワガママだ」血液型で性格を決めつける「ブラハラ」のどこが問題か?

2015-06-19 | 労働ニュース
「B型の人は、ワガママだよね」「A型なのに、何で雑なの?」といったことを、あなたも言われたことがないだろうか。血液型を根拠にしたステレオタイプで性格を決めつけて、不愉快な思いをさせる「ブラッド(血液型)タイプハラスメント」。これを問題視する声があがっていることが、読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」で紹介されていた。

ヨミドクターの記事によると、聖徳大学心理学科講師の山岡重行さんが、1999年、2005年、2009年に、首都圏の私立大学生約3600人を対象に調査をおこなったところ、血液型の性格診断で「不快な経験をしたことがある」と答えた学生が約3割いたという。

その内容は、「別の血液型に見える」などの不快な言葉を受けた人が34%、「差別された・いじめられた」が23%、「性格を決めつけられた」が17%だったそうだ。

血液型による性格診断は古くからおこなわれてきたが、同僚や友人に「B型の人はワガママだ」などの言葉を投げかけて、不快な思いをさせてしまった場合、どんな問題があるのだろうか。南川麻由子弁護士に聞いた。

●人を差別するという側面がある

「単に『血液型のことで嫌なことを言われ、不快な思いをさせられた』というだけでは、ただちに違法ということになるわけではありません。

ただし、血液型を理由に不当な差別を受けたり、嫌がらせを継続的に受けたりした場合は別です。内容によっては、違法なものと評価される可能性もあるでしょう」

どんな場合に違法といえるだろうか。

「たとえば、血液型を理由に減給処分にされる、血液型が原因で上司から日常的にひどい嫌がらせをされる、といったことがあれば、問題となるでしょうね。

血液型と性格を結びつける考え方は、日本独自のもので、実は科学的根拠は希薄だと言われています。また、血液型という本人の努力では変えようのない事実を根拠に、人の性格や性質をステレオタイプに当てはめて高く評価したり低く評価したりすることは、いわば人を差別するという側面を持ちます」

しかし、血液型で他人を判断する人は、悪意や悪気はあまりないのではないか。

「何の考えもなしに血液型で相手の性格を決めつけるような態度をとることが、結果的に相手の気持ちを傷つける場合もありますよね。セクハラやパワハラにも同じことが言えるのですが、やったほうには悪気がなくても、相手が現に不快な思いをしているのなら、ハラスメント(嫌がらせ)だと言われてしまう可能性はあります。

『ブラハラ』という言葉は、今はまだ聞き慣れない人のほうが多いでしょう。しかし、今後この言葉が広まることで、『血液型による差別や嫌がらせの被害に遭っている人もいる』という問題意識が社会的に共有されるようになるかもしれませんね」

南川弁護士はこのように話していた。



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