過労死ライン超えた 先生の“残業”93時間と深刻に
大企業では6割以上が導入も…
働く現場で「ジョブ型正社員」が広がりつつある。政府の規制改革推進会議は実際に導入している企業からヒアリングするとともに、4月13日、関係者を集めて都内で公開ディスカッションを開催した。
問題点を整理してみよう。
そもそも、ジョブ型正社員とは何か。(以下、資料はhttp://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/discussion/170413/agenda.html と、http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/jinzai/20170310/agenda.html)
規制改革推進会議の前身である規制改革会議の報告書は「職務か勤務地、あるいは労働時間のいずれか、または複数の要素が限定されている社員」をジョブ型正社員と定義している。ただし、実際にはジョブすなわち「職務」が限定されている場合が多い。
どのくらいの企業がジョブ型正社員を導入しているか。厚生労働省の資料によると、全体の35.5%の企業がなんらかの限定区分をもつ働き方を採用している。従業員1000人以上の大企業に限ると、62.2%に達している(2015年7月時点、回答は計4854社)。
会議がヒアリングした東京急行電鉄は2011年から「事業特化型特定職」という制度を導入した。鉄道事業のアテンダント、不動産だと店舗コンシェルジュ、旅行代理店ならカウンター業務、情報処理ではWEB制作を専門にする職種だ。有期雇用者から登用し、いま74人を数える。
三井住友海上火災は2015年度から、1年更新のスタッフ社員と地域限定社員の間を埋める「キャリアエキスパート職」を・・・・続きはこちら
働く現場で「ジョブ型正社員」が広がりつつある。政府の規制改革推進会議は実際に導入している企業からヒアリングするとともに、4月13日、関係者を集めて都内で公開ディスカッションを開催した。
問題点を整理してみよう。
そもそも、ジョブ型正社員とは何か。(以下、資料はhttp://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/discussion/170413/agenda.html と、http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/jinzai/20170310/agenda.html)
規制改革推進会議の前身である規制改革会議の報告書は「職務か勤務地、あるいは労働時間のいずれか、または複数の要素が限定されている社員」をジョブ型正社員と定義している。ただし、実際にはジョブすなわち「職務」が限定されている場合が多い。
どのくらいの企業がジョブ型正社員を導入しているか。厚生労働省の資料によると、全体の35.5%の企業がなんらかの限定区分をもつ働き方を採用している。従業員1000人以上の大企業に限ると、62.2%に達している(2015年7月時点、回答は計4854社)。
会議がヒアリングした東京急行電鉄は2011年から「事業特化型特定職」という制度を導入した。鉄道事業のアテンダント、不動産だと店舗コンシェルジュ、旅行代理店ならカウンター業務、情報処理ではWEB制作を専門にする職種だ。有期雇用者から登用し、いま74人を数える。
三井住友海上火災は2015年度から、1年更新のスタッフ社員と地域限定社員の間を埋める「キャリアエキスパート職」を・・・・続きはこちら
かなり長い間、書くべきかどうか悩んだが、やはり書くことにした。2016年初、突然、亡くなった友人Aさんのことだ。まだ40代半ばだった。
Aさんの死については、奥様が彼のSNSアカウントに掲示した投稿で知った。死後4カ月は経過していただろうか。奥様は、あまりに突然のことで何をすればいいのか分からず、市役所に通って教えてもらいながら各種手続きに追われていたという。彼のSNSアカウントに入るのも、一苦労だったようだ。
Aさんとは7年前、取材を通じて知り合った。とあるメーカーの技術者で、何度か取材を重ねるうちに、お互いの興味の対象が似ていたことから、いつしか友人になった。Aさんは東京から離れた場所に住んでいたため、お互いのいる場所の近くで仕事が入ると連絡を取り合って飲みに行ったり、記者が仕事で壁にぶつかった時に相談に乗ってもらったりしていた。
彼の自慢は、奥様と協力しながら建てた戸建てのマイホームだった・・・・続きはこちら
Aさんの死については、奥様が彼のSNSアカウントに掲示した投稿で知った。死後4カ月は経過していただろうか。奥様は、あまりに突然のことで何をすればいいのか分からず、市役所に通って教えてもらいながら各種手続きに追われていたという。彼のSNSアカウントに入るのも、一苦労だったようだ。
Aさんとは7年前、取材を通じて知り合った。とあるメーカーの技術者で、何度か取材を重ねるうちに、お互いの興味の対象が似ていたことから、いつしか友人になった。Aさんは東京から離れた場所に住んでいたため、お互いのいる場所の近くで仕事が入ると連絡を取り合って飲みに行ったり、記者が仕事で壁にぶつかった時に相談に乗ってもらったりしていた。
彼の自慢は、奥様と協力しながら建てた戸建てのマイホームだった・・・・続きはこちら