アベノミクスの大号令は聞こえてきても、経済好転の実感はなし。この状況に対し「日本人には発想の転換が必要」と佐伯啓思・京都大学名誉教授は指摘する。そのカギとなるのが「マイルドヤンキー」だという。
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「マイルドヤンキー」と呼ぶそうだが、地方には地元志向が強く、中高生の頃の友人関係を持続しつつ、仲間内で早く結婚し、子供をどんどん産む若者層がいる。多くは非正規雇用で低収入だが、共働きでバイトを掛け持ちして、家族や親戚、友人の支援を受けながら、たくましく生活している。これも一つの家族の将来像かもしれない。
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日本はこれまで「経済大国」という言葉に酔いしれ、背伸びをしすぎたのではないか。英国の文明論者、シューマッハーは、かつて著書『スモール・イズ・ビューティフル』のなかで、国の経済には適正規模があると主張していた
「マイルドヤンキー」が一つの家族の将来像と京大名誉教授指摘
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「マイルドヤンキー」と呼ぶそうだが、地方には地元志向が強く、中高生の頃の友人関係を持続しつつ、仲間内で早く結婚し、子供をどんどん産む若者層がいる。多くは非正規雇用で低収入だが、共働きでバイトを掛け持ちして、家族や親戚、友人の支援を受けながら、たくましく生活している。これも一つの家族の将来像かもしれない。
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日本はこれまで「経済大国」という言葉に酔いしれ、背伸びをしすぎたのではないか。英国の文明論者、シューマッハーは、かつて著書『スモール・イズ・ビューティフル』のなかで、国の経済には適正規模があると主張していた
「マイルドヤンキー」が一つの家族の将来像と京大名誉教授指摘