平均年収。誰もが気になるもののひとつだろう。国税庁の調べによれば、2014年の給与所得者の平均年収は415万円ということだ。このうち賞与が63万円、純粋な給与は352万円。毎月の給与にならすとだいたい29万円である。また別のデータによれば、サラリーマンの年収は2001年がピーク。それ以降は下降し続けている(出典:賃金構造基本統計調査)。ここ数年はゆるやかに回復してはいるが、今後大幅に景気が良くなるとも思えない。
「給料脳」が、あなたの退職後の生活を脅かす
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■厳しい財政赤字でもバラマキは止まらず
国家公務員の給与とボーナスが2年連続で引き上げられた。安倍晋三内閣は12月4日に、2015年度の国家公務員の月給を0.36%、年間の期末・勤勉手当(ボーナス)を0.1カ月分それぞれ引き上げることを閣議決定したのだ。年収にすると0.9%の増になる。4月に遡って支給されるため、1月に調整額として支払われることになる。まさに安倍首相からの“お年玉”だ。
月給とボーナスが2年連続で引き上げられるのは24年ぶりという。1991年度以来だから、まさにバブル期以来ということだ。この2年間での引き上げは10%を超えている。安倍首相はアベノミクスの効果が
なぜ公務員の給与が増え続けているのか
国家公務員の給与とボーナスが2年連続で引き上げられた。安倍晋三内閣は12月4日に、2015年度の国家公務員の月給を0.36%、年間の期末・勤勉手当(ボーナス)を0.1カ月分それぞれ引き上げることを閣議決定したのだ。年収にすると0.9%の増になる。4月に遡って支給されるため、1月に調整額として支払われることになる。まさに安倍首相からの“お年玉”だ。
月給とボーナスが2年連続で引き上げられるのは24年ぶりという。1991年度以来だから、まさにバブル期以来ということだ。この2年間での引き上げは10%を超えている。安倍首相はアベノミクスの効果が
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