なかちゃんは武漢でもなんとかやってます!

約5年10か月の上海生活と4年間の日本の生活を終えて、
今度は武漢での赴任生活を始めてます。

新型コロナ 遅すぎる緊急事態宣言の決断

2020-04-06 21:26:08 | 新型コロナ
日本の新型コロナ対策は

まるで「武漢で起こった時と同じ道を進んでいます」。

1月25日の春節直前になってようやく武漢の都市封鎖を実施したけれど、

春節を迎えるために多くの出稼ぎ者や旅行を楽しむ人々がその前に武漢を脱出していました。

その結果、中国全土に感染者が広がり、世界中に感染者が広がった。




そして、日本。

毎日感染者が急増し続けていたのに

それでも「ギリギリ持ちこたえている」と言い続けて

先週からは東京などから地方へ帰省したり、東京からの出張帰りの人からも

続々と陽性反応による感染者が続出していました。

(4月5日、佐賀県、秋田県などで東京から移動した人が感染していた)




そして、ようやく、7日の夕方から「緊急事態宣言」が発令される見通しになりました。



その規制内容も中国やアメリカ、ヨーロッパで行っている規制よりはるかに緩い。

なんとかここで封じ込めようとする気が全く感じられないのです。

だから緊張感や実感が沸かなくて、理由を作っては外出を続けているのです。

「この週末の渋谷は人出がいつもより少ないです」とレポートしていましたが

人がそれなりに居ること自体が大きな問題なのです。

「要請」だから強制力が無いのです。緊張感に欠けるから外出し続けるのです。

あれだけ人口が多い上海ですら、

外出している人はまず居なくて食料品の購入はもっぱら出前。

それも直接手渡ししない徹底さであることは以前のブログに記載したとおりです。





もう遅すぎ・・・と思います。 

緊急事態宣言の規制内容も緩すぎです。

東京都をはじめ大阪、福岡など大都市では今後も感染者の急増は続きます。
(効果が出ても2週間後から)

さらに困ったことに、大都市から地方に移動した人から陽性反応が続々出ているので

地方でもこれから感染者は増加スピードが速まっていきます。



2週間後、4月20日頃に感染者の実態がどれだけ増えているのか、

医療現場が崩壊していないかと考えると恐ろしく感じます。

緊急事態宣言の期間はとても1ヶ月で収まるとは思えません。

5月のゴールデンウイークの頃には、

外出の話なんてとてもできなくなっていると思います。

中国・上海での経験を踏まえると

やぱり日本はコロナウイルスを甘く見過ぎていると感じます。

自分の身は自分で守るということを強く意識しましょう。