5月1日に中国でも 「労働節」 の5連休が始まりました。
期間中にのべ2億人以上の人が旅行などで移動することが報じられています。
実際にはこれ以上・・・だと思いますが。
中国政府は感染拡大前の一昨年の水準まで回復する見通しだと報じられています。
このブログでも上海駐在中に感染対策として行われていたことをはじめとして
徹底した感染対策を行ってきたことに何度も触れてきました。
国の指導力、統率力という面ではピカイチだと実感しています。
だからここまでの短期間で生活も経済も回復できているのですよね。
ほんとうにうらやましいくらいです。
5連休で多くの人が移動しても、今までのような感染拡大にはつながらないと思います。
日本には新型コロナに対して積極的に取り組んでいくプランが無いんです。
記者会見でも見たことがない。
去年からのブログでも触れましたが
1年延期したオリンピックを安心に実施するための戦略的なプランが無いから
成り行きに任せるしかなかったんです。
初めての経験だから・・・と言って現実を見ないで逃避しているだけに見えてしまいます。
緊急事態宣言を出すときも解除するときも
明確な基準が見えないからぼやーっとしてしまっています。
「要請」、「要請」。
拘束力がほとんど無いことばかり。
メリハリがないから言われた側も緊張感がなくなっています。
かけ声ばかりで終わってしまっているのです。
感染防止対策もとにかく遅い。
他国で起こったことや実践してきたことを学んでいない。
なんでこんなにぐずぐず決められないのか、決めるのが遅いのか ・・・不思議です。
5月2日、全国の重傷者が過去最多になったと報道されました。
新型コロナ重症者 全国で1050人に 1月27日を上回り過去最多
厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、
人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、
2日時点で1050人となりました。
1日から30人増え、ことし1月27日時点の1043人を上回ってこれまでで最も多くなりました。
全国の感染者は増える一方。 重傷者も増える一方。
それも、大阪府、東京都だけにとどまらず、全国で増えてきています。
5月11日に非常事態宣言解除 ではなく、全国に広がることになると 想像できます。
第4波の本番はこれから・・・ のような気がします。
ワクチン接種も各国で進んでいますが、日本はやっと始まったばかり。
もう全然取り残されています。
経済の回復もどんどん遅くなるばかりです。
この経済回復の出遅れは、この先数年間影響を受け続けることにつながっていきます。
こういうときこそ「早い者勝ち」なのですが・・・。
4月30日、緊急事態宣言中にもかかわらず、若者を中心に人の流れが抑えられていないとして、
東京都が若者を対象に緊急の街頭アンケートを行いました。
そして結果です。
うーん、普段の生活と変わらない意識 ・・・そんな気がします。