コロナ禍によって、一番辛く淋しいのは母に逢えないことです。
大正11年11月25日生まれですので、来月は98歳を迎えます。
もう、2か月半以上も会うことが出来ません。
なんとか少しの時間でも顔を会わせることが出来ないかと、施設とも掛け合ってみました。
最初は、面会中止中ですのでね~と、窓口では返答です。
主治医に相談して、OKが取れれば出来るかも?とのことです。
中々、先生も忙しく相談できる時間が取れません。
日程を担当の方にお聞きすると、木曜日の午後なら先生は空いている時間だとのことです。
女房が電話して、心情を伝えました。
先生はお元気ですよ!とのこですが、面会ができるかフロアーの担当に聞いてみるので、折り返し電話するとのことです。
結果的には、先週金曜日の午後3時半から15分間ならと言うことになりました。
当然ですが、入り口で消毒と検温をして私と女房の二人が面会することが出来ました。
面会室に直行です。
他の利用者さんとの接触は極力避けているのでしょう。
母は面会室に入っていました。
急に面会室に入れられたので、怖かったのでしょう。
怖いよう~と言っています。
もう2か月半も会っていませんので、最初は何があったのだろうときょとんとしています。
そのうちに慣れて来たのか、よく来たねぇ~と言っています。
あんた(私)はいくつになったの?
若かく見えるよ。
あんたたち(二人とも)は仲がいいねぇ~。
ダンスしているの?
お店はどう?
道志の別荘は?と矢継ぎ早に話しかけて来ます。
世間でコロナが流行していることも、よく理解していないのでしょう。
説明しても分からないと思います。
15分になりましたので、また来るね!と言うと、もう帰っちゃうの?と言っています。
後ろ髪を引かれるおもいで、あとにしました。
施設側もなかなか面会の許可を出していないことです。
久しぶりに母の顔を見れたことで、ふっと安堵感が出て来ました。
コロナにより、何よりも辛い思いは母にいつでも面会できないことです。
Hiro