*スズメウリです。緑色の実が赤くなりました。なんか筆で描いたような模様になっています。
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意外と多い二重ことば(表現)です。
むかし、「武士が馬から落ちて落馬して」なんていう代表的なものもありました。
私も気が付くと、結構使っちゃっています。
短い文章ならそれほど気にならないかもしれませんが、長い文章になったときに、あちこちで二重ことば(表現)が入ってくると、回りくどい文章になり、ひどいときには説教されているかのような印象を与えてしまう場合がありますね。
⋆ダリアがまた咲いて来ました。
「二重ことば(表現)」とは、同じ意味の言葉を繰り返し使うことで「重複ことば(表現)」とも呼ばれています。
慣れで気付かずに使っている場合が多く、話し言葉をそのまま文章にするとよく起こります。
こんな二重ことば(表現)もあります。
「私の私見」、「被害を被る」、「過半数を超える」、「犯罪を犯す」、「断トツの一位」、も一つの事例ですがすべてが二重ことばなのです。
*タネから育てた「千日紅」で、長持ちしてまだ咲いています。
・日本に来日する:「来日」は「日本に来ること」ですので重言です。
・後ろから羽交い絞めにする:「羽交い絞め」は後ろからしかできません。
・最後の切り札:「切り札」は「最後」の意味する言葉です。
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次は説明文をつけます。
・いちばん最初。(例)今日、いちばん最初に手掛けなければならない仕事はこれだ。⇒今日、いちばんに…。今日、最初に…。*いちばんと最初はダブっています。
・一切一任する。(例)この仕事は、君に一切(または、すべて)一任したい。⇒…君に一切(または、すべて)任せたい。*一切と一任は同じ意味です。
・いまだに未完成。(例)お父さんのDIYはいまだに未完成だ。⇒DIYは未完成だ。*未だにと未完成は同じです。
・今の現状。(例)今の現状から判断して、家を建て直すのは二、三年はかかる。⇒今の状態(状況)から判断して…。*今と現状は同じ時間軸なのです。
・思いがけないハプニング。(例)行き先で、思いがけないハプニングが起こった。⇒…思いが けない出来事が起こった。*ハプニングはみな思いがけない意味。
・後(あと)で後悔(こうかい)する。(例)勉強しないと後で後悔するよ。⇒後で悔(く)やむことになるぞ。怠けていると後悔する…。*後で後悔と同じ言葉を使っている。
・あらかじめ予定する。(例)それはあらかじめ予定されていたことのようだった。⇒それはあらかじめ決められていたことのようだった。*あらかじめと予定は同じ言葉。
・加工(かこう)を加える。(例)出来の悪い器具に加工を加える。⇒出来の悪い器具に加工を施(ほどこ)す。*分かりますよね!加工して加える?二重ことばです。
・各(かく)担当者ごとに。(例)地域の業務の配分は、各担当者ごとに気をつけなければならない問題です。⇒配分は、各担当で…。*各とごとは同じです。
・これで研修会を閉会する。(例)これで会を閉じます(終わりにします)。*会が重なっています。
*ふうせんカズラ茶色になってきました。やはり秋を感じます。
その他です。
× 受注を受ける ○ 受注する or 注文を受ける。
× 内定が決まる ○ 採用が内定する。
× 過半数を超える ○ 過半数に達する。
× 頭痛が痛い ○ 頭が痛い 。
× 連日暑い日が続く ○ 暑い日が続く 。
私もちょっと考えたけでもこれだけ二重ことばを使っていました。(雑学でした)
*まだ、琉球朝顔が繁茂して咲いています。
Hiro