ナカナカピエロ おきらくごくらく

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2011-03-02 01:05:29 | 日記


高校の時、自分が猫型か犬型か、について友人と話したことがある。その時は、完全に犬型と思っていたが、途中からどうやら私は猫型のようだと思うようになった。そう言えば私の詩集「屋上の幻想」にも猫は登場するが、犬はでてこなかったと思う。

まあ、本当は一匹狼なんですけど。

昔、私が会社の寮にいた頃、近くにごみ焼却場があって、その周りを囲うように結構大きな森林公園があった。その公園には一回りするようにジョギングコースがあり、早く帰れた時や土日の夕方に、私はよくジョギングした。その森で、私は数匹の猫をよく見かけていた。

ある日、ジョギングが終わり、芝生の上でストレッチをしていたところ、知らないおばさんが近寄ってきて袋を手渡され、これを猫にやってくれと頼まれた。中にはキャットフードが入っていた。一匹二匹に餌をやっていると、どんどん集まって、10匹くらいの猫に囲われた。私は皆が平等に餌が食べれるよう適当にばらまくと、私を警戒しながらも猫たちは餌を取って食べていた。

その中で一匹だけ足を引きずってこちらに近寄ってくる黒猫がいた。その猫は肝がすわっているのか、あぐらをかいて座っている私の足の上に乗り、まるでそこが吾輩の場所であるかのようにまるまった。私はその猫の首を揉んでやった。

餌がなくなり、いつまでも居てあげたいと思ったが、私は猫たちに別れを告げた。

一期一会とはこういうものだ。
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