星座
私は星座占いが嫌いだ。でも星を見るのは好き。
小学生の頃、紙でできた円盤状の星座早見表をくるくる回して遊んでいた。
私が歩く時、それは下を向いて歩くか、上を向いて歩くかのどちらかである。だからすれ違う人の顔など見ていない。昔はそれで部活の先輩に、しかとすんじゃねえ!と、よく怒られた。
私が上を向いて歩く時は、お月さまか、お星さまを見上げている。昔から通学路など電灯で明るかったため、星はよく見えなかったが、柄杓の形をした北斗七星とオリオン座だけは見つけることができた。
今では、周りが明るすぎて、その二つの星座すら見つけることができない。雲のない夜の天幕に、お星さまを見つけることができないほど、夢のない世界はない。
もうすぐ12月になる。
私は下を向いて歩いている。
私は星座占いが嫌いだ。でも星を見るのは好き。
小学生の頃、紙でできた円盤状の星座早見表をくるくる回して遊んでいた。
私が歩く時、それは下を向いて歩くか、上を向いて歩くかのどちらかである。だからすれ違う人の顔など見ていない。昔はそれで部活の先輩に、しかとすんじゃねえ!と、よく怒られた。
私が上を向いて歩く時は、お月さまか、お星さまを見上げている。昔から通学路など電灯で明るかったため、星はよく見えなかったが、柄杓の形をした北斗七星とオリオン座だけは見つけることができた。
今では、周りが明るすぎて、その二つの星座すら見つけることができない。雲のない夜の天幕に、お星さまを見つけることができないほど、夢のない世界はない。
もうすぐ12月になる。
私は下を向いて歩いている。