フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

フランス・ピレネー山脈の自転車ロッジ(宿)紹介

2014年05月26日 03時14分04秒 | 旅行




スペインにもフランスにもバイク・ロッジは結構あります。
バイクロッジで便利なのは自転車を停める場所があること。

主人が去年、フランス・アルプルに行った時は
ホテルによっては自転車持ち込みしないで下さいと言われて、
でも車の中に置いておくのも
チェーンをかけて外に置いておくのも不安で
こっそり部屋に運び入れたと言ってました。

で、アルジェレス・ガゾストという村の近くの
サン・サヴァン村にあるこちらの自転車ロッジ、
主人が2年前に1人旅で来た時にお世話になったバイク・ロッジなんですが、
アイルランド人ご夫婦の経営で、
朝、夕食付きです。

主人が泊まった時(7月)は1泊55ユーロだったそうです。

奥様は日本で3年働いていたとかで
片言の日本語なら話せます。






バイク・ロッジを外から眺めたところ。
一見、古そうに見えますが、
中はなかなかモダンです。









家の前は公園になっていて
バイク・ロッジの車が停めてありますが、
車をレンタカーしてる方はここに無料で停めることも出来ます。

パリから特急でルルド駅まで2時間ほどで来れますし、
空港もいくつか近くにあって
(車で1時間~2時間の距離)
駅や空港までは送迎してくれます。








門にはロッジの名前の札。

とても素敵なご夫婦で、
ご主人は毎日、自転車に乗っていて
近辺の山や道など熟知して色々教えてくれます。

この辺の山を自転車で周りたい方にはお勧めです。

英語ですがホームページを紹介しておきますね。

the Velo Pelotonのホームページ

Velo Pelotonのフェイスブック











サン・サヴァン村の広場。
小さいけれど素敵な町です。











村から見える景色。
右の小さい丘の上にお城みたいな建物が建っているの見えるでしょうか。
多分、観光スポットじゃないかと思うんですが
(古い城跡とか、教会跡とか)
遠いので行けませんでした。
(自転車なら行けますね)












日本の旅行ルアーに組み込まれることもあるレストラン「ル・ヴィスコス」
おまかせで頼むと1人、ワインも入れて100ユーロ前後だと思いますが、
家族経営で、シェフの方は英語も出来てお料理の説明にしょっちゅう出て来て下さるし、
素敵なレストランです。







ホテルも経営されているようなので泊まることも出来ます。













サン・サヴァン村の教会は今では礼拝など行われなくなりましたが、
観光名所として無料公開しています。

多分、教会と修道院が建物の裏で繋がっていたのでしょうか。
今は誰も住んでいない廃屋という感じです。
















こちらも教会と繋がっている別棟の建物。
(説明がないので詳しいことはわかりませんが)















小さい村ですが可愛いレストランやお土産屋さんがあります。











教会の裏からの眺め。














村の外れにあるお墓。
私はお墓が好きなので桃ちゃんと2人でちょっとだけお散歩。
主人はお墓が好きじゃなく、車で待っていたので
長居は出来ませんでした。












花が活けてあるお墓が多いんです。
枯れた花など放置していないし、誰かが手入れしているのか、
お墓参りに定期的に来ているのか・・・。














こういう個人のお墓もあれば・・・・












1つのお墓だけれど家族がみんな一緒というお墓もありました。
小さい墓地なのでやっぱり場所が限られていてそうなるのでしょうね。

サン・サヴァン村はアルジェレス・ガゾスト村からそんなに遠くないですし、
自転車だと走りやすい山道などの分岐点も多くて
きれいな湖に行く道もここを通るし、
主人が好きな山がいくつもここから近い場所にあります。
何より英語が通じるのが魅力です。
(フランス語が全く出来ない私)

こちらのバイク・ロッジは食事付きなのと
(お昼は外で食べることになりますが)
台所は使わせてもらえないので今回は利用しませんでしたが、
主人は一人で来る時はここに泊まる予定です。







アルジェレス・ガゾストという町散策

2014年05月23日 02時03分00秒 | 旅行







着いた日の翌日、雨の予報だったのに快晴。
桃ちゃんの朝ご飯はフィリピン風ガーリック炒めご飯と目玉焼き。












大人は酢漬けのアンチョビのオープンサンド。













朝食後、主人は大好きな山
「Luz Ardiden」に自転車で出かけて行き、
私は家事を終わらせた後、アルジェレス・ガゾストの町まで歩いて行くことにしました。
目的は観光案内所に行って地図やお勧めのハイキングコースを教えてもらう為。

桃ちゃんは大家さんのお庭で大家さんの犬と遊ばせてもらいました。
(イギリス人の大家さん家族、本当に素敵なご家族でした。)















写真は主人のカメラから拝借したんですが、
この山はヘアピンカーブ(switchback) が有名。

スイッチバック(ウィキペディア)の説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/スイッチバック















家を出るとこの景色。
空気が本当に美味しい~。












ピレネー山脈の色々な山があちこちに見えるのがアルジェレス・ガゾスト。
山に囲まれた盆地という感じです。
















私達が借りた家はオータカム山の麓にあるこの名前の町にありますが、
カーナビでは出て来ない小さな町。















暫く歩くと川に出ます。













橋を渡ると直ぐに私がスペインでもお気に入りだったスーパー「Carrefour」があります。
午後7時半には閉まってしまい、
日曜日も開いてないので買い物する時は要注意。













これはアルジェレス・ガゾストの町からルルドま続く自転車専用道路。
夏はラベンダー畑の側を通り、ラベンダーの石けんなど売っているお店もあるんだそうですが、
今回、町の自転車屋さんには桃ちゃんのサイズの貸し自転車がなくて
自転車買っても良かったけど雨降りばかりの天気予報なので買いませんでした。

自転車、100ユーロ以下で買えるので、
貸し自転車が1日30ユーロ前後くらいだと思うので
何日も乗るなら買って、帰る時に誰かにあげてくるんでもいいかなと思います。
















カジノです。スペインでもカジノをよく見かけました。
流行っているのかしら。
















アルジェレス・ガゾストの教会が見えてきました。














日本でも見かけるような花が咲いているので
ちょっぴり嬉しくなりました。













つつじ。











町中のあちこちにこの犬の糞専用のゴミ箱が設置してありました。















別の場所には犬の糞専用のビニールが。
どうしてビニールの配布とゴミ箱を1つのポールに設置しないのかちょっと不思議。












これも町の壁に貼ってあったポスター。
殺虫剤ゼロという、多分英語と同じ意味の部分しか理解出来ません。












車だと大きく迂回しないと行かれない丘の上の教会ですが、
徒歩だとこの坂を上がって直ぐ。











でも到着したのは正午12時15分で観光案内所は閉まっていました。
スペインの田舎町の場合、2時で閉まってしまい、
その後はもう開かないので
それよりはお昼休みがあっても夕方まで開いている方がずっと便利ですね。















お昼でも開いているカフェの看板。
う~ん高い気がします。
美味しくなさそうだし。













お昼休みなのでシャッターが下りています。















不動産屋さんの広告。
この辺りの家って田舎だけど高いですね。

100,000ユーロは今のレートで
日本円:1300万円
米ドル:136.5M
比ペソ:5.9M

山の中の一軒家で約3000万円・・・って
これに税金とかもかかるんでしょうし、
手直ししないと住めないかもしれませんしね。















町の中心にある教会。













観光案内所が開く2時まで待つのは
桃ちゃんが待っていて無理なので教会の周りを一回りだけして帰りました。

自転車置き場発見。









午前5時から午後5時まで・・ということしか理解出来ませんでした。
駐車禁止みたいだけど、今はお昼で車停まっているし。

で、グーグル翻訳で調べたら
な~んだ、でした。

「marché tous les mardis」(Market every Tueday)
毎週火曜日はこの場所に市が出るので駐車禁止

という意味だったんですね。
確かに火曜日に私達、着いて、
この場所にテントの店が沢山並んでましたっけ。










パンジーの花壇。










車が停まっている場所にベーカリーがあって
パンやケーキを売っているお店だったんですが
お客さんとお店のご夫婦がおしゃべりしていてお店がまだ開いていたんです。
覗いてたら

「どうぞ、どうぞ~」

と言ってくれたので美味しそうなケーキを買ってしまいました。











野原を眺めながらゆっくり歩いて帰宅。















もうすぐお家だけど・・・

途中でスーパーに寄ってワインとかお米とか買い込んだんですが
予備の手提げを1つしか持ってなくて
スーパーで有料のビニールを貰ったけど
それがリサイクル出来る素材でものすごく薄くて
直ぐに破れてしまったので
帰り、とても大変でした。












いぬふぐりの花に似てますよね。

















赤つめくさと私は日本で呼んでいたんですが
(白つめくさの花に似ているけど赤いから)
本当はレンゲかな~。











あまりにも重たくて、ビニールは破けるし
全部一緒にしたものだから
ケーキの箱は潰れたけど、アップルタルトは何とか無事。








他のケーキもこの程度で済んで良かった。
このサバラン、凄く美味しかったです。
1.9ユーロだったかしら。甘さ控えめ。


往復2時間歩いて幸せ気分でした。
マニラでは外が危険で歩けないので残念。
歩くの大好きです。

本当は日本でもこういう休暇したいな~と思うのですが
日本はフランスのギーテみたいなのないですよね。
フランスでもスペインでもトリップアドバイサーというサイトなどで
沢山のアパートが出ていて
メールのやり取りして、細かいことを聞いて
お互いに納得したらクレジットカード(ペイパルを通して)支払うだけでよくて
とても簡単。

契約書などもあったりなかったり。
今回のギーテは保証金250ユーロを別に現金で払いましたが
出発する時に何も壊れてないので返してくれました。

あと、掃除をしないで出て行く場合は別に40ユーロ支払って欲しいと言われました。

日本は移住者専用に市町村で将来移住を希望する人のみという条件で
1年以上住む人に貸してくれる家や部屋などはあっても
旅行者が気軽に借りられる家はないですよね。

日本は土地が高いからかしら。

やっぱり家や部屋を貸してる人は収入の足しにやっている人が多くて
鍵を渡してくれてプライバシーもきちんと保たれ、
調理器具やタオル、寝具なども全部揃えてくれているんですが
5泊以上と決まっていたりします。

1泊100ユーロ前後だとホテルでも、もっと安い所はあるかもしれませんが
料理出来るので、
外食しなくて良い分、かなり節約な旅になります。





アルジェレス・ガゾスト1日目

2014年05月22日 02時37分55秒 | 旅行




旅行の楽しみ方は人それぞれだと思うのですが、
自分がどんな旅が好きか・・
知っておくのは大事ですよね。

今まで旅行にあまり縁がなかったので私自身、分かってなかったんですが
私は家に居るのが好きで、
お金がかかると楽しめない気がします。

食材を買うのは好きなのですが、
外でサンドイッチとか売っていて、
これ自分で作ったらいくらで出来る・・と直ぐに考えてしまう。

バルセローナの動物園も入園料が私にしたら高くて
もう少しで「止めて別の所に行こう・・・」って言いそうになりました。
いくらか覚えてなかったのでネットで調べたら
大人15.40€ :=2135円:21米ドル
子ども(3~12才) 9.30€  := 1289円:12.7米ドル
って書いてありました。
予め調べておかなかった私が悪いんでが・・・

主人はとにかく自転車でツーリングして山に登るのが好き。






(アパートの前の道が登山道になっているオータカム山の途中からアルジェレス・ガゾストの町を見下ろした風景)

今回、フランス旅行は予定に入っていず、
ここのアパートも数日前に予約したし、
その後も雨降り続きの天気予報でこのまま滞在するか迷ったのですが、
到着して直ぐ、

「雨降りでもここに居たい。」

と思えた町でした。














主人は着いて直ぐ、オータカム山の山頂まで自転車で行って来て、
夕方、今度は車で私と桃ちゃんをオータカム山に連れて行ってくれたんです。

雪解け水が勢いよく流れていたり、















結構、山の上の方なのに畑があったりで、
裾野が緩やかな傾斜なんですね。















こんな高い所にと思う場所にも住んでいる人がいます。
多分、この農家の家なのでしょう。















でも夕方だったので突然、霧が発生して・・・











それでも主人は霧の中を運転して山頂まで連れて行ってくれようとしてくれたのですが、















危ないので途中で断念しました。
















こういう納屋はスペインのバスク地方にも似ています。
バスク語を話す人はスペイン側とフランス側の両方にいるし、
方言も5、6つある筈なので
ここもバスクの一部なんじゃないかと思います。
バスクのお菓子はケーキ屋さんには必ずあったし。













山の中ですが村と言うか、家はぽつぽつあるのではなく
固まって建ってることがフランスでは多かったです。

スペインのバスク地方では山の中だと一軒一軒は離れて建ててあったんですが。









こんな高い所にも集落が・・・。
冬、雪が深いので、まとまって家がある方が道路の雪かきなど便利だからでしょうか。














この日、主人はスペインの山でブレーキを使い過ぎたからブレーキパッドが薄くなって金属音がすると気にして
ルルドの自転車店に行きました。












若い頃、ツールドフランスで活躍した選手だった彼が開いたお店で、
自転車の修理などもやっています。

2年前にもこの町に来た主人は自転車ロッジに泊まったんですが
そこのご主人にこの店のことを教えてもらったのです。













その元選手だった店のご主人が主人の自転車に乗ってみて
金属音なんて普通だよ~、まだまだ大丈夫!
って。

ま、うちの主人は慎重派なので
壊れるのを待たずに交換したかったんですが。














私は自転車店の隣に自然食品店を発見。
















ここで桃ちゃんが好きないくらに似たもの発見。
スペインでは見かけなかったので大喜び。

(もしかしたらスペインにもあるかもしれませんが私は見つけられなかった)













夕飯はいくらもどきのお寿司になりました。

お米はスペインではナバラ米、フランスではデザート米が寿司に向いていて
値段もそんなに高くなく (1kgで200円くらい)
フランスでは寿司米も売っていたんですが1kg 4ユーロ近くて
しかも高いから買う人が少なくて
古米状態になっていたので
絶対に美味しいお寿司出来ない筈。

すし酢は白ワイン酢で適当に作りました。

フランス語はわからなくて困りましたが
大家さんはイギリス人でお話しするだけで楽しいし、
桃ちゃんは大家さんの1才の犬と庭で転げ回ってるだけで嬉しいし
お家も素敵で、楽しい10日間になりそうな予感。

そして本当に楽しい10日間でした!






フランスで借りたアパート

2014年05月20日 05時17分01秒 | 旅行









高速を出て県道をルルドまで走るのですが、
放牧された牛さん達がのどかに草を食んでいます。

















やっぱり畑、多いですね。
















フランスのこの辺りの田舎は小さい可愛い村が点々としています。
(もしかしたらヨーロッパがそういう感じなのかもしれませんが)










ルルドの町にあるお城。
2年前に主人が入った(有料)そうなんですが、
中世の城で暗くて何もなかったとかで、
桃ちゃんは入りたいと言ったけどとうとう入る機会がなかったです。

















ルルドにはパリほどのホテルの数があるとかで
町は観光で発展しています。

見えるのは教会の屋根。










カーナビのお陰でちょっと複雑なルルドの町を無事通過中。











多くの町がそうなんですが、
町の外に環状線があって、そこから高速や県道に抜けれるようになっていますが、
その環状線から外れて町中を通ると一方通行や迂回が結構あります。













雨降りだったのと、お昼頃に着いたので人通りがないのでしょう。












ルルドに向かう、小さい可愛い観光バス。









町の中心部へ向かっています。














ルルドの町を出て直ぐに橋を渡ります。














すると無料の高速に出て、ここから一気にアルジェレス・ガゾストまで行かれます。















途中、砕石所のような場所があったりしますが、












山が近づくと景色がどんどん変わってきます。















実はアパートがあるのはアルジェレス・ガゾストの町を出て隣町。













カーナビに住所を入れても出て来ない場所ですが、
大家さんが詳しい説明や地図を予め送ってくれたので簡単に見つかりました。

2つの大きな家に挟まれた小さな家が私達が借りた家です。
左が大家さんの家。















台所。












居間には膝掛けを置いてくれていました。












寝室は二階にあります。














二階には2部屋あります。














私達夫婦の部屋。
ベッドの羽布団がものすごく柔らかくて気持ちいい~。











桃ちゃんの部屋。














トイレとシャワーは各部屋に1つずつありました。







今回、フランスの田舎町、ピレネー山脈に近い、アルジェレス・ガゾストで私達が借りたアパートはこちらから予約出来ます。

Algeres-Gazost アルジェレス・ガゾストで借りたアパート(ギーテ)のトリップ・アドバイザーの予約ページ(英語)







アパートから歩いて直ぐのところに流れる川は
ルルドの川とも繋がっています。

雪溶け水のお陰で水が豊富。

そして家の蛇口から出てくる水道の水の甘くて美味しいこと。
ちょっとやみつきになりました。







フランス初日のトラブル「高速料金所でクレジットカードが使えない」

2014年05月19日 02時41分30秒 | 旅行



主人は2年前に今回、フランスで滞在するアルジェレス・ガソストに来ているんですが、
当時はレンタカーしてないんです。

そして今回、スペインから車で移動してきたんですが、
なんと、スペインでは高速の料金所でフィリピンのクレジットカードが普通に使えていたのに
フランスの国境を越えたとたんに使えなくなりました!!







(料金所はこんな感じです)

最初の料金所では理由が分からなかったのですが
その料金所には職員がおられ、
たまたま並んだ場所はカードも現金も使える場所だったので
フランス語を話すお姉さんが

「現金で払うのよ~」

みたいに言って来て
(現金の入り口を指差してたので分かった)

その時は現金で払った済んだのです。

器械が故障してたんだと思った私達、大間違いでした~。

フランス国内の高速ではフィリピンのクレジットカードが使えないのでした。








そんなことも知らず、いざ、ルルドに向かって車を走らせていた私達。
フランスの高速は基本、右車線のみ使用し、
左車線は追い越し専用みたいです。
スペインの場合はそういう感じがしなかったのですが、
フランスでは誰も左車線を走っていず、
走っていたとしても追い越した後に直ぐに右車線に戻っていました。

それが徹底しているのがフランス、という第一印象。

そして新しく高速に上がってきた車からクラクションを鳴らされて

「え、なんで?」

私達が高速を走って、相手が割り込んでくるのに??
と不思議だったのですが、
後で分かったのですが
黒い×印の標識があったら割り込み車に譲って入れてあげる法律なんですって。

相手は当然、入れてくれるものと思って発進したのに
主人がそのまま直進したのでクラクションを鳴らしたのでした。













スペインバスクは牧場が多くて畑はあまり見なかったのですが、
フランス側に入ると畑が目立つようになりました。











まだ国境を越えてそんなに走ってないのに景色が違います。













そしてトイレ休憩にサービスエリアに寄ったんですが、
ここのサービスエリアは上り、下り、共通でした。
出る時に間違えないようにしないと反対方向に行ってしまいますね。

この 「d」の後にアポストロフィーを付けて名詞とつなげるフランス語の多分「of」にあたる使い方は
何度も目にしました。











橋を渡って随分、高速と離れた場所にサービスエリアがありました。












トイレ休憩に寄っただけなのでお店には近づかなかったのですが、
(そして何故かシャワーのマークが)

実はこの時に小銭を全く持っていなかったので
お店で何か買って小銭を用意すべきでした。
まさかカードが使えないと全く思っていなかったのです。



















シャワーとはこのことでした。
寒いのに、使う人居るんでしょうか。
それとも夏だけとか。












スペインからずっと雨で、
天気予報もずっと雨の予想だったので
ぎりぎりまでフランス滞在を途中で切り上げて
スペインに早めに戻ろうか迷っていた主人。

フランスに行く目的は自転車に乗ることだったからです。
大家さんは5日前までに言ってくれた分は返金しますと言ってくれていたので
早めに決断して伝えないといけませんでした。











高速から見える町もスペインバスクとは全く違いますね。
やっぱりフランスという感じがします。















もう、ここは高速を下りた所なんですが、
高速を出る料金所でクレジットカードが使えないとまだ分かっておらず、
スペインと表示が違う為、現金で払えない、カードのみの車線に並んでしまったのです。








カードが使えないと思っていなかったので
この高速チケットを入れてしまいました。

でもクレジットカードが読み取られず、
9ユーロ払えと表示されているけれど
払ってないので遮断機のようなものも上にあがりません。

色々なカードを全部試したけど全滅。
現金で払える車線ではなかったので困った私達は
私が車から降りてインターフォンの緊急時に押すボタンを押しました。

ところが出て来た女性はフランス語しか話せず、
(出て来たと言っても声だけですが)
英語もスペイン語も出来ないのです。

このまま車が料金所から出れないままになるのかと本当に焦りました。

私達の後ろには車が待っていて、
根気よく待っていてくれたのですが、
その方に私は助けを求めに行くと、
初老の女性で、わざわざ車から降りてインターフォンを通して相手の女性と話してくれたのです。

彼女はほんの少し英語が出来たので、
私に 「オフィスで料金を払いなさい」と言いました。

それで車をバックさせ、
(もちろん先にその女性がバックしてくれ)
邪魔にならない所に停め、
料金所の横にある小さな建物に行ったんですが、
そこはオフィスじゃなくて機械室で
無人でした。

ウロウロして困っていたら
さっきの初老の女性が自分の車は料金所を通り過ぎて遠くに停め、
雨の中、歩いて戻って来てくれたのです。

そして私に

「9ユーロ現金で別の車線で払うのよ、
インターフォンで呼び出したら私が話してあげるから、
そしたら会社が9ユーロ払うようにセットしてくれるの。」

と伝えてくれたのですが小銭がない・・・。

そしたら彼女、最初は

「小切手を持ってるなら小切手を切ってくれたら私が9ユーロ払ってあげるわ。」

と言ってくれたのですが、
小切手もなく、

50ユーロと100ユーロ札しかなかったのです。

それで

「いいわよ。この9ユーロあげるから。一緒に行ってあげるから。」

って徒歩で車の通る車線に入ってくれて
インターフォンを押して相手の人と話してくれて、
9ユーロ入れてくれようとしたのですが、
(そして私も主人も他に方法がないので受け取りたくないけど受け取るしかないのか・・・と思っていたのですが)
見ると現金の入り口に50、20、10、5、2、1ユーロなどなどと使える紙幣やコインが書いてあって、
急いで私は50ユーロ札を出し、
彼女にも

「50ユーロで払えます!」

と表示を指さして伝えて、無事に高速代を払うことが出来ました。
(おつりは全部コインで出て来たので遮断機が閉まらないうちにと焦ってかき集めました)

もう涙、涙で、笑っていいのか、泣いていいのか分からなくなった私。
彼女と抱き合ってお別れしました。

今でも思い出すと泣けちゃいます。
名前も聞かなかったし、
聞くのも失礼な気がして聞けませんでしたが、
彼女が居なかったらずっとそこで立ち往生だったことでしょう。

彼女が

「いつか私が中国に行った時には親切にしてね。」

と言った時、私はわざわざ否定しませんでした。
私からしたら中国も、フィリピンも、日本も違う国ですが、
彼女からしたらアジアの国ですし、
そんなに英語も出来ない彼女が必死に私達の為に通訳してくれて
雨の降る中、傘もささずにずっと外で立っていてくれて
自分のお財布から小銭を出してきてくれ、
くれようとして・・・

ありがとう以外の言葉が出なかったです。