先日、国税専門官試験が行われました。
とれたてのほやほや問題を解説していきます。 あるサークルのメンバーに、行ったことがある国について尋ねたところ、次のことが分かった。このとき、論理的に確実に言えるのはどれか。 ○米国に行ったことがある者は、英国とロシアに行ったことがある。 ○英国に行ったことがある者は、中国に行ったことがある。 ①英国に行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、ロシアに行ったことがある。 ②ロシアに行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、中国に行ったことがある。 ③ロシアと中国に行ったことがある者は、英国に行ったことがある。 ④中国に行ったことがないが、ロシアに行ったことがある者は、英国に行ったことがある。 ⑤中国に行ったことがあるが、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。 まず、本問とは関係のない話から。でも、実は関係あります。 テレビで、将棋の藤井聡太2冠にインタビューしていました。 「渡辺明3冠の場合、フットサルをしたりして気分転換したり、他にも、ジョギングだったり、麻雀だったり、棋士の方は趣味も豊富ですが、藤井2冠は、どんなことをして気分転換されてますか?」 「そうですねえ、詰将棋を解いたり、他人の将棋を観戦したりするのが好きですね」 少し空気がヒンヤリしたのを見事読み取った藤井2冠は、そのあととっさに「あと、鉄道が好きなので、〜系の〜が最近出たので、それに乗るのを楽しみにしています。」 オイオイ、息抜きでも将棋か?こいつは間違いねえ、変人だあ、という空気を読み取ったのですね! さて、将棋のルールを知らない人は、絶対に詰将棋を解くことができません。 では、囲碁のルールは知っているが、将棋のルールを知らない人は、詰将棋を解くことができるでしょうか? さらに、囲碁のルールを知らず、将棋のルールを知らない人は詰将棋を解くことができるでしょうか? 囲碁のルールを知ってようが、知ってなかろうが、将棋のルールを知らないのだから、詰将棋を解くことができる訳がありません。 では、本問です。条件を図にすると、
よって、米国→ロシアです。これの対偶は、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。よって、正解は肢⑤です。 中国に行ったことがあろうがなかろうが、この人はロシアに行ったことがないのだから、米国に行ったことがないのですね。ここをポチッとお願いします。→

とれたてのほやほや問題を解説していきます。 あるサークルのメンバーに、行ったことがある国について尋ねたところ、次のことが分かった。このとき、論理的に確実に言えるのはどれか。 ○米国に行ったことがある者は、英国とロシアに行ったことがある。 ○英国に行ったことがある者は、中国に行ったことがある。 ①英国に行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、ロシアに行ったことがある。 ②ロシアに行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、中国に行ったことがある。 ③ロシアと中国に行ったことがある者は、英国に行ったことがある。 ④中国に行ったことがないが、ロシアに行ったことがある者は、英国に行ったことがある。 ⑤中国に行ったことがあるが、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。 まず、本問とは関係のない話から。でも、実は関係あります。 テレビで、将棋の藤井聡太2冠にインタビューしていました。 「渡辺明3冠の場合、フットサルをしたりして気分転換したり、他にも、ジョギングだったり、麻雀だったり、棋士の方は趣味も豊富ですが、藤井2冠は、どんなことをして気分転換されてますか?」 「そうですねえ、詰将棋を解いたり、他人の将棋を観戦したりするのが好きですね」 少し空気がヒンヤリしたのを見事読み取った藤井2冠は、そのあととっさに「あと、鉄道が好きなので、〜系の〜が最近出たので、それに乗るのを楽しみにしています。」 オイオイ、息抜きでも将棋か?こいつは間違いねえ、変人だあ、という空気を読み取ったのですね! さて、将棋のルールを知らない人は、絶対に詰将棋を解くことができません。 では、囲碁のルールは知っているが、将棋のルールを知らない人は、詰将棋を解くことができるでしょうか? さらに、囲碁のルールを知らず、将棋のルールを知らない人は詰将棋を解くことができるでしょうか? 囲碁のルールを知ってようが、知ってなかろうが、将棋のルールを知らないのだから、詰将棋を解くことができる訳がありません。 では、本問です。条件を図にすると、

よって、米国→ロシアです。これの対偶は、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。よって、正解は肢⑤です。 中国に行ったことがあろうがなかろうが、この人はロシアに行ったことがないのだから、米国に行ったことがないのですね。ここをポチッとお願いします。→
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