公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

国家一般職の判断推理 2

2022-04-26 08:58:00 | 国家一般職(大卒)
2021年出題。                    A〜Eの5人は、放課後にそれぞれ習い事をしている。                    5人は、生け花教室、茶道教室、書道教室、そろばん教室、バレエ教室、ピアノ教室の六つの習い事のうち、Eは二つ、それ以外の人は三つの教室に通っている。                     次のことが分かっているとき、確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。                                ○生け花教室に通っているのは4人、茶道教室は3人、書道教室は1人である。                ○AとCが共に通っている教室はない。                  ○BとDが共に通っている教室は一つ、AとBが共に通っている教室は二つである。                   ○BとEが共に通っている教室は一つ、AとEが共に通っている教室は二つである。                   ○Cは、バレエ教室には通っていない。                 ○Dは、そろばん教室に通っているが、ピアノ教室には通っていない。                ①Aは、生け花教室とそろばん教室に通っている。                      ②Bは、茶道教室と書道教室に通っている。                          ③Cは、そろばん教室とピアノ教室に通っている。                         ④Dは、茶道教室とバレエ教室に通っている。                              ⑤Eは、生け花教室とバレエ教室に通っている。                             条件を表にすると、
(AとCは共通なしなので、AとCが隣り合うように表を作っています。)                 AとCは、共通なしで、3つずつだから、
                                つまり、6つの習い事全て、AかCのどちらか一人が通っています。                  よって、
                              生け花4人、書道1人だから、
                          条件に、BとDは共通1つというのがあります。                            今、BとDは生け花が共通しています。               そこで、仮にEが、茶道なんか習いたくない!と言い出したらどうなるでしょうか?                    BとDの共通がもう一つ増えてしまいますね。                               だから、Eは茶道教室に通わなければいけません。                           よって、Eは生け花と茶道教室に通い、習い事の王道を歩みます。              ここで肢⑤はダメ。
                              BとDの共通は1つなので、Bは、そろばん教室には通っていません。
                             AとEの共通が2つということは、
                               Eが通っている2つの教室には、必ずAも通っているということ。                     よって、Aは生け花、茶道、バレエ教室に通っています。
                          じゃあ、Cは書道、そろばん、ピアノ教室ですね。
                             ここまでで、正解は、肢③と決定します。                            BとEの共通は1つだから、Bは茶道教室には通っていない。                   よって、Bは生け花、バレエ、ピアノです。
                           BとDの共通は1つだから、Dはバレエ教室には通っていない。                    よって、Dは生け花、茶道、そろばんです。
幼児期
学生時代
現在
未来





















国家一般職の判断推理 1

2022-04-17 12:29:00 | 国家一般職(大卒)
2021年出題。                        あるクラスで水泳、バレーボール、テニス、野球、弓道、サッカーの6種類のスポーツについてアンケートをとった。              次のことが分かっているとき、確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。            ◯バレーボールが好きではない人は、野球が好きである。                     ◯テニスが好きな人は、水泳が好きではない。                         ◯サッカー又はバレーボールが好きな人は、テニスが好きである。               ◯サッカーが好きではない人は、弓道が好きである。                     ①水泳が好きな人は、弓道が好きである。                         ②バレーボールが好きな人は、弓道が好きである。                   ③テニスが好きな人は、野球が好きである。                      ④野球が好きな人は、水泳が好きである。                        ⑤サッカーが好きな人は、水泳が好きである。                          条件を書き出すと、
対偶もつくっておきます。
選択肢①を調べると、
このように、いきなりこれが正解でした。                        選択肢②は、バレーボールが好きな人は、水泳が好きではないということはいえますが、弓道が好きかどうかは不明。
選択肢③は、テニスが好きな人は、水泳が好きではないということはいえますが、野球が好きかどうかは不明。              選択肢④は、野球が好きな人がどうなのか、全く不明。                   選択肢⑤は、サッカーが好きな人は、必ず水泳は好きではないので、間違いです。
正解は、肢①です。








大阪府、大阪府豊能地区、大阪市、堺市教員採用試験 11

2022-04-10 09:26:00 | 大阪府豊能地区公立学校教育採用選考テスト
2021年出題。                    次の図は、わが国の第21回から第25回までの参議院議員通常選挙における年代別投票率の推移を示したものであり、表は第24回及び第25回参議院議員通常選挙における18歳と19歳の投票率を示したものである。                     ただし、ここでいう投票率とは、全国の投票区から回ごとに定められた数の投票区を抽出して行われた調査による数値である。                      あとのア〜エのうち、この図からいえることとして正しいものを◯、誤っているものを✕とした場合、正しい組合せはどれか。1〜5から一つ選べ。
ア 第21回から第23回までの参議院議員通常選挙における20歳代、30歳代、40歳代、50歳代及び60歳代の投票率は、年代が高いほど高くなっている。              イ 第24回及び第25回参議院議員通常選挙のいずれにおいても、10歳代、20歳代、30歳代、及び40歳代の投票率は全体平均よりも低い。                  ウ 第24回参議院議員通常選挙における10歳代の投票率は50%に満たないが、その回の18歳の投票率は50%を超えており、同回の19歳の投票率より15ポイント以上高い。                   エ 各年代の第24回参議院議員通常選挙における投票率と第25回参議院議員通常選挙における投票率とを比べると、その差が10ポイント以上であるのは10歳代のみであり、18歳と19歳それぞれの第24回参議院議員通常選挙における投票率と第25回参議院議員通常選挙における投票率の差も10ポイント以上ある。
肝心の資料の画像がボヤケて分かりにくいので、赤で補足しました。

ア‥‥‥21回から23回に限らず、全ての回に当てはまっています。(10歳代、70歳代以上はアでは触れていません)もちろん◯。

イ‥‥‥これも全くその通り。
ウ‥‥‥第24回は、10歳代の投票率が45%、その回の18歳の投票率が51.17%なので、ここまでは正しい。             でも、19歳の投票率が39.66%なので、その差は51.17−39.66=11.51ポイント。ウは✕。                    エ‥‥‥10代は45%→33%、20代は36%→31%、30代は44%→39%、40代は53%→46%、50代は63%→55%、60代は70%→64%、70以上は61%→57%なので、確かに10ポイント以上差があるのは10代のみ。                      そして18歳は51.17%→35.62%、19歳は39.66%→28.83%なので、どちらも10ポイント以上の差があり、後半も正しい。       よって、エは◯。                     正解は、肢3です。









大阪府、大阪府豊能地区、大阪市、堺市教員採用試験 10

2022-04-04 09:31:00 | 大阪府豊能地区公立学校教育採用選考テスト
2021年出題。                     次の表は、わが国の2017年における情報通信メディアのうち、主なメディアの平均利用時間(分)を年代別に示したものである。                        この表における主なメディアの平均利用時間(分)に関するあとの記述ア〜エのうち、正しいものを◯、誤っているものを✕とした場合、正しい組合せはどれか。1〜5から一つ選べ。
ア 平日1日と休日1日ともに、テレビ(リアルタイム)視聴の平均利用時間が他の年代と比べて最も長い年代は60代であり、テレビ(リアルタイム)視聴の平均利用時間が他の年代と比べて最も短い年代は10代である。                      イ 同じ年代で平日1日と休日1日とを比べると、10代から60代までのいずれの年代についても表中のすべてのメディアの平均利用時間の合計は休日1日の方が長い。            ウ 同じ年代で平日1日と休日1日とを比べると、表中のどのメディアについても平日1日より休日の方が平均利用時間は長い。                      エ 平日1日と休日1日ともに、10代から60代までのいずれの年代についても平均利用時間が長い表中の上位2つのメディアはテレビ(リアルタイム)視聴とネット利用である。
ア‥‥‥前半は確かに正しいですが、後半の休日のテレビ(リアルタイム)視聴を見ると、最も短い年代は10代ではなく、20代になっています。(10代120.5、20代120.3)アは✕。                  イ‥‥‥例えば10代を見ると、全てのメディアで、平日よりも休日の方が利用時間が多いので、計算しなくても休日の方が長いことが分かります。                 他の年代も、ラジオ聴取以外は全て休日の方が長い。                      ラジオは休日よりも平日の方が長く聞かれているようですが、その差は微々たるもので、テレビの差に比べると屁のような?ものです。よって、イは◯。              ウ‥‥‥イと同じことを言ってるようですが、少し(かなり)違います。               イでは、利用時間の合計ですが、ウは、個別ですね。                      イで見たように、ラジオについては、30代から60代の人は、休日よりも平日の方が聴取時間が長くなっています。               (その分テレビをみているのかも。)ウは✕。                          エ‥‥‥全くそのとおり。                 面白いことに、10代20代は平日休日ともにネット利用が1位なのに、30代以上は平日休日ともにテレビ(リアルタイム)視聴が1位になっていて、これはほぼ間違いなくあと20年もすると、テレビよりもネットが主流になりそうです。              ゲームが原因か?エは◯。                以上より、正解は肢4です。                  それにしても10代の若者よ!新聞読めよ!                        
0.3分って、18秒やぞ~!