2012年出題。 三つの正の整数a,b,cが次の条件を満たすとき、a+b+cはいくらか。 ・a<b<c<10である。 ・aは奇数である。 ・bとcの差は3である。 ・aとcの平均は、bより小さい整数である。(選択肢省略) a<b<c<10で、aは奇数だから、a、b、cに適当な整数を当てはめていけば、何とかなる問題です。 でも、ここでは、真面目に考えていきます。 奇数+奇数=偶数で、奇数+偶数=奇数というのは大丈夫ですね~。 もしもcが偶数だったら、aとcの平均は整数になりません。 例えば、a=1、c=8だとすると、aとcの平均は4.5となって、最後の条件を満たすことができません。 だから、cは奇数です。 そして、この最後の条件を図にすると、 ここに、その他の条件も付け加えて、
aとbの差は、bとcの差よりも大きいので、3より大きく、4以上です。 もしもc=9ならば、b=6、aは、6よりも4以上小さいから、1か2。でもaは奇数だからa=1。 c=7ならば、b=4。aは4よりも4以上小さいから、なんぼ何でも0で、もう正の整数にはならない。 したがって、a=1、b=6、c=9。a+b+c=1+6+9=16。正解は16です。
aとbの差は、bとcの差よりも大きいので、3より大きく、4以上です。 もしもc=9ならば、b=6、aは、6よりも4以上小さいから、1か2。でもaは奇数だからa=1。 c=7ならば、b=4。aは4よりも4以上小さいから、なんぼ何でも0で、もう正の整数にはならない。 したがって、a=1、b=6、c=9。a+b+c=1+6+9=16。正解は16です。