試合をすると、こちらの得点は相手にとっては失点であり、こちらの失点は相手にとっては得点になります。こちらが4対3で勝った場合、斜めどうしは同じ数になります。では、これは一体、どうなっているのでしょうか?Aは無得点だから、Bの失点は0のはずです。なぜ4失点?これは、Bは、A以外のチームとも試合をしていたとしか考えられません。これがトーナメント戦だったら、BはAに勝ち、その次以降の試合で4失点したという意味ですね。また、Aの失点が1、Bの得点が5ということからも、Bが勝ったことが分かります。よって、次のことが言えます。もっと簡単に言うと、「得点と失点の数が合わないときは、数字の大きい方が勝ち」なのです。 平成25年国家一般職(大卒)より。 サッカーの地区大会がトーナメント方式で行われ、A~Hの8チームが参加した。試合について次のことが分かっているとき、「優勝チーム」と「決勝での優勝チームの得点」の組み合わせとして正しいのはどれか。○トーナメントの組み合わせは図のとおりであった。○全ての試合は1点以上の得点の差がついて勝敗が決まり、引き分けはなかった。○各チームの得点の合計と失点の合計は表のとおりであったが、一部は未記入のままとなっている。まず、A対Bは、上記の法則よりBの勝ち。その際、Bの6失点のうちの1点は、Aとの戦いで失ったものなので、こうしておきましょう。C対Dは、Dの勝ちですが、Cは0対2で敗れていますね。E対Fは、Eの勝ちですが、Fは2得点なのに負けたので、Eに3点以上取られてしまったのですが、Eは得点の合計が3。つまり、Eは1回戦でFに3対2で勝ったのですが、2回戦以降は無得点。これじゃあ2回戦で負けますね。しかも、2回戦では失点1で敗れるのですから、0対1で敗退。G対HはHの勝ちですが、Gはたったの1失点で負けています。逆に言うと、Hは1得点で勝っています。よって、1対0でHの勝ち。次に2回戦です。Bの失点(5)が、Dの得点(2)より多いのでBの勝ち。Hは1対0で決勝戦へ。それにしてもHチームは、完璧なディフェンスです。攻撃力は弱いけど。決勝戦の結果は、Hの得点、失点を見れば分かります。完璧なディフェンスを誇るHチームも、Bチームの攻撃には耐えられなかったようです。正解は、肢②です。ここをポチッとお願いします。→
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