公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

平成30年度警察官17

2019-03-12 11:03:00 | 手順
4枚のコインがあり、これを3枚裏返す作業を1回とする。はじめ4枚のコインは全て表に置いてあったとすると、全てのコインを裏にするには少なくとも何回の作業が必要か。                   ①3回②4回③5回④6回⑤8回                    表を○、裏を×とします。○を1回裏返すと×になり、2回裏返すと○になり、3回裏返すと×になる、というように、あるコインを、奇数回裏返すと×、偶数回裏返すと○になります。                   さて、「3枚裏返す作業を1回とする。」とあります。3枚裏返す作業をk回行うとすると、コインは計3k回裏返ることになります。全てのコインが×になるので、4枚のコインは全て奇数回裏返された。よって、3k=偶数ですね。最小のkは2ということになりますが、そうはいきません。なぜならば、一つの作業で、3枚のコインを裏がえさなければならないからです。(問題文にそう書いてあります)つまり、とすると、k=4が最小と思われるので、やってみたら、できました。正解は、肢②です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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平成30年度警察官14

2019-02-15 10:34:00 | 手順
ドーナツ型の図形を7つのマスに分け、7色に塗り分けた。この7つのマスのいずれかにコマを置き、1~6の目を持つサイコロの出た目の数だけ矢印の方向にコマを進める。                 いま、3個のコマを同じマスに置き、2回サイコロを振った。まず1つ目のコマを、1回目に出た目の数だけ進めると黄のマスにきた。次に、2つ目のコマを、2回目に出た目の数だけ進めると赤のマスにきた。最後に、3つ目のコマを、1回目と2回目に出た目の数の和だけ進めると紫のマスにきた。最初にコマを置いたマスの色はどれか。①藍②紫③橙④緑⑤青                     選択肢を使って、①から一つずつやれば、1、2分で答えは見つかりますが、選択肢を使わずにやってみます。                  1つ目のコマが黄で、3つ目のコマが紫なので、1回目に出た目の数をa、2回目に出た目の数をbとすると、スタート地点から、aだけ進むと黄、a+bだけ進むと紫なので、こんなイメージです。黄から紫までは4マスなので、b=4です。2つ目のコマは、b(=4)だけ進むと赤に止まったのだから、スタート地点は、赤から4マス戻った緑ですね。正解は、肢④です。                    念のために確かめてみます。スタート地点が緑だとすると、a=6で、1つ目のコマは黄に来ます。b=4だから、2つ目のコマは赤に来ます。6+4=10なので、確かに3つ目のコマは紫に来ます。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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コインとスイッチ

2018-06-30 10:44:00 | 手順
コインの表を◯、裏を●とします。今、◯です。さあ、7回ひっくり返すと?●◯●◯●◯●で、裏ですね。                     では、10846回ひっくり返すと?◯ですね。つまり、偶数回だと変化なし、奇数回だと今と逆になるのですね。                    このように、コインを数回裏返すと…という問題を作ることができ、それに飽きてきた出題者は、「電気のスイッチの話にでもしよか」となるのです。本質は同じことです。                    これにも飽きてきたら何にするんでしょうね?まさかTシャツを裏返して…などとはならないですねぇ。                    平成28年市役所B日程より。                    ある大広間には、シャンデリアとスポットライトの2種類の照明があり、スイッチが大広間の東西南北の壁面に1個ずつ、計4個ある。スイッチはそれぞれ、どちらか1種類の照明に対応しており、1回押すたびに、対応する照明が消灯(-)から点灯(+)へ、または(+)から(-)へ切り替わる。                    照明がどちらも(-)のときに、4個のスイッチを1回ずつ押したところ、照明はどちらも(+)になった。                    続けて、東以外の3個のスイッチを1回ずつ押したところ、シャンデリアは(+)、スポットライトは(-)になった。                    さらに続けて、西と北のスイッチを1回ずつ押したところ、シャンデリアは(-)、スポットライトは(+)になった。                    このとき、スイッチと照明の対応関係について確実に言えるのはどれか。                    ①東と西のスイッチはどちらもシャンデリアに対応している。                    ②東と南のスイッチはどちらもシャンデリアに対応している。                    ③東と北のスイッチはどちらもスポットライトに対応している。                    ④西と北のスイッチはどちらもスポットライトに対応している。                    ⑤南と北のスイッチはどちらもシャンデリアに対応している。                    始めは、シャンデリアもスポットライトも消えていたくせに、東西南北のスイッチを1回ずつ押すと、どちらも点灯しました。よって、シャンデリアのスイッチもスポットライトのスイッチも奇数回押されたのです。東西南北のスイッチは、シャンデリア3個とスポットライト1個か、シャンデリア1個とスポットライト3個か、のどちらかです。                    まあ、普通の大広間だったら、2個ずつにしてあるんだけれども、それだと東西南北のスイッチを1回ずつ押すと、どちらも(-)になってしまいますので、この大広間はおかしな大広間だなあと分かりますが。                    続けて、西と南と北のスイッチを押すと、シャンデリアが点灯、スポットライト消灯なので、さらに続けて、西と北のスイッチを押すと~。結局、西と北は、シャンデリアとスポットライトが1個ずつ。ということは、ということは、ということは、ということは、ということは、正解は、肢②です。ということは、ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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イヤな顧問

2018-04-18 08:30:00 | 手順
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A君は、自分がX班になるかY班になるかが知りたくて、顧問の先生に聞きに行きました。                    すると、顧問の先生は、「ああ、BとCはY班で、DはX班だよ。ただし、このことは、決してB、C、Dに言ってはならない。言ったら君には退部してもらうよ。はははのは!」                   こんな顧問、殴ってやりたくなりますねぇ。次の問題では、さらにイヤらしくなりますよ。平成23年度国家Ⅰ種より。                    A~Eの5人が、キャンプの班分けで自分がX班になるかY班になるかを知りたいと思い、担当の顧問に聞きにいった。すると顧問は、各人に対して個別に、本人と他の1人を除く3人についてのみ、X班かY班かを教えた。A~Eの各人が得た情報は次のとおりである。その後、顧問は、A~Eが一堂に会した場で、○各人にどの3人の班を教えたかということ○Y班は多くとも3人であることの2点を伝えた。                   その時点で、A~Eのだれも自分の班を特定できなかったが、そこでだれも自分の班を特定できないとわかると、まず1人だけが自分の班を特定することができた。それはだれか。①A②B③C④D⑤E                                   そもそも、なぜこの人たちは、顧問の先生に聞きにいったのでしょうか?おそらく、X班は、近所のお粗末キャンプ場で、Y班はハワイのウッキウキキャンプ場で、自分がどっちになるか気になって仕方がなかったからです。ハワイに行けるのは多くとも3人までです。例えば、嫌みな顧問が、A君に、と伝えたならば、A君は、もう諦めるしかありません。                    A~Eの5人ともが自分の班を特定できなかったのですから、各人は、自分が教えてもらった3人が3人ともY班だったということはあり得ないのです。3人の中に必ずX班の人がいたのです。すると、A君は、こう考えます。                   「BとCはハワイだなあ。EはボクとBとCのことを知っている。ボクとBとCは3人ともハワイに行くことはないのかあ。はあ?えええええ?じゃあボ、ボ、ボクは………😢」ということで、正解は、肢①でした。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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おっといけねえ!間違っちまった!②

2018-03-17 12:09:00 | 手順




前回の記事の途中まで再掲します。平成17年の地方上級からです。                    表に1~5の数が一つずつ書かれた5枚のカードが裏返しに置かれている。A~Cの3人がこの中から1枚ずつカードを抜き取り、手に持ったカードの表を前に向けて立った。このとき、3人はいずれも他の2人のカードは見えるが、自分のカードは見えない。3人は、自分が他の2人のカードの数よりも大きい数のカードを持っていると分かったときには「勝った」、自分のカードの数より大きい数のカードを持っている者がいると分かったときには「負けた」、どちらとも判断できないときには「分からない」と言うことにした。                    3人がA、B、Cの順にそれぞれ、見えているカードとそれまでに他の者の発言があるときはその発言とから、次のように述べた。このとき、各人の持っているカードについて確実にいえるのはどれか。                  A 「分からない。」                 B 「分からない。」                 C 「負けた。」                 ①Aは4を持っている。                  ②Aは5を持っている。                  ③Bは4を持っている。                  ④Cは1を持っている。                  ⑤Cは2を持っている。                                         Aは、どんなときに「勝った。」と発言するでしょうか?BとCが、1と2(順不同)を持っていたときですね。(自分は必ず3以上の数を持っていることになる)                        次に、Aは、どんなときに「負けた。」と発言するでしょうか?BかCが5を持っていたときですね。(自分は4以下だから)                        Aは、「分からない。」と発言したのだから、こういうことです。 ここで、大事なことがあります。                        BもCも、Aの発言を聞いていたということです。                    先ほどの表は、問題を解いている我々だけが知っていることではなく、A、B、C3人とも知っているということなのです。例えば、BもCも、自分は5のカードを持っていないと気が付いているのです。                    Bは、どんなときに「勝った。」と発言するでしょうか?AとCが1と2(順不同)を持っていたときですね。                    どんなときに「負けた。」と発言するでしょうか?AかCが4以上のカードを持っていたときですね。(自分は4以下だと知っているから)                    Bは、「分からない。」と発言したのだから、こうです。次に発言するCは、この表のような状態であることに気が付いていますよ。Cはこう考えます。                   「俺はどうせ3以下の小せえやつさ。もしもAかBが3以上のカードを持っていたら俺の負け😩。AとBが1と2(順不同)なら俺の勝ち🙌。さあ、勝負だ!」と、AとBのカードを見てみますと、「おっと、いけねえ!負けちまった~😵」ということで、AかB(または2人とも)は3か4を持っていました。ところが、Bが3を持っていたなら、ということになり、AとCが1と2を持っていることになり、△に違反します。                                                    ここまでは、間違ってはいませんので、ここから先を訂正します。Aが3を持っていたらどうなるでしょうか?Bは、AとCのカードを見て、こう考えます。(例えば、Aが3で、Cが1)「ん?Cの野郎、1だな。ほんとに小せえ奴だ。俺とCは1と2の組み合わせじゃあねえから、俺は1でも2でも3でもねえ。4だ。はっはっは。俺の勝ちじゃねえか。お~い、僕、勝ちましたよ~🙌」                   Aが3でCが2だったとしても同じことですね。つまり、もしもAが3だったら、Bは「勝った。」と発言するのです。よって、Aは3ではありません。なので、Bは4です。(Cは、AとBのカードの中に、3か4があったから、「負けた。」と発言したのですから)Aは1か2で、AとCは1と2の組み合わせではないので、Cは3です。正解は変わらず、肢③です。まあ、許してやるよって方は、ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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