公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

大阪府公立学校教員採用試験no23(2017.7.7)

2017-09-30 11:22:00 | 資料解釈


次の表は、2015年の人口、面積、乗用車保有台数について、わが国の都道府県A~Dと全国計の数値をまとめたものである。この表からいえることとして、次のア~エのうち正しいものを○、誤っているものを×とした場合、正しい組み合わせはどれか。1~5から一つ選べ。ア 表中のA~Dの乗用車保有台数は、全国計の10%を超える。             イ 表中のA~Dにおいて、人口が多い都道府県ほど、人口密度も高い。                  ウ 表中のA~Dにおいて、面積が大きい都道府県ほど、乗用車保有台数も多い。                   エ 表中のA~Dにおいて、人口密度が高い都道府県ほど、人口1000人当たりの乗用車保有台数も多い。ア……A~Dの乗用車保有台数の合計は、3141+2745+390+340=6616。全国計の10%(6051.7)を超えています。正しい。イ……概数で、A~Dの人口密度を求めておきます。Aは、14000÷2200=6.4。Bは、8800÷1900=4.6。Cは、730÷7100=0.13。Dは、570÷3500=0.16。大きさを比べるだけなので、単位(千人)は気にしなくても構いません。Cは、Dよりも人口が多いくせに、人口密度はDよりも低いので、誤りです。                    ウ……面積が1番大きいのはCなのに、乗用車保有台数は3番目だから、誤りです。(この時点で正解は肢4)                     エ……人口密度はイで求めたので、人口1000人当たりの乗用車保有台数を考えます。これも、大小を比較するだけなので、1000人当たりの「1000」は、どうでもよく、単純に、乗用車保有台数÷人口をすれば順番は分かりますね。Aは、3100÷14000=0.22。Bは、2700÷8800=0.31。Cは、390÷730=0.53。Dは、340÷570=0.6。                    人口密度は、高い順に、ABDC、人口1000人当たりの乗用車保有台数は、多い順に、DCBA。全然違いますね。むしろ、逆の傾向があります。都会ほど、電車などの交通機関が発達していることから、当たり前の結果だと思います。エは誤りです。正解は、肢④です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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国家一般職(高卒)2017.9.3

2017-09-27 09:23:00 | 場合の数、確率
ある小学校では、1~6年の各学年にそれぞれ1組、2組、3組の三つのクラスがあり、どのクラスにも図書委員が1人いる。                      これらの図書委員を全学年1組、全学年2組、全学年3組の3グループに分け、各グループから1人ずつ計3人の代表をくじ引きで選出することとなった。このとき、3人の代表に5年と6年の両方の学年の児童が含まれ、かつ、それ以外の学年の児童が含まれない確率はいくらか。                   ①1/108②1/72③1/54④5/216⑤1/36                    全学年1組の代表が、5年か6年になる確率は、2/6=1/3。全学年2組の代表が5年か6年になる確率も1/3。全学年3組の代表が5年か6年になる確率も1/3ですね。もしも、「両方の学年が含まれ」という条件がなければ、単純に、となりますが、本問は、ここから、3人の代表が3人とも5年生である確率と、3人とも6年生である確率を引かなければなりません。よって、求める確率は、正解は、肢⑤です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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大阪府公立学校教員採用試験no20 2017.7.7

2017-09-23 09:05:00 | 証言


P、Q、R、S、Tの5人がマラソン競技で順位を競い合ったところ、同順位はなく1位~5位が確定した。この結果についてP、Q、R、Sそれぞれが次の二つの発言をした。ただし、それぞれの二つの発言のうち一方が正しく、もう一方が誤っている。                                        P:「私は2位だった。」「Qは4位だった。」Q:「私は5位だった。」「Rは3位だった。」R:「私は1位だった。」「Sは2位だった。」S:「私は4位だった。」「Tは2位だった。」このとき、Tは何位だったか。①~⑤から一つ選べ。①1位②2位③3位④4位⑤5位                        半分本当半分ウソのパターン問題です。Pの発言の前半を、「P=2(位)」と書き表したとします。これは、♤Pは(何位だったかというと)2位だった。という意味と、♤2位は(誰だったかというと)Pだった。という意味をもちます。条件を整理すると、もしも、Pの発言の前半が本当で、後半がウソだったら……すると、ゆえに……なので、……結局、……ということで、正解は、肢③です。おっと、Pの発言の前半がウソで、後半が本当のときを忘れていました。結果だけ示すと、……ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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国家一般職(高卒)no10 2017.9.3

2017-09-20 09:35:00 | 数量




図のように、6段から成る本棚があり、本棚の各段に、マンガ本を20冊ずつ並べることとした。本棚に並べるマンガ本は、A~Eの五つのシリーズであり、Aは1~35巻、Bは1~15巻、Cは1~20巻、Dは1~30巻、Eは1~20巻から成っていた。                   マンガ本は、1段目の左端から並べ始め、一つの段に並べたマンガ本が20冊となったときは、その一つ下の段の左端から並べた。                   また、同じシリーズのマンガ本は、巻数の小さいものから順に連続して並べ、一つのシリーズのマンガ本を全て並べ終わったときには、その続きから、別のシリーズのマンガ本を同様に並べた。                   マンガ本を全て並べ終わったときの状況について、次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。                   ○1段目には二つのシリーズのマンガ本が並んでいた。                   ○2段目の右端のマンガ本の巻数は5であった。                   ○3、5、6段目にはそれぞれ一つのシリーズのマンガ本が並んでいた。                   ○5段目の左端のマンガ本の巻数は16であった。                   ①Aは4段目と5段目に並んでいた。                   ②Bは4段目に並んでいた。                   ③Cは3段目に並んでいた。                   ④Dは1段目と2段目に並んでいた。                   ⑤Eは6段目に並んでいた。                   条件を整理すると、5段目の左端が16巻だということは、4段目の右端は15巻。ゆえに、このシリーズは、4段目の左から6冊目から始まっています。そして、5段目は一つのシリーズなので、4段目から5段目にかけて、同じシリーズのマンガ本最低35冊が並んでいます。ところが、35冊以上あるのはAのみなので、Aは、4段目と5段目に並んでおり、肢①が正解です。もうちょっとやってみると、1段目は二つのシリーズなので、Bから始まるしかありません。1段目から2段目にかけては、20冊あるCかEです。6段目は一つのシリーズだから、20冊のCかE。2段目から4段目にかけては、残ったD(30冊)ですね。CとEは入れかえ可。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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大阪府公立学校学校教員採用試験no19 2017.7.7

2017-09-16 09:36:00 | 数量
列車Aは、始発駅P駅を出発したのち、途中、Q駅、R駅、S駅に停車して、終着駅T駅に到着する。この路線の乗車券の金額は、乗車距離が10kmまでは100円で、その後、乗車距離が13kmまでは110円、乗車距離が16kmまでは120円というように、3km単位で10円ずつ加算される。例えば、P駅乗車、Q駅降車の場合、乗車券の金額は110円となる。                    次の表は、ある日の列車Aの「各駅で乗車した利用客の人数と降車した利用客の人数」及び「P駅から各駅までの乗車距離」をまとめたものである。R駅を出発してからS駅に到着するまでの間に、列車Aの車内にいた利用客の乗車券の合計金額が含まれるのはどれか。①~⑤から一つ選べ。ただし、利用客は、全員が目的地までの乗車券を持って乗車しているものとし、定期券などの特殊な乗車券は考えないものとする。①2000円以上~4000円未満②4000円以上~6000円未満③6000円以上~8000円未満④8000円以上~10000円未満⑤10000円以上~12000円未満                    この電車に乗っている人は、P駅かQ駅かR駅で乗車し、かつS駅かT駅で降車する人です。表では、斜線部分です。運賃は、P~Sの9人は210円、                    Q~Sの3人は170円、                    R~Sの2人は130円、                    P~Tの5人は270円、                    Q~Tの8人は230円、                    R~Tの19人は190円。                    210×9+170×3+130×2+270×5+230×8+190×19=9460円。                    正解は、肢④です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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