だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

夏のお出掛け 第三弾

2014年08月21日 | 日記
「八月納涼歌舞伎」を観てきました




特に歌舞伎が好きと言うほどではありませんが、
新歌舞伎座ができてからずっと「歌舞伎が観たい」と思っていました。

新歌舞伎座で芝居をするのを心待ちにしていた名優たちが続いて逝去され、
その息子たち(若手)は否が応でも「看板」にならなければ事態。
歌舞伎座新築が始まった頃、誰が想像したでしょう。

勘九郎だって七之助だって、憎たらしいけど海老蔵だって(笑)・・・人間です。
父親であり、
師匠であり、
大きな後ろ盾を失い、泣き叫びたかったでしょう。

そこへもってきて「新歌舞伎座をわかせる責任」を負わされました。
他の役者さんもプレッシャーはあるでしょうが、
親父と比べられる「息子たち」の重圧は・・・想像しただけで、ゾッとします。

ーーどうして、このタイミングで逝くんだよ、と。

「呪われてんのかい」とも思える新歌舞伎座での若手の芝居をワタクシメは観たかったのです。

ーー悪趣味かなwww

   いつ観るの?
   今でしょっ!

ワタクシメが観た演目は「恐怖時代(きょうふじだい)」
これは、谷崎潤一郎が大正時代に発表した戯曲をもとにした作品だそうですが、演出が今風で愉快でした。
ギョッとしたり、笑えたり・・・

「歌舞伎」は格式高い伝統芸術ですが、基本は「大衆演劇」です。
若手(勘九郎・七之助・獅童)の個性をのびのびと出した演技が印象に残りました。
特に勘九郎と七之助は「大衆演劇」の部分を大切にしていると思いました。


チト裏話

「チケットぴあ」のMLを見たら、平日の第一部(午前から開演)の安い席に空きがあったので、ふらっと買ってしまいました。
MLが来た時、前回ココに書いたとおり家庭内でのストレスがたまっていたので、
「遊ばなきゃ、やってられねぇわ」。
そこまではよかったけれど、申し込んだ次の瞬間「午後から予定があったー」と思いだし、
ガチょーン (T_T)/~~~

それでも「行く」と決めたからには行くのだと、前日までに「午後からの用事」の下準備を終わらせました。

「用事」というのは障がい者団体の機関紙作成です。
原稿をそろえてページを組めば、ワタクシメがいなくても作業できるので、そこまでは自力で完成させることにしました。(手先の作業はヘルパーさんに頼みますが)

ところが「下準備」で予想外のことがいくつも起きましてぇぇぇ
キツかった(涙)

自分が「責任者」になっている日に、お遊びの予定を入れたのがいけないんですが・・・
「障がい者は、七重の膝を八重に折れ」的な考え方が未だに強いことに腹立ってます、ワタクシメ。
時には、
七重を八重に折ることも、必要です。
自ら、
ガンバリズムで突き進みたければ、それもいい。
でも、
いつもいつも“当事者”が自分を犠牲にしないと前進しない社会って、どうなんですかね?
最近ほんとーに“当事者”であることに疲れています、ワタクシメ。

だから、むきになって、遊び呆けている所もなくはない・・・かな(?_?)


とはいっても、
用事を任せてしまった方たちに、歌舞伎座のお菓子をお土産に買ってきました。

故・勘三郎さんが好きだったという“ごぼうせんべい”  



コメント
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