だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

3月の想い出②  「電動鉛筆削り器」

2019年03月21日 | 日記
「入学祝い、何がいい?」

友人のムスメっ子がピカピカの一年生になるので、「お祝いは何がいい? 何がほしい?」と尋ねたら、
「鉛筆削り器」 ε≡≡ もちろん電動  今は当たり前 (o|o)

最近ワタクシメは滅多にエンピツを使わないので、「鉛筆削り器」は100均で300円位で買った(笑)簡素な物を使っていますが、
「電動鉛筆削り器」には深い深い重いがるので、その「想い出」も添えて、プレゼントしました 🎁


人生を変えた「電動鉛筆削り器」


ワタクシメが子どもの頃「電動鉛筆削り器」は大変高価なもので、どこにでも売っていなかったし、両親も特に必要とは思っていませんでしたようです。
「鉛筆は親がけずってやればいい」と、気にもかけていなかったわけです。
    
ところが、知り合いの金持ちが「入学祝い」で、電動鉛筆削り器を下さったのです。
その方が「これならなおこちゃんが自分で鉛筆を削れるでしょう」とおっしゃったそうです。

ーーこの一言がワタクシメの人生を変えた気がします。

「障がい」によりできないことがあれば、練習したり訓練したり「自助努力」で克服するといった考え方の時代に、
「道具を工夫すれば、なおこでも自立できるんだ」と両親は目から鱗が落ちたと言っていました(言葉は違うけど)

きっと、そのお金持ちは経験値も豊富で、先駆的な思考の持ち主だったのでしょう。
   
ワタクシメは電動鉛筆削り器で、割り箸をとがらせて工作に使ったり、いろいろな物を削って、「実験?」をして遊びました。

両親、特に母上は「電動鉛筆削り器」に感化され、「電動タイプライター」「電動ポット」・・・
まー「電動」ではなくても、ワタクシメが使うありとあらゆるアイテムを「なおこ仕様」にしてくれました。
それらを使って失敗することも多々あったし、うまく使えず悲しんだりもしましたが、「好奇心・探求心・自立心」は育ったと思います。


久しぶりに「電動鉛筆削り器」を購入し、その安さに驚きました (浦島タロ子ですわwww)
お金の価値は時代とともに変わりますが、体験したことはすべて財産になります。
友人のムスメっ子も新しい生活の中でたくさんの宝物を手に入れてくれることを祈っています。





コメント
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