7days ブックカバーチャレンジ】Day 7
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ついに・・・最終回!
いーや、いやいや💦
「7日間なんて、むり~」と思いましたが、絵本であれば、まだまだイケます(笑)
今回「幼少期に読んだ絵本」を振り返ってみましたら、すごーくたくさんありました。
絵本が身近にある環境を作ってくれた両親。
読み聞かせしてくれたばーちゃん。
遊んでくれたおじちゃん・おばちゃん(当時二十歳前後)
ワタクシメのそばにいてくれた人たちに感謝です _(_^_)_
フィナーレをどうするか・・・迷いましたが・・・ワタクシメをデビューさせてくださり現在でも相談に乗って下さっている岩崎書店の元編集さんに敬意を込めて、
「モチモチの木」にしました ('◇')ゞ
『モチモチの木』は、斎藤隆介作、滝平二郎絵。
数々の絵本を創られた斎藤隆介✖滝平二郎コンビの代表作。初版は1971年、岩崎書店発行。
長く小学校教科書にも掲載されているので、ワタクシメが紹介するまでもありません。
子どもの頃から、この作品は大好きでしたが、デビュー当時お世話になっていた編集者がモチモチの木の編集もされたと聞き、感激でした。
小学校の教科書に載ってからは、たいていの日本人は知っている作品です。
それを編集した方に拙作も編集していただけるのは、恐れ多い気もしたし、誇らしくもありました。
いつになっても「名作」らしいモノが描けないワタクシメですが、一生のうち一作でいいから、「モチモチの木」のように人の心に沁みつく作品が描きたいと思っています。
【ザックリあらすじ】
峠の猟師小屋に祖父と住む豆太は弱虫で甘えん坊。夜は祖父を起こさないと、便所に行かれない。
家の前にある木は、豆太が「モチモチの木」と名づけたトチの木。
昼は全く怖くないのだが、夜になると豆太は「モチモチの木」も怖くてならない。
そんなある晩、祖父は腹痛で苦しみだす。
祖父を助けるには暗闇の中、モチモチの木の前を通り、ふもとの村まで医者を呼びに行かなければならない。
豆太は勇気を振り絞り、必死で走る。
医者を呼びに行き、祖父は助かる。なんとそのとき・・・
モチモチの木に雪明かりがともるのが見えた。
祖父の話していた「勇気のある者だけが見る事の出来る山の神様の祭り」とはこのことだったのだーと、豆太はその意味を知る。
豆太は「勇気ある者」となったと思いきや、祖父の病気が治ると、元の弱虫の甘えん坊に戻ってしまうのだった。
オシマイ (⋈◍>◡<◍)。✧♡
等身大の子ども
「モチモチの木」の表紙はちょっと怖いです。
これは滝平さんの切り絵によるマジックで、他の作品も「表紙」でギョッとさせ、中に連れ込んでいきます。
たまたま今日おしゃべりした20代の方は「豆太が夜オシッコに行かれない気持ち」に共感して(笑)、
「モチモチの木」はこわいですよーと言っていました。
ワタクシメは、「大好きお祖父ちゃんの死」を予感させるところも、こわいし、
豆太が暗闇を走る場面は、泣きそうなほど、こわいです。
「こわい」にもいろいろな種類がありますが、斎藤隆介さんは子どもが感じる「こわさ」をていねいに言葉で表現しています。
「モチモチの木」のいいところは、豆太が「勇気ある者」になって終わるのではなく、
お祖父ちゃんが元気になったら、また「オシッコに行かれなくなる」というオチです😊
いっぺんに大人になるのではなく、赤ちゃん返りをしながら成長する豆太は「等身大の子ども」そのもの。
「ヒーロー物語」ではないから、多くの人に支持され読み継がれるのだと思います。
↓ ㊤は表紙 ㊦は雪明りがともるモチの木
一人一人の力は小さくても、「自分と大切な人の未来のため」に、今は辛抱するしかありません。
美しい「モチモチの木」が見られることを信じて、暗闇を走り抜けましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1e/fe6d8af9eafa63d12dcf574e207dc893.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/46/8e10a7af3e8c0e5aae92895f7cc982fd.jpg)
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ついに・・・最終回!
いーや、いやいや💦
「7日間なんて、むり~」と思いましたが、絵本であれば、まだまだイケます(笑)
今回「幼少期に読んだ絵本」を振り返ってみましたら、すごーくたくさんありました。
絵本が身近にある環境を作ってくれた両親。
読み聞かせしてくれたばーちゃん。
遊んでくれたおじちゃん・おばちゃん(当時二十歳前後)
ワタクシメのそばにいてくれた人たちに感謝です _(_^_)_
フィナーレをどうするか・・・迷いましたが・・・ワタクシメをデビューさせてくださり現在でも相談に乗って下さっている岩崎書店の元編集さんに敬意を込めて、
「モチモチの木」にしました ('◇')ゞ
『モチモチの木』は、斎藤隆介作、滝平二郎絵。
数々の絵本を創られた斎藤隆介✖滝平二郎コンビの代表作。初版は1971年、岩崎書店発行。
長く小学校教科書にも掲載されているので、ワタクシメが紹介するまでもありません。
子どもの頃から、この作品は大好きでしたが、デビュー当時お世話になっていた編集者がモチモチの木の編集もされたと聞き、感激でした。
小学校の教科書に載ってからは、たいていの日本人は知っている作品です。
それを編集した方に拙作も編集していただけるのは、恐れ多い気もしたし、誇らしくもありました。
いつになっても「名作」らしいモノが描けないワタクシメですが、一生のうち一作でいいから、「モチモチの木」のように人の心に沁みつく作品が描きたいと思っています。
【ザックリあらすじ】
峠の猟師小屋に祖父と住む豆太は弱虫で甘えん坊。夜は祖父を起こさないと、便所に行かれない。
家の前にある木は、豆太が「モチモチの木」と名づけたトチの木。
昼は全く怖くないのだが、夜になると豆太は「モチモチの木」も怖くてならない。
そんなある晩、祖父は腹痛で苦しみだす。
祖父を助けるには暗闇の中、モチモチの木の前を通り、ふもとの村まで医者を呼びに行かなければならない。
豆太は勇気を振り絞り、必死で走る。
医者を呼びに行き、祖父は助かる。なんとそのとき・・・
モチモチの木に雪明かりがともるのが見えた。
祖父の話していた「勇気のある者だけが見る事の出来る山の神様の祭り」とはこのことだったのだーと、豆太はその意味を知る。
豆太は「勇気ある者」となったと思いきや、祖父の病気が治ると、元の弱虫の甘えん坊に戻ってしまうのだった。
オシマイ (⋈◍>◡<◍)。✧♡
等身大の子ども
「モチモチの木」の表紙はちょっと怖いです。
これは滝平さんの切り絵によるマジックで、他の作品も「表紙」でギョッとさせ、中に連れ込んでいきます。
たまたま今日おしゃべりした20代の方は「豆太が夜オシッコに行かれない気持ち」に共感して(笑)、
「モチモチの木」はこわいですよーと言っていました。
ワタクシメは、「大好きお祖父ちゃんの死」を予感させるところも、こわいし、
豆太が暗闇を走る場面は、泣きそうなほど、こわいです。
「こわい」にもいろいろな種類がありますが、斎藤隆介さんは子どもが感じる「こわさ」をていねいに言葉で表現しています。
「モチモチの木」のいいところは、豆太が「勇気ある者」になって終わるのではなく、
お祖父ちゃんが元気になったら、また「オシッコに行かれなくなる」というオチです😊
いっぺんに大人になるのではなく、赤ちゃん返りをしながら成長する豆太は「等身大の子ども」そのもの。
「ヒーロー物語」ではないから、多くの人に支持され読み継がれるのだと思います。
↓ ㊤は表紙 ㊦は雪明りがともるモチの木
一人一人の力は小さくても、「自分と大切な人の未来のため」に、今は辛抱するしかありません。
美しい「モチモチの木」が見られることを信じて、暗闇を走り抜けましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1e/fe6d8af9eafa63d12dcf574e207dc893.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/46/8e10a7af3e8c0e5aae92895f7cc982fd.jpg)