だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

メッセージ集・同期生編 ② 島からの便り

2020年02月09日 | クリエーター・モード
こんなところに・・・同期生 😲

12月に高校の同期生が「出版祝&読み聞かせライブ」を開催してくれたと書きましたが、そこで出会って、Facebookでおしゃべりするようになった同期生・Sさんがいます。
高校時代、彼とはまったく接点がなく、「お久しぶりです」ではなく、「はじめまして」のご挨拶から始まりました。

彼の住まいは神津島村(こうづしまむら)は、伊豆諸島にある東京都の村です。
東京都心の南西178kmの太平洋上に浮かぶ島で、漁業関係者や釣り人、ダイビングを趣味とする人々によく知られた所だそうです。
恥ずかしながらワタクシメは今まで「神津島」の名前すら知りませんでした (/ω\)

そして、理由は存じませんが、神津島の人がワタクシメと同じ学校に通っていたことにビックリ。
まー「都立高校」なので、おらが町も島も学区域っちゃー「学区域」なんですけど(笑)

ーーあの「のんきな高校」にそんな苦労人がいたのかー(*'ω'*)

もひとつオマケのビックリは、彼のお嬢さんが「おらが町」の住人で、もしかしたらそこいらですれ違っているかも知れないってこと。
まー、誰が何処に住んでも構わないんですが(笑)
「こんなところに・・・同期生」ですわぁ。世間はせまい。悪いことはできない(o|o) と、つくづく思った次第です <(_ _)>


島からの便り 📧

Sさんは神津島の障がい者施設にお勤めです。NPO法人潮彩の会 神津島村地域活動支援センター(公式ブログ)

またしてもお恥ずかしながら、離島に「障がい者施設」があると聞き、ビックリしました、ワタクシメ。
「おらが町」で青春してたSさんが故郷に戻るまではわかるんですが、そこで「障がい者施設」かい・・・と思っちゃいました。
「小さな島で、運営できるんですか?」と心配になりました。

でも、それって「おらが町@都会」しか知らないワタクシメの偏見ですね。
神津島ならではの「障がい者施設」があって、そこだからこその「運営方法」があるのです。
ホームページを拝見すると、利用者も職員も周りの方たちも生き生きしています。
素直に「がんばってー✋」とエールを送りたくなります。

Sさんがブログに「高校時代の自分を振り返ると、とても恥ずかし」と書かれていますが、それを言ったらワタクシメも「島のこと」は何も知らなかったのだから、「お互い様」です。
どの人も、どんな状況でも、「お互い様」の気持ちで生きていれば、悲しい事件は起きないのではないでしょうか?!
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岡田さんと私の出会いは40年以上前の事で、同じ高校に通っていました。
当時神津島という限られた地域の中でしか生活していなかった私が都内の高校へ通い始めて、脳性麻痺という重い障がいを抱えた岡田なおこさんという存在を知ったわけですが、
当時の私には岡田さんは特別な存在でした。「こんな人が東京にはいるんだ?」というような。
クラスも違い3年間言葉を交わすこともなく過ごしたわけですが、当時は障がいに対する知識もなく、ある面奇妙な人を見るような感覚しか持っていなかったんだと思います。
今は神津に戻り、地活という障がい者に関わる施設で働き、多くの障がいをもった人達と接して楽しく過ごさせて頂いていますが、当時の自分を振り返るととても恥ずかしくなります。
岡田さんが、「あの高校には変な健常者がいっぱいいた」と言っていましたが、私自身も正にその変な健常者でした。
今回、高校時代の友人のライブで、岡田さんの「いのちのカプセルにのって」の出版記念イベントも行う、と言うことで参加し、40年ぶりに会い、初めて言葉も交わしました。
本の読み聞かせもあり、ライブもあり、40年ぶりに会う友人もいて楽しい一時を過ごすことが出来ました。
その中で岡田さんの話を聞くことも出来ました。
岡田さんが児童文学作家を目指したのは、漢字が苦手だったから、と、「大人になってみんなに会ったときに恥ずかしくない自分でありたかったから」、ということを話していました。
全身麻痺という重い障がいを抱えていてもこんなに頑張っている人もいるんだということを思い知らされ自分自身もっと頑張らなければ、と思う面と、
地活の利用者をはじめ障がいを抱えた方達が、頑張ればもっと出来る!とか、少しでも元気になれればいいかな、と思いこの本を購入しました。
地活、潮彩の会に一冊ずつ置いてありますので、興味のある方は是非ご一読下さい。

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作品を通して、思わぬ出会いがたくさんあり、感謝の気持ちでいっぱいです😊
 ↓ 写真は・・・「神津島村 観光サイト」からいただきました。

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