奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 アブ、クモ、毛虫など

2021-10-02 20:43:45 | 奈良散策
奈良散策 第228弾


9月23日朝の散歩のときの写真です。この日は虫にボロボロに食われたカラムシでその犯人を探すのが目的で、佐保川の東側を流れる地蔵院川土手まで行ってみました。



まずは土手まで行く間に見つけた虫です。これはホソヒラタアブ



それから、ミナミヒメヒラタアブ



これはヤハズハエトリ



「日本のクモ」によると、腹部に縦筋が入るのはマミクロハエトリ♂だとのことです。



電線に止まっていたイソヒヨドリです。



これはドヨウオニグモ



それから、アオモンイトトンボ



これはたぶん、シマアシブトハナアブ♀だと思います。





そして、アゲハです。





そして、いよいよ地蔵院川土手のカラムシのところに到着しました。ご覧の通り、虫に食われてぼろぼろになっています。かなり広い範囲でこんな状態だったので、ずっと虫を探してみました。



不思議と見つからないのですが、やっと1匹だけ見つけました。





「原色日本蛾類幼虫図鑑(上)」を見ると、クロキシタアツバとキシタアツバの幼虫がよく似ています。さらに、食草は前者がヤブマオとカラムシ、後者はヤブマオということで、まあ、合っています。また、タイワンキシタアツバは幼虫段階ではクロキシタアツバと区別がつかないとのことです。図鑑には検索表も載っているのですが、黒条の有無と体色くらいしか分かりません。黒条があり、地色が橙褐色ということで、キシタアツバの幼虫ではないかと思っています。あまり長い間探していたので、何か所か蚊に刺されてしまいました。





カラムシにはこんなフクラスズメの幼虫も見つかったのですが、大胆に葉を食べるので、食痕がだいぶ違います。



最後はキマダラセセリでした。