奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午前の散策 永慶寺、切支丹流配碑

2021-10-04 20:11:27 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第230弾


9月23日の午前中に家族と一緒に大和郡山の名所めぐりをしました。





最初は永慶寺で、郡山城址の西側にある黄檗宗のお寺です。山門の写真を撮り忘れたので、中に入ったところの写真からです。ここは、本多家を継いで甲府から移ってきて郡山城主になった柳沢吉里(柳沢吉保の子)の菩提寺になっています。



寺の中にあったシオンです。



それにフヨウ



これは弁天堂。





それに弁天門です。黄檗宗は臨済、曹洞宗と共に三禅宗の一つとされています。



次はカトリック大和郡山教会に行ってみました。





ここには切支丹流配碑があります。これは江戸時代に隠れキリシタンとして不遇な生活を強いられてきた人々が、明治時代になっても新政府の政策に合わないという理由でキリスト教に対して禁止令が出され、長崎の浦上村に集まっていた隠れキリシタンの人々が強制的に各地に送られたそうです。郡山藩にも86名が送られてきて、やはり不遇な生活をされられていたのですが、明治6年に諸外国の圧力からキリシタン放還令が出され、元の浦上に戻されたそうです。その間に亡くなった6名の方の墓が流配碑として残されているというものです。

ここに出てきた永慶寺も切支丹流配碑は共に「大和郡山歴史ものがたり」という小学生用の副読本に載っていたものです。これからもあちこちに行ってみようと思います。

雑記)秋晴れの日が続くので、今日は家族と馬見丘陵公園に行きました。この間、コキアを見に行ったときに、見晴台かなと思って偶然登ったのが、実は、倉塚古墳でした。それで、図書館で川上邦彦著、「大和葛城の大古墳群 馬見古墳群」を借りてきて読んだら、そのすぐ北側に乙女山古墳という日本最大の帆立貝式古墳(前方後円墳の前方の小さい古墳)があるというので、見に行こうということになったのです。ただ、行ってみると、黄色のキバナコスモスが一面に咲いていて、すっかりそちらに気を取られてしまいました。休日は混むからと思って月曜日に行ったのですが、駐車場は7,8割埋まっていて、お花畑も人でいっぱいでした。そして、肝心の乙女山古墳はこんもりとした木で覆われ、おまけにスズメバチ注意で近づくこともできずに、よく分からぬまま帰ってきました。古墳は見に行っても何を見てよいのかよく分かりませんね。