奈良散策 第234弾
9月25日午前に家族と大和郡山市の西側にある矢田坐久志玉比古神社に行きました。その時の写真です。



矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこ)は大和民俗公園の西側にある神社です。祭神は饒速日命(にぎはやひのみこと)だそうです。この神は天照大神から十種の神宝を授かり天磐船(あめのいわふね)に乗って、神武天皇が大和国に入る前に大和の地に降りたという伝説の神です。饒速日命はまず、河内国の河上に天降りし、祭祀を行いましたが、再び天磐船に乗り、今度は大和国に着いたそうです。そこで、3本の矢を放し、2番目に放った矢が落ちた地に物部氏などと共に天降り、当地の豪族である那賀須泥毘古の妹登美夜毘売を娶ったということです。
また、この神社は昭和の初めに内務省神社局により、天空を司る神(航空祖神)と指定され、それからは空への信仰の中心になりました。そのため、陸軍九一式戦闘機I型のプロペラが飾ってあるそうです。

その二の矢塚が境内にありました。



この建物の奥に本殿と八幡神社社殿があるようで、それらが重要文化財になっています。残念ながら、ここからは見えません。

これは境内にあった馬の像です。

ここから三の矢塚に向かって歩きました。こんなのどかな道を歩きます。

途中にあった道標です。何が書かれているのかよく分かりません。

しばらく歩くと田んぼの真ん中に三の矢塚が見えてきました。

そして、三の矢塚です。

看板によるとこの地が物部王朝邪馬台国の想定地だそうです。なぜ、こんな田んぼの真ん中に三の矢が落ちたと思ったのか、その理由がよく分かりません。でも、歩くにはとても気持ちのよい所でした。