奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

矢田坐久志玉比古神社と矢塚

2021-10-06 20:05:50 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第234弾


9月25日午前に家族と大和郡山市の西側にある矢田坐久志玉比古神社に行きました。その時の写真です。







矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこ)は大和民俗公園の西側にある神社です。祭神は饒速日命(にぎはやひのみこと)だそうです。この神は天照大神から十種の神宝を授かり天磐船(あめのいわふね)に乗って、神武天皇が大和国に入る前に大和の地に降りたという伝説の神です。饒速日命はまず、河内国の河上に天降りし、祭祀を行いましたが、再び天磐船に乗り、今度は大和国に着いたそうです。そこで、3本の矢を放し、2番目に放った矢が落ちた地に物部氏などと共に天降り、当地の豪族である那賀須泥毘古の妹登美夜毘売を娶ったということです。

また、この神社は昭和の初めに内務省神社局により、天空を司る神(航空祖神)と指定され、それからは空への信仰の中心になりました。そのため、陸軍九一式戦闘機I型のプロペラが飾ってあるそうです。



その二の矢塚が境内にありました。







この建物の奥に本殿と八幡神社社殿があるようで、それらが重要文化財になっています。残念ながら、ここからは見えません。



これは境内にあった馬の像です。



ここから三の矢塚に向かって歩きました。こんなのどかな道を歩きます。



途中にあった道標です。何が書かれているのかよく分かりません。



しばらく歩くと田んぼの真ん中に三の矢塚が見えてきました。



そして、三の矢塚です。



看板によるとこの地が物部王朝邪馬台国の想定地だそうです。なぜ、こんな田んぼの真ん中に三の矢が落ちたと思ったのか、その理由がよく分かりません。でも、歩くにはとても気持ちのよい所でした。

朝の散歩 タウナギほか

2021-10-06 17:36:05 | 奈良散策
奈良散策 第233弾


9月25日朝の散歩のときに撮った写真です。今日は10月6日。もう10日以上報告が遅れてしまったので、慌てて出すことにしました。この日はいつもの養魚池周辺を歩きました。でも、9月も終わりになって虫も花もぐっと少なくなってしまいました。



最初はマンションの廊下の壁に止まっていた蛾で、たぶん、ヨモギトリバだと思います。面白い恰好の蛾ですね。



養魚池ではときどき金魚を別の池に移して水を抜きます。たぶん、池の消毒のためだと思うのですが。水を抜いた池にタウナギがいました。やはり養魚池に入り込んでいるのですね。



これはホシアサガオ



それにアオモンイトトンボ。この辺りはいつもの常連です。



イネはもうこんなに実っています。この間からこちらでも稲刈りが始まっています。



これはツユクサ



今までリュウキュウアサガオと書いていたのですが、ノアサガオと書くことにしました。ネットで見ると、琉球朝顔(オーシャンブルー)という名で出ています。



最後はツルヨシかヨシかで迷っていたのですが、後日、採取して調べてみました。これはヨシで合っているようです。小穂の写真は後日載せます。

雑談)この間から赤とんぼをときどき見るようになりました。これまで、アキアカネ、リスアカネ、コノシメトンボが見つかったのですが、今朝はマイコアカネに出会いました。私にとっては珍しいトンボです。探すといろいろいるかもしれませんね。

午後の散歩 虫探し続き

2021-10-06 16:46:55 | 奈良散策
奈良散策 第232弾


9月24日午後の散歩のときに虫探しをしたのですが、その続きです。この日は用水路脇の草むらと建物の壁に止まっている虫を探しました。



最初はいつもの湿地脇の草むらで見たウラナミシジミです。この辺、ウラナミシジミがいっぱいいます。ヤブツルアズキがいっぱい生えているので、それでかなと思っています。



これは湿地に生えているタデです。こんなタデはボントクタデ、ヤナギタデ、ハナタデあたりが考えられるのですが、後日、花を採取して実体顕微鏡で見てみました。花弁に腺点が多く分布し、托葉鞘の縁毛が長いので、ボントクタデだと思っています。花を採取したときの日のブログに写真を載せます。





ちょうどミゾソバが咲き始めていました。10日経った今頃は満開です。





これは植えてあったのですが、たぶん、モロヘイヤではないかと思います。





また、ウラナミシジミ



建物の壁にイナゴが止まっていました。



腹部を拡大してみました。産卵器があるので、♀のようです。コバネイナゴ♀とハネナガイナゴ♀は腹部第3背板後側角に棘があるかないかで見分けるのですが、残念ながら写真には写っていませんでした。



これはイボバッタ



アレチハナガサに止まっているキタキチョウです。



これはホシササキリ





それにトノサマバッタ



これはショウリョウバッタの幼虫かなぁ。