奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午前の散策 大和民俗公園~三の矢塚

2021-10-08 21:17:33 | 奈良散策
奈良散策 第237弾


先日、二の矢塚~三の矢塚周辺を歩いたら、大変気持ちよかったので、9月27日の午前中、今度は大和民俗公園から三の矢塚方面に歩いてみることにしました。駐車場に車を置き、大和民俗公園の中を通り、北門から外に出て、ぐるっと回ってちょうど3kmほどの距離です。





大和民俗公園に入ってすぐに、高い木の上を飛び回っているチョウを見つけました。これはたぶん、ウラギンシジミ。ウラギンシジミはどこにでもいる蝶だと思っていたのですが、いつも歩いている養魚池周辺ではまったく見かけません。今回、葉に止まったところを辛うじて撮ることができました。これが奈良に来て初めての撮影となりました。





もうだいぶ枯れかけているのですが、ハギの花が咲いていたので、名前調べの練習のつもりで撮影してみました。「図説植物検索ハンドブック」によると、次のような点を調べていくことになります。

①a 花序は3出葉より短い。萼裂片の先端は針状。竜骨弁と翼弁は同長。花序の軸や茎に伏毛あり。萼は4裂。小葉は円頭 マルバハギ
①b 過剰は基部の3出葉より長い。萼裂片は鈍頭~鋭尖頭。竜骨弁は翼弁より長い
 ②a 萼裂片の先は円頭~鈍頭。長さは筒部と同長かやや長い ヤマハギ、ツクシハギ
 ②b 萼裂片の先は鋭尖頭。長さは筒部より長い。萼は4裂
  ③a 葉のおもて面全体に宿存する微細な圧毛がある。枝はあまり下垂しない ニシキハギ
  ③b 葉のおもて面は幼時だけ軟毛がある。枝はよく下垂する ミヤギノハギ

花序は3出葉よりはるかに長いので、①bへ進みます。



さらに、この写真から竜骨弁(前に突き出している花弁)は翼弁(その両側にある花弁)より長いことが分かります。



また、萼裂片の先端は鋭尖頭で長さは筒部より長いことも確かです。ということで、②bへ進むことができます。③の毛についてはよく分かりませんが、枝は下垂しているので、たぶん、ミヤギノハギではないかと思っています。



これはシオンに来ていたイチモンジセセリ





これはラベルが付いていたので、確かです。ウメモドキ



それからキバナコスモス







さらに、そのキバナコスモスに来ていたオオスカシバ





これはススキ



そして、これはタラノキかなと思ったのですが、よく分かりません。







これはヒヨドリバナ



そして、これはキゴシハナアブでした。まだ、続きがあるのですが、次回に回します。

雑談1)今日は朝と夕方に散歩に行きました。昨日見たアカボシゴマダラにもう一度出会えないかなと思ったのですが、そう柳の下に泥鰌はいないですね。代わりにナツアカネ♂とマイコアカネ♀の写真が撮れました。これで、アキアカネ、ナツアカネ、リスアカネ、コノシメトンボ、マイコアカネの5種類の赤トンボの写真が撮れました。

雑談2)今度、越してきたマンションの部屋はフローリングになっているのですが、意外に汚れますね。今日はクリーナーシートで表面を綺麗にしてから、ワックスシートでワックスがけをしました。意外に簡単にできて、床はピカピカになりました。これを半年に1度くらいしないといけないようです。