奈良散策 第841弾
6月16日~18日まで、奈良市にある率川神社で三枝祭(ゆりまつり)が開かれました。率川神社には神武天皇の皇后の媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)が祀られています。媛蹈鞴五十鈴媛は皇后になる前に大神神社の近くを流れる狭井川のほとりに住んでいて、その周りにはささゆりが咲き乱れていたという故事に基づくものです。
16日は桜井市にある大神神社から率川神社までささゆりを運ぶ奉献神事が開かれ、17日が三枝祭、そして、18日は後宴祭が開かれます。三枝祭は今年初めてだったので、16日と17日に行ってみることにしました。
まずは16日のささゆり奉献の見学です。ささゆり奉献は大神神社豊年講の人たちの手で行われます。まず、9時40分に大神神社で道中安全祈願祭が開かれ、そのあと、JR万葉まほろば線で三輪駅から奈良駅までささゆりが運ばれます。そして、JR奈良駅前で大和郡山大神講の人たちと合流して、11時半から率川神社までささゆり奉献巡行が行われることになっています。
JR奈良駅に到着するのは11時前後だと思って、10時半にJR奈良駅に行ってみました。駅前にはそれらしい格好の方もおられましたが、人はまばらでした。
ささゆりを運ぶのに使われる車が駅前に置かれていました。中には笠やササユリが入っています。
改札口の前で待っていたら、11時20分ちょっと前にささゆり奉献の一行が到着しました。
大神神社豊年講ののぼりです。
ささゆりはこんな格好で運ばれていました。そんなに数は多くないですね。
そのまま階段を下りて、駅前広場に到着しました。
駅前は「ささゆり音頭」を踊る大和郡山大神講の人たちでごった返していました。
運ばれてきたささゆりが駅前に置いてあった車に移されました。
そのまま「ささゆり音頭」を踊る人たちの真ん中に運ばれました。
その周りで「ささゆり音頭」が始まりました。笠の上に造花のササユリがつけられているので、華やかな感じがします。
そして、11時30分からささゆり奉献巡行が始まりました。
巡行は三条通りを進みます。
踊りながらなので結構大変かもしれません。
先ほど、駅前の車の上に置かれていたささゆりを持った若い女性の行列が通り過ぎました。この人たちは「厄年神役奉仕者」だそうです。厄年というのは役年の意味で、祭りの世話をする役目の人という意味のようです。
巡行はゆっくり進んでいたので、ちょっと先回りして率川神社の方に行ってみました。ここから先は次回に回します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます