詩のようなのあり、ひとこと話のようなのあり、ブラックジョークのようなのあり、とにかくアイデアが肝の超・短編集。ポリンキーやだんご3兄弟もここから生まれたのかなぁ。笑えたりうなったり感心したりいろいろ面白いのですが、中にはぐっとくるものもある。題名「男の子に特有の出来事」に僕はきてしまった。
かなしさゆえのしあわせと
しあわせゆえのかなしさと
だれもがみなひとりなのと
まいにちおとずれるぜつぼうと
たまにおとずれるこうこつと
ときのながれはだれしもに
びょうどうであるざんこくと
わたしのにちじょうはざくざくと
このよをふかくぶんせきすると
しごくまじめにふざけながら
いきていくしかないのだなあと
とてもおもうこのころである。
しあわせゆえのかなしさと
だれもがみなひとりなのと
まいにちおとずれるぜつぼうと
たまにおとずれるこうこつと
ときのながれはだれしもに
びょうどうであるざんこくと
わたしのにちじょうはざくざくと
このよをふかくぶんせきすると
しごくまじめにふざけながら
いきていくしかないのだなあと
とてもおもうこのころである。