「言葉で考えるあなたは言葉を超えることは考えられない。」
魔女とは言葉を超え、ありのままをありのままに受け入れることができる者。ゆえに言葉では表すことのできない世界を視ることのできる者。
森の精霊たちが画面いっぱいに描かれているページは、圧巻。五十嵐大介は魔女か。いや魔男か。(間男ではないだろう。)
魔女とは言葉を超え、ありのままをありのままに受け入れることができる者。ゆえに言葉では表すことのできない世界を視ることのできる者。
森の精霊たちが画面いっぱいに描かれているページは、圧巻。五十嵐大介は魔女か。いや魔男か。(間男ではないだろう。)
ぼくはもこもこときもちのよい。
ひつじをいっぴきかっていて。
ぼくの恋人はそのひつじと。
恋羊のひつじをいっぴきかっている。
空を隔て遠いところにいるもので。
ぼくは恋人にひつじは恋羊に。
めったなことではあえないけれど。
ひつじがめえとないたとき。
恋羊もめえとないている。
ひつじが星を見上げるとき。
恋羊も星を見上げている。
ひつじがねつを出したとき。
恋羊もねつを出している。
ひつじが恋羊をおもうとき。
恋羊もひつじをおもっている。
のでそのたびにぼくはひつじをなででやる。
ゆっくりとなで顔を近づけにおいをかいで。
ひつじといっしょにめえとなき。
ひつじといっしょに星を見て。
ひつじといっしょにねつを出し。
ひつじといっしょにおもっている。
つまりぼくは恋人の夢なども見るわけですが。
そんなこんなをしているうちに。
はて恋人はぼくの恋人だったのだろうか。
それともぼくのまぼろしだったのだろうか。
判然とはしなくなりますますおもいをめぐらすのですが。
どちらにしても大したちがいはないことに思いいたり。
なにしろひつじの毛はのびる一方で。
春先にはきれいに切ってあげなければいけません。
ぼくのおもいものびる一方ですが。
これは切るわけにもいきません。
まあいいでしょう。
なにもかもまあいいでしょう。
ぼくはひつじをかっている。
ぼくはひつじといきている。
ひつじをいっぴきかっていて。
ぼくの恋人はそのひつじと。
恋羊のひつじをいっぴきかっている。
空を隔て遠いところにいるもので。
ぼくは恋人にひつじは恋羊に。
めったなことではあえないけれど。
ひつじがめえとないたとき。
恋羊もめえとないている。
ひつじが星を見上げるとき。
恋羊も星を見上げている。
ひつじがねつを出したとき。
恋羊もねつを出している。
ひつじが恋羊をおもうとき。
恋羊もひつじをおもっている。
のでそのたびにぼくはひつじをなででやる。
ゆっくりとなで顔を近づけにおいをかいで。
ひつじといっしょにめえとなき。
ひつじといっしょに星を見て。
ひつじといっしょにねつを出し。
ひつじといっしょにおもっている。
つまりぼくは恋人の夢なども見るわけですが。
そんなこんなをしているうちに。
はて恋人はぼくの恋人だったのだろうか。
それともぼくのまぼろしだったのだろうか。
判然とはしなくなりますますおもいをめぐらすのですが。
どちらにしても大したちがいはないことに思いいたり。
なにしろひつじの毛はのびる一方で。
春先にはきれいに切ってあげなければいけません。
ぼくのおもいものびる一方ですが。
これは切るわけにもいきません。
まあいいでしょう。
なにもかもまあいいでしょう。
ぼくはひつじをかっている。
ぼくはひつじといきている。