様々なところで書いているエッセイをまとめた本です。
情報に踊らされている人が大多数を占める中で、藤原新也は自分の頭で考えたことを表現しているので信用できる。あたりまえのように聞こえるが、自分で考えたことをそのまま表現することは、この情報過多の時代にあって非常に難しい。まあどんな表現であろうと多かれ少なかれ周りの情報に影響を受けるのは仕方がないが、どれだけその影響が少ないか、またはどれだけ自分のものにできているかということが、本当に自分の言葉になっているかどうかの境目でしょう。ん?なんか書いてて解んなくなってきた。まあとにかく藤原新也の言葉には藤原新也がしっかりいて、聴く価値があるということです。ただし、信用できることと共感できることは別の話です。共感できないところももちろんたくさんあるのです。
その中でも共感できたこと。
「世界というものはディテールによって成り立っているからだ。そのディテールを救うことが世界を救うことにもなる。」「(日本は)鉛筆一本にも抗菌処理が施されているような異常とも見える無菌国家」「人間とは見つめあうことによって視線以上の何かを与えあうものらしい。」
僕は藤原新也のことを、言葉も発信する写真家、だと思っていましたが、どうやら言葉の方面にもかなりの比重を置いた表現者らしいぞ、ということに気付きました。
情報に踊らされている人が大多数を占める中で、藤原新也は自分の頭で考えたことを表現しているので信用できる。あたりまえのように聞こえるが、自分で考えたことをそのまま表現することは、この情報過多の時代にあって非常に難しい。まあどんな表現であろうと多かれ少なかれ周りの情報に影響を受けるのは仕方がないが、どれだけその影響が少ないか、またはどれだけ自分のものにできているかということが、本当に自分の言葉になっているかどうかの境目でしょう。ん?なんか書いてて解んなくなってきた。まあとにかく藤原新也の言葉には藤原新也がしっかりいて、聴く価値があるということです。ただし、信用できることと共感できることは別の話です。共感できないところももちろんたくさんあるのです。
その中でも共感できたこと。
「世界というものはディテールによって成り立っているからだ。そのディテールを救うことが世界を救うことにもなる。」「(日本は)鉛筆一本にも抗菌処理が施されているような異常とも見える無菌国家」「人間とは見つめあうことによって視線以上の何かを与えあうものらしい。」
僕は藤原新也のことを、言葉も発信する写真家、だと思っていましたが、どうやら言葉の方面にもかなりの比重を置いた表現者らしいぞ、ということに気付きました。
蠅は飛び。
草の葉で一休み。
すぐ側には蛙が居て。
止まった蠅をじっと視ている。
その瞬間。
世界は最も強く輝く。
美しいものとなる。
悠久の時はこの一瞬の為に在る。
無限の宇宙はこの空間の為に在る。
草の葉で一休み。
すぐ側には蛙が居て。
止まった蠅をじっと視ている。
その瞬間。
世界は最も強く輝く。
美しいものとなる。
悠久の時はこの一瞬の為に在る。
無限の宇宙はこの空間の為に在る。