宇治市植物公園の温室は入ってすぐにランエリアがあります。
1月、この場所に必ず咲いている白いラン・・・

他のランとは異なり、まるで全体がロウで出来たような質感の大きなラン。
こちらは、本名アングイカム・セスクイペダレ、通称ダーウィンのランです。
マダガスカル原産。
去年の1月、植物園の温室ツアーにたまたま参加したとき、案内の職員の方から詳しい説明を伺いました。
一番の特徴は、花の後ろに垂れる長~~~い距。

この距の一番下には蜜が入っているそうです。
これをみたダーウィン先生、この花の蜜を吸えるくらいの長い口吻を持った虫がいるはずと予言しました。
いくらなんでもこんな長い口吻を持った虫はおらんやろう、と当時の学会では笑われ、無視されたそうです。
ところが、ダーウィンの死から約20年後、本当にこの花の蜜を吸う長~~~い口吻を持ったガがマダガスカルで見つかったのです!
その名はキサントパンスズメガ。
20cmを超える口吻を持ち、このランの蜜を吸いつつ、花粉を運ぶ役割を果たしているそうです。
(ガの写真みつけました → http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9368/ )
難しい説明はさておき、白い花は正面から見ると六芒星形で12~1月に咲くことから、ヨーロッパではコメットオーキッド(星型の蘭)やクリスマスオーキッド(クリスマスの蘭)通称があるとのこと。
すごく珍しい蘭ですが、ヨーロッパには古くから持ち込まれていたのでしょうね^^
説明が長いわりに、花の写真が少ないので、この機会に1月に咲く宇治市植物公園の温室の花をご紹介~
ツアーに参加した気分でどうぞ!
(一部去年の写真も入っています)
ディネマ・ポリブルボン
ランエリアのあちこちに可愛い花を沢山咲かせていました。
水をやるだけでよく、寒さ暑さにも強いので、初心者に超オススメだそうです。
(たまたま見た某ネットショップの説明より)

ドンベア・ウォリッキー
フランス人形のフリフリドレスのよう。

シャクナゲモドキ
これでマンサク科とは!
葉の様子がシャクナゲの葉に似ていることから名付けられたそうですが、う~んどうでしょう。

ウナズキヒメフヨウ
赤が一般的ですが、ピンクの優しさに惹かれます。
最初、蕾と思っていましたが、これが花の最終形なんですね。

ヒメアリアケカズラ
黄色い花は温室では少なめなので、よく目立っていました。
キョウチクトウ科で日本でも路地植えできるそうです。

ペトレア・ウォリビリス
濃淡の紫色が美しく、大好きな花です。
濃い紫の部分(花)が落ちても薄い紫(萼)が残り、いつまでも綺麗で見ごたえがあります。
別名パープルリースに納得。

今日ブログにアップするためネットでも調べましたが、少し寒さに気をつければ温室ではなくても育てらる植物も結構ありそうでした。
それにしても今はネットショップで何でも売ってるんですね~@@
1月、この場所に必ず咲いている白いラン・・・

他のランとは異なり、まるで全体がロウで出来たような質感の大きなラン。
こちらは、本名アングイカム・セスクイペダレ、通称ダーウィンのランです。
マダガスカル原産。
去年の1月、植物園の温室ツアーにたまたま参加したとき、案内の職員の方から詳しい説明を伺いました。
一番の特徴は、花の後ろに垂れる長~~~い距。

この距の一番下には蜜が入っているそうです。
これをみたダーウィン先生、この花の蜜を吸えるくらいの長い口吻を持った虫がいるはずと予言しました。
いくらなんでもこんな長い口吻を持った虫はおらんやろう、と当時の学会では笑われ、無視されたそうです。
ところが、ダーウィンの死から約20年後、本当にこの花の蜜を吸う長~~~い口吻を持ったガがマダガスカルで見つかったのです!
その名はキサントパンスズメガ。
20cmを超える口吻を持ち、このランの蜜を吸いつつ、花粉を運ぶ役割を果たしているそうです。
(ガの写真みつけました → http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9368/ )
難しい説明はさておき、白い花は正面から見ると六芒星形で12~1月に咲くことから、ヨーロッパではコメットオーキッド(星型の蘭)やクリスマスオーキッド(クリスマスの蘭)通称があるとのこと。
すごく珍しい蘭ですが、ヨーロッパには古くから持ち込まれていたのでしょうね^^
説明が長いわりに、花の写真が少ないので、この機会に1月に咲く宇治市植物公園の温室の花をご紹介~
ツアーに参加した気分でどうぞ!
(一部去年の写真も入っています)
ディネマ・ポリブルボン
ランエリアのあちこちに可愛い花を沢山咲かせていました。
水をやるだけでよく、寒さ暑さにも強いので、初心者に超オススメだそうです。
(たまたま見た某ネットショップの説明より)

ドンベア・ウォリッキー
フランス人形のフリフリドレスのよう。

シャクナゲモドキ
これでマンサク科とは!
葉の様子がシャクナゲの葉に似ていることから名付けられたそうですが、う~んどうでしょう。

ウナズキヒメフヨウ
赤が一般的ですが、ピンクの優しさに惹かれます。
最初、蕾と思っていましたが、これが花の最終形なんですね。

ヒメアリアケカズラ
黄色い花は温室では少なめなので、よく目立っていました。
キョウチクトウ科で日本でも路地植えできるそうです。

ペトレア・ウォリビリス
濃淡の紫色が美しく、大好きな花です。
濃い紫の部分(花)が落ちても薄い紫(萼)が残り、いつまでも綺麗で見ごたえがあります。
別名パープルリースに納得。

今日ブログにアップするためネットでも調べましたが、少し寒さに気をつければ温室ではなくても育てらる植物も結構ありそうでした。
それにしても今はネットショップで何でも売ってるんですね~@@
今週末から京都府植物園で早春の草花展が始まります。これには毎年行っています。セツブンソウやバイカオウレンなどが咲いている頃と一緒の時に行ってみたいと思っています。
ダーウィンの蘭、長~い距とやらに驚きました。
その奥にある蜜を吸う蛾の写真にもびっくり!
受粉させてくれる蝶などがいなかったら、子孫を残せませんものね。
自然界の営みは人間の想像を超えるものがありますね。
ドンベア、アラマンダ、ウナヅキヒメフヨウは知っています。
最後の紫の花は美しいですね。
こういう色、大好きです。
楽しい記事を有難うございました。
今年は9日から始まるのですね。
私も期間中に行くつもりですが、今年は生態園の花の開花が去年より少し遅いようなので、いつ行くか悩み中です。
もし行かれたら、花便りお知らせください^o^
私も去年説明を聞いただけでは「まさか!」と思いましたが、蛾の写真を見て納得した次第です。
しかもあの口吻の長さは花粉を運ぶのにちょうどいい長さと太さなんだそうです。
ほんとに自然はスゴイ!
温室の花々はあまり紹介する機会がないので、冬の間に色々載せていきたいと思います。
アリアケカズラはアラマンダというのですね。
そちらの方がエキゾチックな感じで素敵♪