昨日、六甲高山植物園のもっと高山ぽい植物を投稿するとお約束しましたが、その前に・・・
もう5月もあと2日で終わり。
明日は道草日記ですので、今日4月から5月にかけて見たケリの子育ての様子をご覧いただきますね。
<4月16日>
今から1か月以上前になりますが、いつものように田んぼの畦道をお散歩していると・・・
あ、ケリ!こんなに近くにいるのに、逃げません。
鋭い声で鳴いています。
あれ、近くの家の屋根の上にもう一羽。
冬の間よく見かけたご夫婦でしょうか。こちらも鳴いています。
写真を撮っていると、畦道の一羽が泥だらけの田んぼの方にとことこ歩いていきました。
その様子を撮ろうとパチリした写真の中に・・・あれ、真ん中にいるのはもしや・・・
無理やりトリミングして拡大。間違いなく雛鳥です!
ケリ(チドリ科タゲリ属)は地元では留鳥として繁殖します。
以前、大阪の実家近くの田んぼでも子育て中のケリに威嚇されたことがあったのを思い出しました。
大声で鳴くのは雛に近づくなという脅しなのでしょうか。
Wikipediaにかかれた生態がまさに今回見たケリそのもの。
勝手ながら少し改変・コメント付きで引用させていただきますね。
✓繁殖期は3~7月で、抱卵は3月初~中旬に始まり、抱卵・ヒナ養育にそれぞれ約1ヶ月程度かかる。
⇒ 雛を4月中旬に見かけたのでぴったり!
✓一巣4卵で、時には3卵、稀に1卵-5卵が確認される。
⇒後で分かりましたが、雛は3羽いました。
✓巣は水田内や畦などの地面に、枯草を敷いて作る。よって農作業による影響を、著しく強く受ける。
⇒この場所は休耕畑なので、邪魔されずに繁殖できたものと思われます。
✓非常に警戒心が強く、テリトリーにトビやカラス、人などの外敵が近付くと、鳴きながら激しく威嚇、追い払う。
この甲高い鳴き声が、「キリッ」、「ケリッ」などと聞こえるため「ケリ」という和名が付いたと言われる。
⇒なるほど~、遠くから人が近づいただけで急に鳴き始めます。
<4月23日>
1週間後、朝のお散歩をしているとまた甲高いケリッという鳴き声が聞こえました。
いるいる!
驚かさない位置からそーっとカメラを向けると、いたいた。
ちょっとは大きくなったでしょうか。
あ、二羽います! 小さいのにもう足が少し長くて黄色いですね。
警戒音を出し続けながら見張る親御さん(♂も♀も同じ模様なので、区別がつきません)
<4月29日>
さらに約1週間後、様子を見に出かけました。
私が畦道に足を踏み入れる前からもう警戒音。
親の苦労も何のその、天真爛漫な様子が可愛い~
二羽いました。
<5月5日>
このころはGWだったので何度も足を運びました。
親ケリが警戒中~
お~、一羽がキャベツ畑の方に。
よく見たら三羽いる!
てんでに何かをついばんだり、たんけんしたり・・・
そのうち一羽がとことこ反対の方に。
お花畑の方に行こうっと♪
もう、全く目が離せないんだから~
見るからにしっかりしてきましたね。
<5月11日>
前の週末に大雨が降ったので雛がどうしているか心配して、出勤前に立ち寄りました。
やった!親ケリの警戒音が聞こえるということは雛はちゃんといるということです。
一羽は屋根の上。イメージ的にはお父さんかな。
もう一羽(私の想像ではお母さん)は休耕畑の方にいました。
目線の先の方に・・・
お~、雛鳥がいましたね!もうかなり大きくなって、顔つきもキリっとしています。
親と子の位置関係はこんな感じ(左)、奥の方に子供が二羽(右)
遠目には結構大きく見えますね。
<5月25日>
その後、忙しくて足が運べず、最初に雛を見てから1ヵ月以上たってしまいました。
もう巣立ってしまったでしょうか。
いえいえ、ちゃんと警戒音が聞こえます。
どこにいるのでしょうか。
あ、あそこに。あれ、ご夫婦?
いえいえ、後ろの方のケリは大きさは同じくらいでしたが、全体が幼いです。
もう若鳥と言ってもいいほど大きくなった雛鳥です。
ああ、お父さんは屋根の上でした。
この大きくなった雛ちゃん、シロツメクサが生える畦道をとことこ歩いて・・・
ちょっとしつこいけど、あまりに可愛かったので見てくださいね!
お母ちゃ~ん!
ときどき、お母さんの方を眺めます。
危ないことしたらあかんよ。
お分かりでしょうか。どんどん近づいてきています。
「楽しいな~」
最大ズームで撮っていたのですが、最後は足が画面からはみ出すほどに。
突然、気づいたのかくるっと振り向いてとことこと帰っていきました。
お母ちゃん、冒険してきたよ~
孵化から1ヵ月で巣立ちとのことですが、まだまだ行動がお子ちゃますぎです。
ちなみに、この日は1羽しか雛の姿を見ませんでした。
(写真がとれなかったのですが、この数日前に2羽見ています)
ひょっとして、残りの2羽は巣立ったのかもしれませんね。
そうだったらいいな~
長々と記録をご覧いただき、ありがとうございました!
【撮影:2023/4-5 宇治市】
日本全国と言いながら、結構偏っていますよね。
中部地方の方にとっては、まるでカラスのようなものなのかも(笑)
温暖化でケリが下北まで遠征してくれるかも‥
ケリの飛翔はダイナミックですね!
でも、滅多に飛んでいるところには出会いません。
威嚇でもいいから、飛んで欲しいです(笑)
おっしゃる通り、後ろ姿もキュートですね。
なかなか親離れできていないようで心配ですが、さすがにもう独り立ちしたかな?
しばらく雨ばかりのようなので、子育て中、巣立ったばかりの鳥にとっては過酷ですね。
例年梅雨までには子育てが終わっているでしょうに‥
津軽の方では期待できるかもしれませんが下北地方はいないようですね。
危急種になっているんですか。
こんばんは~
昨年も見せて頂きましたね。雛誕生し大きくなって
歩く姿が可愛い!
特に後ろ姿がなんともいえないですね。
親の飛躍はとっても綺麗ですよね
ここなんねんもはいけんしていないので嬉しく
拝見いたしましたありがとう御座います!
なるほど、中部から近畿にかなり偏っていますね。
どうりで、見たときの温度差があるわけです。
こちらでも結構普通に見られる鳥ですよ~
貴重な情報をありがとうございました!!
この上ないお褒めの言葉をありがとうございました。
最初は4月に投稿しようと思ったのですが、お散歩に行く度に写真を増え、最後はケリ目当てに行くようになりました。
(雨の後、早朝から見に行ったので呆れられましたが・・・笑)
ケリはチドリの仲間の中では最大級の大きさなのだそうです。
確かに「チドリ」というイメージではないですね。
目元が黄色く、ちょっと強面ですが、子供思いの優しい鳥さんです。
お近くで見られたらいいですね!と言いたいのですが、なぜか千葉では絶滅危惧種に指定されいてるそうですよ。
不思議ですね。。。
でももし見つけたらすごい大手柄かも!
https://www.bird-atlas.jp/bbafig/%E3%82%B1%E3%83%AA.png
よく分かりませんが、繁殖は農作業の影響を強くうけるようなので、田植えの早い地域にはあまりいないのかもしれませんね。
私が雛を観察した場所は、それほど広くないのですが、田植えの前の田んぼに、耕してこれから苗を植える畑など、子育てに好都合な条件が揃っていたようです。
子育て時期以外はあまり鳴かないのですが、通年同じ場所にいるみたいですよ。
おっしゃる通り、幼鳥って可愛いですよね!
最後のどんどん近づいてくる幼鳥の姿は本当にキュートでした。
息は止めませんでしたが(笑)、写真はとりまくりました。
こんな時だけはちゃんとした望遠の一眼レフが欲しくなります。
本能なのかもしれませんが、子供を守る姿はうるさいですが、尊いです。
この1カ月半ほどは、通るたびに楽しみに探していました。
同じ京都でも北部の方ではあまり見られないようですが、おそらく子育てが終わるまでに田植えが始まってしまうのだと思います。
その点、南部の宇治では田植えが遅いので、十分子育てに間に合うようです。
今の時期は土の中に色々な虫がいるので、エサには不自由しなさそうですね。
無事に大きく育ってくれてホッとしました。
ケリは日本全国にいますが、青森では少なくなって「危急種」に指定されているそうです。
なので、見るのは難しいのかもしれませんね。
ケリの鳴き声は本当に大音量です。
(YouTubeか何かで聞いてみてください)
ヒヨドリは数が多いとうるさいですが、ケリは一羽だけでもはるか遠くから鳴いているのが分かります。
観察の後の方では、ケリの鳴き声を聞くだけで雛の無事が分かって良かったです。
きっとカラスや猫などから子供を守っていたんでしょうね。
母性愛(父性愛)が強い鳥なのかなと思いました。
親は結構気の強い顔だちですが、雛は可愛いですよね^^
調べてみたら、ケリは特に東海地方に多いと書いてありました。
繁殖シーズン以外は徒党を組んで行動していると・・・
きっと気が強いケリが集まっているのでしょうね。
こちらのケリは、大きな声で鳴くものの、屋根にとまったケリが急降下・・・なんてことはありません。
所在投げにキョロキョロして「何してんの?」と思ってしまいます^^;
逃げないのは、雛を守るためと分かっているので、健気だな~って思います。
上空から威嚇って、まるでカラスですね。
私も飛んでいるところを撮りたいので、たまには威嚇してほしいです。
調べてみると、ケリは日本全国に飛び飛びにいるみたいで、千葉や埼玉は絶滅危惧種に指定されているようですよ。
田んぼなど子育てに向いた場所がありそうなのに不思議ですね。
今年はシジュウカラは子育てに来てくれなかったのですね。
メジロの雛は迷い込んだのでしょうか。
いまだにメジロは電線などで囀っていますので、まだ恋シーズンが終わっていないの?と思ってしまいました。
明日の道草日記、ますますスクロールしないと見られなくなっています。
ご面倒をおかけしますが、どうぞ見てやってくださいませ。
比較的よく見かける鳥ですが、結構目つきが鋭く威嚇されるとビビります。
(だんだん慣れてきましたが)
親は子供と少し離れた場所で鳴いているのですが、視線を見ていると子供の場所が分かります。
やはり気になるのでしょうね。
3羽の雛のうち、最後は1羽しか見られませんでしたが、残りの2羽は既に巣立ったと信じたいです。
調べてみたら、日本全国に分布しますが、田畑が少なくなるにつれて減っているようですね。
地元では少ないながらもそこここに田畑があるため、1か所の田んぼ=1ペアみたいな感じでいるようです。
鳴き声は本当にうるさくて、どうして近づいているのが分かるのかと思うほど、遠くから鳴き始めます。
夫婦で子供たちを守る姿には心打たれます。
雨の降り続いた週末はどうやって雛を守っていたのでしょう。
梅雨を楽しむ・・そうですよね。
もうしばらくしたらアジサイのシーズン。
少しくらいの雨にめげず、見に行きたいものです。
つみかんさん、こんばんは」の間違いです。訂正して、お詫びいたします。
素晴らしいケリの成長記録を見せていただき、とても感動しています。1カ月
に渡り、雛が生まれてから、一人で散歩ができるまでの雛と親子の動きを根気
よく、見事に撮ることができましたね。これは、なつみかんさんのブログの中
でも最高傑作の一つだと私は思います。(^.^)
ケリは私が鳥の写真を撮り始めてから初めて名前を知った鳥です。私自身はま
だ直接見たことはありませんが、ブログ等で度々目にする程度です。今日のな
つみかんさんの説明で、私でも身近で見る事のできる鳥だと良くわかりました。
これからは、ケリに出会えるよう、日々の行動で関心を持とうと思います。(^
.^)
足が長い野鳥なのですネ。
もしかしたら地域性のある野鳥ですか?
幼鳥の姿を月日を追って観察されて・・・
とても楽しく拝見しました。
どの野鳥達も幼鳥のうちはかなり育ってもプックリとした姿が愛らしいですネ。
警戒する事なくどんどん近付いて来るなんて・・・もう最高!
私がこんな機会に恵まれたら、息を止めて・・・死にそうになって写すと思います。(笑)
足が長いスマートな鳥ですね
子育て中のケリの番が雛を守るために鋭く鳴いて、警戒していたのですか。
子供を守る親は必死なんですね。
何度も見に行かれて、雛がだんだん大きくなっていく様子が分かりました。
最後の頃は子供っぽいとはいえ、立派になりましたね。
何度も通ってお疲れ様でした。
ケリ こちらにもいると思うんですがまだ見たことがありません。
見なさん一同に「煩い」と言いますがヒヨドリなんてものじゃないですか。
子育ての観察 何度も通って完成したんですね。
凄いことです。
キジの母親も遠巻きに沢山の雛を見守っていましたよ。
親はみんな一緒ですね。
無事に巣立って行きますように! ピエロ
血走った目をして、空の上からわざわざ威嚇してきます(おかげでこの時期のケリは空を飛ぶ姿が容易に撮影できます)
冬のケリは優しい、近づくとちゃんと逃げていきます(^^)
ケリは生息域が比較的限られてるんですね
近くに繁殖地があってよかったですね。
そして、6週間に亘る観察、お疲れさまでした。
野鳥の子育ての時期がそろそろ終盤になってきました。
今年、我が家のヤマボウシの樹に架けた巣箱は空のままです。
代わりにメジロのヒナがやってきたりして、不思議なシーズンでした。
明日は道草日記ですね。
一年の中でもっとも野草の花が多い時期です。
お忙しかったことでしょう。
拝見するのを楽しみにしています。
こども ほんとに可愛いですね
以前教えられて子育て中のケリ見ましたが
田んぼに同化していて なかなか見つけられなかったのを
思い出しました
ここ数年 ケリには会えていないので たまには 見たいですね~
私の行動範囲だと、見たことないですよ(@_@)
人などの外敵が近付くと、鳴きながら激しく威嚇、追い払う
鳴き声から、ケリですか、勉強になります。
色々な野鳥が子育てする時期、
ケリのお父さん、お母さん、そして幼鳥たち、
まさに家族で、過ごしているのを楽しませていただきました。
梅雨ですねぇ
それでも梅雨を楽しんで行きましょう(^.^)/